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他の機能を使用した Consumer Goods Cloud の拡張

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Lightning アプリケーションビルダーの機能について説明する。
  • フローへのアクセス権をユーザーに付与する。
  • Salesforce Maps を有効にする。
  • フローを有効にする。
  • 販売計画を有効にする。

Lightning アプリケーションビルダーでカスタマイズする

営業マネージャーとフィールド営業担当には適切な情報を適切なタイミングで提供する必要があります。Lightning アプリケーションビルダーを使用すると、コードを一切書かずにページやコンポーネントをカスタマイズできます。Lightning アプリケーションビルダーでは、次のことができます。

Lightning アプリケーションビルダーで Einstein Analytics ダッシュボードコンポーネントがページレイアウトにドラッグアンドドロップされている様子を示す店舗レコードページ。

営業マネージャー向けに Einstein Analytics ダッシュボード、地図コンポーネント、その他の標準およびカスタムコンポーネントをさまざまなページに組み込むことができます。たとえば、[Store Insights (店舗インサイト)] ダッシュボードを小売店舗レコードページに組み込んでコンテキスト情報を提供できます。

現場での Chantelle のエクスペリエンスを強化するために、CG モバイルアプリケーションにフィールド営業担当が必要とする主要な情報が表示されるように設計することもできます。たとえば、Chantelle はホームページで最新の交通情報や天気予報をその日の訪問と一緒に確認して準備できるようにしたいと考えています。Gustavo も Chantelle が [注文の詳細] ページで電子署名コンポーネントにアクセスし、注文を確認する前に店長の署名を取得できるようにすることを求めています。Fatima はカスタム Lightning コンポーネントを作成して [訪問] および [注文の詳細] モバイルアプリケーションページに追加できます。

モバイルアプリケーション内の電子署名カスタムコンポーネント。

フローに従う

CG Cloud は、ほぼすべてのリテールエグゼキューション企業が実行する主要なタスク種別に対応する一方で、常に柔軟性のための余地も残しています。営業マネージャーは、自動化可能な定型作業に時間と労力を費やさずにすむように、高度に調整されたワークフローを求めています。

Gustavo はアクションプランテンプレートと調査タスクを使用して特定のタスクセットのテンプレートを作成し、そのテンプレートを訪問に割り当てることができます。ただし、テンプレートに追加できるタスク種別は定義済みタスクのみです。そのため、営業担当が小売店舗で実行できる活動の範囲をさまざまな条件やルールに基づいて広げられるワークフローを作成する必要性を感じています。

朗報です! Fatima が Salesforce フローを使用して自動起動フローを作成し、それを Gustavo がアクションプランテンプレートに追加できます。そのため、Gustavo にフローへのアクセス権を付与します。

  1. 設定 をクリックし、[設定] を選択します。
  2. [クイック検索] ボックスに Profiles (プロファイル) と入力し、[プロファイル] を選択します。
  3. フローアクセス権を付与するユーザープロファイルの [編集] をクリックします。
  4. [一般ユーザー権限] で、[フローの管理] および [フローを実行] を選択します。
  5. [保存] をクリックします。

フローベースのタスクにより、Alpine Group は店舗でのタスク実行で条件分岐とビジネス固有のロジックを使用できます。また、商品デモなど、定義済み調査タスクのカテゴリに該当しない活動の場合、Gustavo は定義済みフローをアクションテンプレートに追加するだけで済みます。

Flow Builder でリテールエグゼキューションプロセスのルールとトリガーを定義するビジネスフロー。

Salesforce Maps の探索

時間は貴重です。1 日に平均 5 店舗を訪問する Chantelle のようなフィールド営業担当なら尚更です。小売店舗の訪問と監査の生産性を高める必要がありますが、渋滞に巻き込まれると生産性に影響します。

CG Cloud では、Salesforce Maps を使用し、距離、移動時間、店舗の営業時間に基づいて最適な店舗訪問の順序を決定します。Fatima はスマートな訪問計画を作成し、最適化された訪問順序によってフィールド営業担当の生産性を高めることができます。

Alpine Group で Salesforce Maps を有効にします。

  1. 設定 をクリックし、[設定] を選択します。
  2. [クイック検索] ボックスに、Installed Packages (インストール済みパッケージ) と入力します。
  3. [パッケージ] で [インストール済みパッケージ] を選択します。
  4. Salesforce Maps で、[設定] をクリックします。
  5. [Base Object (ベースオブジェクト)] をクリックします。
  6. [New (新規)] をクリックして新規ベースオブジェクトを追加し、次の詳細を追加します。
    1. [View All Salesforce Objects (Salesforce のすべてのオブジェクトを表示)] を有効にします。
    2. Base Object (ベースオブジェクト): Retail Store (小売店舗)
    3. Name (名前): Retail Store (小売店舗)
    4. Address Location (住所の場所): Location ID (ロケーション ID)
      [設定] の [Salesforce Maps] セクションにある、項目が入力された [Base Object (ベースオブジェクト)] ページ。
    5. Street (町名・番地): Driving Directions (進行方向)
    6. Latitude (緯度): Latitude (緯度)
    7. Longitude (経度): Longitude (経度)
    8. Map It ズームレベル: City (市区郡)
  7. [保存] をクリックします。

