Lightning 対応のリッチパブリッシャーアプリケーションの使用開始
学習の目的
- リッチパブリッシャーアプリケーションの概要を説明する。
- リッチパブリッシャーアプリケーションの使用事例をいくつか挙げる。
- リッチパブリッシャーアプリケーションの基本的なアーキテクチャについて説明する。
競争優位性の獲得
フィード投稿にファイルやリンクを追加するだけでなく、ライブ動画、目を引く GIF、対話型ウィジェットを添付することを想像してみてください。リッチパブリッシャーアプリケーションプラットフォームを使用すると、ほぼどのようなことでも可能です。このプラットフォームを使用して、カスタムアプリケーションを作成、設定し、5 個までフィードパブリッシャーに統合できます。ユーザに「今すぐここで使用できる」便利さを提供し、競合他社の先を行きましょう。
リッチパブリッシャーアプリケーションを使用すると、次のことができます。
- ケースを投稿に添付する。
- GIF や名言を挿入する。
- ビデオミーティングを開始する。
- Trailhead モジュールを添付する。
- [あなたのアイデアをここに追加してください!]
このモジュールでは、リッチパブリッシャーアプリケーションを作成して、フィードをより動的にし、サードパーティサービスで使用できるようにする方法を説明します。
リッチパブリッシャーアプリケーションのしくみ
リッチパブリッシャーアプリケーションプラットフォームには、対話型アプリケーションを作成してフィードパブリッシャーに統合するために必要なツールがすべて揃っています。
リッチパブリッシャーアプリケーションをサイトに追加するには 3 つの方法があります。
- AppExchange からアプリケーションを入手する。
- 組織のカスタムアプリケーションを作成する。
- 変更セットまたはパッケージを使用してアプリケーションを移植する。
組織からサイトへ
リッチパブリッシャーアプリケーションを組織に追加したら、その組織のすべての Experience Cloud サイトで使用できるようになります。サイトマネージャとシステム管理者は、サイトの [管理] ワークスペースでアプリケーションを選択して有効にできます。
サイトにリッチパブリッシャーアプリケーションを追加すると、メンバーには、パブリッシャーの の横にアプリケーションのアイコンが表示されます。
次の例では、3 つのカスタムアプリケーションインテグレーションがあるフィードパブリッシャーを示します。ケース (1)、GIF (2)、Trailhead モジュール (3) を添付するためのアイコンがあります。
サイトからパブリッシャーへ
リッチパブリッシャーアプリケーションアイコンは、グループ、トピック、ダイレクトメッセージ、ユーザプロファイルのフィードの投稿パブリッシャーや質問パブリッシャーに表示されます。アンケートパブリッシャーには表示されません。
サイトメンバーは、アイコンをクリックして選択ボックスを開きます。
選択したら、[追加] をクリックし、[共有] または [質問する] をクリックします。Salesforce がその投稿と添付ファイルを公開します。
主要な開発概念
次の単元では、動的なリッチパブリッシャーアプリケーションを作成する手順を学習します。そのためには、いくつかの概念を理解しておくと役に立ちます。
ペイロードは、リッチパブリッシャーアプリケーションの開発における主要な概念です。ペイロードは、フィード項目表現の一部で、フィード項目に添付される対象 (動画、GIF、ウィジェットなど) です。
ペイロードには、文字列、base64 符号化 JSON オブジェクトなど、何でも選択できます。開発者がペイロードをコントロールできます。
Salesforce は、API でフィード項目を取得すると、次の処理を行います。
- ペイロードをフィード項目に関連付ける。
- ペイロードを取得する。
- ペイロードを送信し、フィードにフィード項目データと一緒に表示されるようにする。
次は、アーキテクチャの概要を見てみましょう。
リッチパブリッシャーアプリケーションの 4 つの主要コンポーネント
- 構成コンポーネント (Lightning コンポーネント)
- 表示コンポーネント (Lightning コンポーネント)
- アイコン (パブリッシャーに表示される画像ファイル)
- ローカライズ可能な表示ラベル (ヘッダーとフロート表示テキスト)
次は、こうした要素を作成し、それらを一緒にまとめて動的なリッチパブリッシャーアプリケーションにするプロセスを手順に沿って学習します。