フローをテストする
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- フローをテストする準備を行う。
- フローをテストして、Gmail の手書きのリードを Salesforce のリードと Slack の通知に自動的に同期することを確認する。
フローをテストする準備を行う
フローを設計したら、エンドツーエンドでテストしてデータが問題なく同期することを確認する必要があります。
このベストプラクティスは、テスト用のシステムとデータを使用してフローをテストすることです。テストの終了後、本番用のシステムとデータを使用してフローを実行します。Salesforce については、Sandbox 組織を使用してフローをテストし、本番組織でフローを実行します。
また、フローのあらゆるパスをテストすることもベストプラクティスです。たとえば、フローの If/Else ブロックに If ブランチと Else ブランチがある場合、必ず両方のブランチをテストします。
テストは概して 10 分以内に終了します。テストが完了した時点、または 10 分を経過した時点でテストが停止します。テストに必要なアプリケーションとデータを揃えたうえでテストを開始することをお勧めします。
このユースケースでは、件名に meetup が含まれ、ファイルが添付されているメールが Gmail アカウントに届くと、フローがトリガーされます。まず、任意のメールアカウントにログインし、件名に meetup を含めてファイルを添付したメールを作成して、指定されている Gmail アカウントに送信します。
次に、以下を確認する準備をします。
- 抽出されたリードに対応するリードが NTO 組織に存在しない場合は、Sales Cloud でリードが作成される。
- 関連するリードの詳細を含むメッセージが sales-leads Slack チャンネルに表示される。
最後に、Sales Cloud にリードが存在する場合に、対応するリードが Sales Cloud に作成されず、Slack に通知が表示されないことを確認する準備をします。
フローをテストする
次の手順に従ってフローをテストします。
- [Sync Leads using MuleSoft RPA - Gmail to Salesforce to Slack (MuleSoft RPA を使用してリードを同期 - Gmail、Salesforce、Slack の順)] フローで、[Test (テスト)] をクリックします。フローが参照のみモードになります。
メモ: テストの実行中に停止する場合は、[Stop Test (テストを停止)] をクリックします。 - ユーザー名とパスワードを使用して任意のメールアカウントにログインします。
- 次の情報でメールを作成します。
- To (送信先): リードの送信先として指定されている Gmail アカウント
- Subject (件名):
Automation meetup leads
(自動化ミートアップリード)
- リードファイルをメールに添付します。この例では、単元 1 で示された添付ファイルを使用します。
- [送信] をクリックします。
- フローに戻り、テストが完了するまで待機します。フローの For Each ブロックのステップ 3、4、5 に緑のチェックマークが表示された場合は、フローが正常に実行されたことを示します。
- ユーザー名とパスワードを使用して NTO 組織にログインします。
- アプリケーションランチャーで、
セールス
と入力し、[セールス] を選択して Sales Cloud を起動します。 -
[リード] タブをクリックし、[すべての進行中リード] を選択し、6 件の新しいリードが Sales Cloud に作成されていることを確認します。
- いずれかのリードを開いて、フローで指定したとおりに説明が表示されることを確認します。
- NTO Slack ワークスペースを開き、sales-leads チャンネルにリード通知が表示されることを確認します。フローで *New lead:* (*新規リード:*) を使用したため、Slack では New lead: (新規リード:) として表示されています。
- [Sync Leads using MuleSoft RPA - Gmail to Salesforce to Slack (MuleSoft RPA を使用してリードを同期 - Gmail、Salesforce、Slack の順)] フローで、[Test (テスト)] を再びクリックします。
- Gmail に戻って、この手順のステップ 3 ~ 5 を繰り返し、同じ添付ファイルを使用して別のメールを作成します。
- フローに戻り、テストが完了するまで待機します。フローの For Each ブロックのステップ 3 のみに緑のチェックマークが表示された場合は、フローが正常に実行されたことを示します。リードが Sales Cloud に存在しているため、If/Else ブロックの If ブロックが false に評価され、関連付けられている 2 つのステップ (ステップ 4 および 5) は実行されませんでした。
- NTO 組織の Sales Cloud で、新しいリードが作成されていないことを確認します。
- NTO Slack ワークスペースで、sales-leads チャンネルに新しい通知が表示されていないことを確認します。
- 各自の添付ファイルでステップ 1 ~ 16 を繰り返して別のメールをテストします。フローが問題なく動作するはずです。
お疲れさまでした。次の単元では、本番環境でフローをアクティブ化して監視し、トラブルシューティングする方法を学習します。