[設定] の [Salesforce Maps] セクションにある [Base Object (ベースオブジェクト)] ページの [Address Fields (住所項目)] セクション。

Salesforce Maps Advanced のルートとテンプレートを使用することで、Alpine Group はすべての現場で効率を最大化できます。その方法は、次のとおりです。

  • Gustavo は、ビジネスロジック、顧客の近接度、店舗の優先度、サービスレベル契約、店舗のパフォーマンスなどを使用して店舗訪問の順序を作成できます。
  • Alpine Group の営業マネージャーは、場所、交通情報、カレンダーの対応可能時間などに基づいてリアルタイムでスケジュールとルートを最適化できます。
  • システム管理者は、垂直方向の空間を地図に追加し、集中キャンペーン、新商品の紹介、アップセル商談、売上低迷地域、取引先などに基づいてデータを表示する地図レイヤーを作成できます。店舗のパフォーマンスに基づいて検索結果が色分けされるため、取引先マネージャーは注意が必要な店舗を容易に特定できます。
  • Chantelle のようなフィールド営業担当は、モバイルデバイスでその日の最適化された訪問リストを取得し、自分用に選択されたルートを簡単に辿ることができます。

モバイルアプリケーションの訪問予定ルート。

販売計画を使用した交渉

Alpine Group の取引先マネージャーは、NTO のような小売店パートナーと商品価格、数量、割引について交渉します。これらの交渉が計画商品指標の基礎になります。訪問時、フィールド営業担当はさまざまな商品 KPI の実績値を収集します。取引先マネージャーは、順守状況を簡単に追跡できるように、商品の目標値と実績値を統合したビューを必要としています。Fatima にはその答えがわかっています。販売計画です。

取引先マネージャーは販売計画を使用して、商品の統合ビューの取得、業績評価指標の追跡、利益と収益の予測、長期的なビジネス関係の構築を行うことができます。調査インジケーター定義の対象を自動的に割り当てることができるため、営業マネージャーは適切に値を取得できます。さらに、注文収集のリアルタイムの更新を注文の数量と収益に自動反映することもできます。

Fatima と一緒に Alpine Group の販売計画を有効にしましょう。

  1. 設定 をクリックし、[設定] を選択します。
  2. [クイック検索] ボックスに、製造と入力します。
  3. [販売計画] をクリックして、[販売計画] をオンにします。
  4. [実績計算モード] で次のいずれかのオプションを選択します。Fatima は [直接注文から自動] を選択します。
    1. 直接注文から自動
    2. 注文から契約まで自動
    3. API アップロードを手動で使用
  5. [計画期間指標] セクションで、Fatima は [Planned Quantity (計画数量)]、[Planned Amount (計画金額)]、[Actual Quantity (実際の数量)]、[Actual Amount (実際の金額)]、[販売価格]、[Inventory Level (在庫レベル)]、[割引率] を [選択可能な指標] リストから [選択済みの指標] リストに移動します。これらの指標は、取引先マネージャーが [計画期間] 表示で参照したいと思っているものです。

[設定] の [販売計画] ページの [契約期間指標] セクション。

タスクを実行に移す

訪問作成とタスク管理は面倒な作業になりがちです。(特にそれぞれのタスクセットは同じままなのに一度に 1 つずつ訪問を作成する場合)。たとえば、Chantelle や他の多くのフィールド営業担当は、中規模の店舗グループに属する小売店を訪問するたびに次のタスクを実行します。

  • 3 つの商品と 4 つの商品カテゴリの在庫確認タスク
  • 6 つの商品の棚割確認
  • プロモーション確認
  • 新商品についてのフィードバックを収集するための店舗内アンケート
  • 欠品商品の注文
  • ガラスドア陳列資産確認

Fatima は、このパターンを使用できる方法を見つけて営業マネージャーの繰り返しタスクを減らそうとしています。アクションプランテンプレートでそれが可能になります!

Alpine Group ロゴの付いたカチンコとその横にあるアクションプランのチェックリストが挟まれたクリップボード。

アクションプランテンプレートフレームワークを使用すると、Gustavo が上記の 6 つのタスクの詳細を追加して、テンプレートを一定期間内の複数の訪問に適用できます。アクションプランテンプレートでは、調査タスク定義だけでなく、関連付けられた調査インジケーター定義も収集されます。 

タスク定義は、名前、説明、カテゴリ、タスク種別などの情報が保持されるレコードです。つまり、Gustavo がテンプレートを 1 つの訪問に関連付けると、Chantelle のようなフィールド営業担当者は収集されたタスクのリストと評価指標を訪問中に確認できます。Gustavo がテンプレートを訪問に関連付けると、アクションプランはこのリストのランタイムインスタンスになります。

訪問に含まれる調査タスクが表示されたアクションプランレコード。

Fatima のおかげで Alpine Group のビジネスは順調に進んでいます。営業マネージャー、取引先マネージャー、フィールド営業担当ができることの範囲が大きく広がりました。

次の単元では、Gustavo と Chantelle が店舗訪問の計画と管理を行う際に CG Cloud と RE アプリケーションがどのように役立つかを詳しく説明します。

リソース

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