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フロートリガーエクスプローラーの概要

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • フロートリガーエクスプローラーを使用して、オブジェクトと自動化に関する情報にアクセスする。
  • フロートリガーエクスプローラーを使用して、レコードトリガーフローの実行順序を変更する。
  • [時間ベースのワークフロー] ページを使用して、フローの個々のインスタンスで待機中のアクションを監視する。

フロートリガーエクスプローラーを使用して、レコードトリガーフローを管理します。このツールは標準の [フロー] リストビューよりインタラクティブで、視覚性に優れています。フロートリガーエクスプローラーを使用すると、オブジェクトを選択し、関連付けられているフローのうち、レコードが作成、更新、削除されたときに実行されるものをすべて表示したり、フローの実行順序を変更したりすることができます。このインターフェースでは、同じ状況で実行されるすべてのフローを簡単にナビゲートして、順序を指定できます。また、個々のフローの詳細を表示したり、バージョンを管理したりすることもできます。

メモ

フロートリガーエクスプローラーでは、レコードトリガーオーケストレーションを表示して並び替えることもできます。レコードトリガーフローとレコードトリガーオーケストレーションが入り混じった順序にすることも可能です! ただし、このバッジではレコードトリガーフローについて説明します。

フロートリガーエクスプローラーを開く

この例では、以前に作成した [Closed Won Opportunities (成立商談)] フローを活用します。

  1. [Closed Won Opportunities (成立商談)] フローがまだ開いていない場合は、このフローを開きます。即時実行するブランチと 5 日後に実行するブランチの 2 つを設定して完成させたフロー。
  2. 開始要素の下にある [商談のフロートリガーエクスプローラーを開く] をクリックします。フローのトリガーが別のオブジェクトに設定されている場合は、そのオブジェクトが表示されます。
メモ

フロートリガーエクスプローラーには、オブジェクトマネージャーまたは [フロー] リストビューからアクセスできます。オブジェクトマネージャーからアクセスする場合は、管理するフローが設定されているオブジェクトをクリックし、[フロートリガー] をクリックしてから、[フロートリガーエクスプローラー] をクリックします。[フロー] リストビューからアクセスする場合は、[新規フロー] ボタンの横にある [フロートリガーエクスプローラー] をクリックします。

フロートリガーエクスプローラーを試す

クイックツアーを開始しましょう。フロートリガーエクスプローラーで、カテゴリセクションの 1 つからフローを見つけ、そのフローの行の このドロップダウンをクリックしてこのフローおよびそのバージョンの詳細にアクセスするか、このフローの最新の有効バージョンを開きます をクリックして、[Flow Details and Versions (フローの詳細とバージョン)] をクリックします。[Flow Details (フローの詳細)] パネルが開きます。

[フロートリガーエクスプローラー] 画面。各セクションに以下の説明に対応する番号が付いています。

オブジェクト/トリガーマネージャー (1) 

別のオブジェクトのフローを表示するには、[商談] の横にある下矢印をクリックして別のオブジェクトを選択します。別の種類のレコード変更のフローを表示するには、[更新済み] の横にある下矢印をクリックして、別のトリガー ([作成済み]、[更新済み]、[削除済み]) を選択します。状況やプロセス種別などでフローを絞り込むには、検索条件 をクリックします。

分類されたフロー (2) 

フロートリガーエクスプローラーには、選択したオブジェクトやトリガーに対して実行されるすべてのレコードトリガーフローがリストされます。フローは、実行するタイミングに応じて、レコードの保存前、レコードの保存後、非同期に分類されます。このグループ内では、実行順に表示されます。

メモ

[非同期に実行] グループについては、フローが表示順序どおり実行される保証がありません。非同期実行という性質上、実行のタイミングを確定できないためです。

状況と詳細パネル (3) 

[フローの詳細] セクションには、フローの次の事項が表示されます。

  • [フローを開く] ボタン
  • 名前と説明
  • バージョン番号
  • 状況
  • 最終更新者
  • プロセス種別
  • トリガー

[バージョン] セクションには、フローのすべてのバージョンが表示されます。また、Flow Builder にフローを開くための [開く] ボタンと、フローの有効な状況を管理するための [有効化]/[無効化] ボタンも示されます。

