Salesforce Go を開始する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- Salesforce Go がどのようにビジネス目標と最適な機能を結び付けるかを説明する。
- Salesforce Go がどのように設定を効率化し、ユーザーの採用を促進するかを説明する。
多くの Salesforce システム管理者と同じように、あなたも毎朝、管理コンソールのダッシュボードを開くたびに、まだ引き出されていない可能性に気づいているでしょう。
組織は急速に成長してきました。新しいチームが増え、新しいツールも増えています。要求は絶え間なく送られて来ます。かつてはシンプルだった設定も、今では複雑になりすぎて手に負えなくなりつつあります。それでも、あなたはプロセスをカスタマイズし、ユーザーを管理し、不具合を修正しながら、あらゆる部署から届く問い合わせに対応しなければなりません。
新しい営業担当のオンボーディングやフローの調整、ぎっしり詰まった ToDo リストの管理に追われる中で、あることに気が付きます。未使用のままのライセンスが残っていたり、たまにしかログインしないユーザーがいたりするのです。貴重な機能が活用されていないのは、その機能が役に立たないからではなく、ユーザーもシステム管理者も新しい機能に対応する余裕がないからです。
数か月前に営業マネージャーから受けた依頼の内容を書いたメモが観葉植物の鉢に貼ってあります。「営業担当が見込みのある商談を優先して、成立しそうもない商談に時間を浪費しないようにするために、よりスマートな方法が必要。」
そのメモは今も貼ってあります。まるであなたを見つめているようです。
Salesforce には、数多くの製品と機能から成る広大なエコシステムがあります。それぞれの製品や機能は、効果的に活用できれば大きな影響を生み出す可能性を秘めています。ですが、システム管理者は、会社で利用できる機能を把握してから、それらが具体的な課題をどう解決するかを理解し、ユーザーがシームレスに導入できるように設定して、機能の採用を促進しなければなりません。もう、やるべきことが分散し過ぎて、どこから手をつければよいのかわからなくなってしまいます。今、必要とされているのは、信頼できる一元的なリソースです。それによって、Salesforce への投資の価値を迅速に、明確に、そして最大限に引き出せるようになるのです。それが、Salesforce Go です。
Salesforce Go の紹介
Salesforce Go は Salesforce とのエンゲージメントのあり方を一新し、あらゆるツール、インサイト、可能性を、影響を最大化して結果を加速するように設計された 1 つのシンプルなハブに集約します。もっと簡単に言えば、Salesforce Go は Salesforce の機能を発見、確認、有効化して、いろいろと試してみることができる、オールインワンのプレイグラウンドです。必要な機能をあちこち探し回ったり、面倒な設定にうんざりしたりする日々は、もう終わりです。Salesforce Go はすべてを 1 か所に集約して、ビジネス目標に最適なツールを結び付けやすくします。具体的には、
次のような支援を提供します。
目標に適した機能を発見
Salesforce システム管理者として、あなたの目標は明確です。ビジネス課題を解決し、生産性を高めるために、プラットフォームの可能性を最大限に引き出すことです。Salesforce は膨大な製品と機能のエコシステムを提供しており、その力は計り知れません。ですが、適切なタイミングで適切なツールを見つけることは容易ではありません。たとえば、モバイルワーカーの効率向上を目指すフィールドサービスの専門家や、顧客ごとに資産管理をカスタマイズしたい金融サービスのプロフェッショナルなど、ニーズは人それぞれです。Salesforce Go はこの複雑さを解消します。特定のビジネス目標に合わせて機能を厳選し、セットとしてまとめてくれるのです。明確な目標さえあれば、影響が大きく、価値を生み出す機能を見つけることは、単に「できる」のではなく、「直感的にできる」ようになります。
すばやく、しかも一貫して設定
Salesforce は、すべての組織に同じ方法で導入できるものではありません。目指しているビジネスの成果が同じであっても、会社やセクターごと、さらには Salesforce システム管理者ごとに異なる方法が存在します。ですが、その過程は複雑です。事前条件や権限設定、相互に繋がりのない設定手順がたくさんあります。まるで地図を持たずに荒野を進んでいるように感じることさえあります。Salesforce Go は、一貫性のあるシームレスな設定エクスペリエンスを提供することで、このプロセスに明確な道筋を示します。各機能は数分で有効化できるようになり、ステップバイステップの設定ガイドや、必要なときに必要なドキュメントがコンテキストに応じて提供されます。その結果、設定の障害が減り、設定がスピードアップして、価値創出までスムーズにたどり着けるようになります。
採用を促進
Salesforce の機能の導入は、業務フローを効率的にするための第一歩にすぎません。こうしたツールが十分に活用され、ビジネスプロセスに自然に組み込まれなければ、根本的な課題は解決されません。Salesforce Go を使用すれば、ライセンスの割り当て状況や使用状況を可視化できます。これにより、採用を促し、プラットフォームの可能性を最大限に引き出して、生産性を向上させることができます。
機能を見つけて、すばやく設定し、従業員の業務フローにシームレスに追加したいのなら、Salesforce Go におまかせください。すべてが 1 か所に集約されているので、タブを行き来したり、ややこしい設定メニューをさまよったりする必要はありません。そのアクセスと導入がいかに簡単であるかを、実際に見てみましょう。
Salesforce Go を開始する
Salesforce Go には、ホームページから 1 ステップでアクセスできます。
-
をクリックします。
- ドロップダウンメニューから [Salesforce Go] を選択します。
これで完了です。Salesforce Go のホームページが表示されます。このページは、システム管理者が業務を効率化するための最適なツールを入手できるワンストップショップです。
次の単元では、Salesforce Go のインターフェースを確認し、その機能を操作して最大限に活用する方法を学びます。