フローの順序を変更する

同じトリガーから実行されるフローが複数ある場合、そのうちの 1 つを他のフローより先に実行する必要のある場合があります。たとえば、項目を編集するフローをその項目を使用する別のフローより先に実行する必要がある場合や、各フローが作成する関連レコードを特定の順序で表示する必要がある場合などです。フロートリガーエクスプローラーを使用すると、各フローを開いて設定を変更しなくても、フローの実行順序を変更できます。

フローの実行順序を変更する手順は、次のとおりです。

  1. 順序を変更するセクションの [順序を編集] ボタンをクリックします。
  2. 順序を変更するフローの横にある ドラッグアンドドロップハンドル をクリックして押したままにします。実行したいフロー順序にこのフローをドラッグします。
  3. このセクションで順序を変更するフローごとに、上記の手順を繰り返します。フロートリガーエクスプローラーでは、移動している各フローが強調表示されるため、どの変更が行われるのかがわかります。
  4. [Update (更新)] をクリックします。
    上記の手順のコントロールの位置に番号付きコールアウトが表示されているフロートリガーエクスプローラー。

キーボードショートカット 

次の便利なキーボードショートカットを使用して、フローをすばやく並び替えることもできます。スペースバーを使用してフローを選択し、矢印キーでフローを目的の位置に移動して、再度スペースバーを使用して新しい位置にドロップします。 

アクション

キーボードショートカット

セクションのフォーカスを切り替え

F6

フローを選択

スペースキー

フローを移動

矢印キー

フローをドロップ

スペースキー

順序の変更をキャンセル

Esc

レコードトリガーフローを監視する

特定のタイプのレコードで特定のトリガーが発生したときに実行されるすべてのフローを確認する方法がわかりました。ところで、将来実行されるパス (商談完了の 5 日後に実行されるパスなど) の個々にスケジュールされたインスタンスを確認するにはどうするのでしょうか? その場合は、[時間ベースのワークフロー] ページを使用します。

[オブジェクト] [次の文字列と一致する] [商談] という検索条件が設定されている [時間ベースのワークフロー] 画面に、待機中のフローのスケジュール済みパスが 1 つ表示されています。

時間ベースのワークフローには、フローの個々のインスタンスが表示されるため、待機中の自動化を監視できます。[Closed Won Opportunities (成立商談)] フローを有効にした場合、重要商談の完了から 5 日未満であれば、その特定の自動化がここにリストされます。

  1. [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに Time (時間) と入力し、[Time-Based Workflow (時間ベースのワークフロー)] を選択します。
  2. [検索] をクリックすると、有効なフローのすべての待機中のアクションが表示されます。
  3. 待機中のアクションのリストを絞り込むには、検索条件 (検索条件種別、演算子、値を使用) を定義して、[検索] をクリックします。検索条件種別は次のとおりです。
    • ワークフロールール、フロー、またはプロセス名: フローの名前を入力します。
    • オブジェクト: フローをトリガーしたオブジェクト。オブジェクト名を単数形で入力します。
    • 予定日: 待機中のアクションの実行予定日。
    • 作成日: フローをトリガーしたレコードの作成日。
    • 自動化タイプ: フローをトリガーした自動化のタイプ。
    • 作成者: フローをトリガーしたレコードを作成したユーザー。
    • ユーザー ID: フローをトリガーしたレコードを作成したユーザーの ID。
    • レコード名: フローをトリガーしたレコードの名前。

条件値は、大文字と小文字を区別しません。

待機中のアクションをキャンセルする手順は、次のとおりです。

  1. キャンセルする待機中のアクションを選択します。
  2. [削除] をクリックします。

お疲れさまでした。レコードトリガーフローを構築して管理し、監視する方法がわかりました! [Closed Won Opportunities (成立商談)] フローにさらなる条件やアクションを追加していろいろ試したり、異なるオブジェクトにフローを作成して、別のレコードトリガーフローの他のオプションを確認したりしてください。

リソース

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