Skip to main content
Join the Agentforce Hackathon on Nov. 18-19 to compete for a $20,000 Grand Prize. Sign up now. Terms apply.

プログラムとリベート種別を作成する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • リベートプログラムを作成してメンバーを登録する。
  • リベート種別を定義する。
  • 発生の計算方法を説明する。
  • 対象資格基準を追加する。

プログラムを作成してメンバーを追加する

Rishi はリベート管理を使用して最初のリベートプログラムを作成するのに必要な情報をすべて入手しました。そこで、次の作業を行います。

  1. アプリケーションランチャー をクリックし、[Rebate Programs (リベートプログラム)] を見つけて選択します。
  2. [新規] をクリックします。
  3. 次の詳細を指定します。
    1. 名前: Annual Rebates Program for APAC Partners (APAC パートナー年間リベートプログラム)
    2. 状況: ドラフト
    3. 開始日: 今年の初日。
    4. 終了日: 今年の最終日。
    5. 頻度: 毎月
    6. 支払計算日数: 10
    7. 取引猶予日数: 5
    8. 説明: Rebate program for partners in APAC offering volume and growth-based incentives. (APAC のパートナー向けに数量ベースのインセンティブと成長ベースのインセンティブを提供するリベートプログラム。)

[Annual Rebates Program for APAC Partners (APAC パートナー年間リベートプログラム)] のレコードページ

プログラムの詳細をいくつか見ていきましょう。このリベートプログラムは 1 年間有効で、毎月支払が行われます。各月末の 10 日後に、前月の取引と支払が処理され、金額がリベート支払オブジェクトとリベートメンバー商品集計オブジェクトに保存されます。 

Rishi は 5 日間の猶予日数を追加し、パートナーが特定の月の請求と請求書を月末の 5 日後まで申請できるようにしました。たとえば、2022 会計年度 1 月期間の支払では 1 月 1 日から 2 月 5 日までのすべての取引が対象となり、支払は 2 月 10 日に計算されます。

次に Rishi は支払期間を作成します。手動で作成するか、プログラムの頻度に基づいて自動的に生成することができます。Rishi は自動的に生成することにします。

  1. [Annual Rebates Program for APAC Partners (APAC パートナー年間リベートプログラム)] レコードを開きます。
  2. リベートプログラムのヘッダーで [支払期間を生成] をクリックします。

リベートプログラムレコードの [関連] タブに 12 個の支払期間がすべて表示されます。

支払期間と [支払期間を生成] アクションが表示されている [Annual Rebates Program for APAC Partners (APAC パートナー年間リベートプログラム)] のレコードページ

毎月の支払期間の名前はプログラムの頻度と Salesforce 組織の会計年度に基づいて入力されます。名前は、「頻度 会計年度」の形式です。たとえば、2022 会計年度にこのプログラム用に生成された最初の支払期間の名前は「January FY 2022」(2022 会計年度 1 月) になります。生成後に支払期間の名前を変更することもできます。特定の期間の支払が計算されると、その期間の [最終計算日] 項目にタイムスタンプが入力されます。

次に Rishi はプログラムにパートナーを登録する必要があります。このプログラムの対象となるすべてのパートナー取引先のリストビューはすでに作成してあります。リストビューの作成方法については、「Lightning Experience でのリストビューの操作」を参照してください。

Rishi は 1 人ずつメンバーを追加することも、リストビューを追加して複数のメンバーを追加することもできます。

メモ
  • 組織がリベートプログラムをどのように管理しているかに応じて、セグメント化されたリストからの複数の取引先をリベートプログラムに含めることも、1 つの取引先を対象にすることもできます。
  • 支払は有効なメンバーに対してのみ計算されます。

Rishi の作業は次のとおりです。

  1. [Annual Rebates Program for APAC Partners (APAC パートナー年間リベートプログラム)] レコードの [関連] タブで [メンバー] リストに移動します。
  2. [メンバーリストを追加] をクリックします。
  3. [取引先リストビュー] で [Partners for the APAC Rebate Program (APAC リベートプログラムのパートナー)] を検索して選択します。
  4. [メンバーの状況] で [有効] を選択します。
  5. [保存] をクリックします。

取引先リストビュー名とメンバーの状況が表示されている [メンバーリストを追加] ウィンドウ

Cindy がリベートプログラムにメンバーを追加するための承認プロセスを設定済みであるため、Rishi のスーパーバイザーは追加されたメンバーをすばやく承認でき、Rishi はリベート種別の定義に進むことができます。

リベート種別を定義する

次に、Rishi は APAC の年間リベートプログラムのリベート種別を定義します。Rayler Parts ではこのプログラムを数量ベースにするつもりです。 

[Aggregate By Member with Aggregate Item Details (集計品目の詳細と共にメンバー別に集計)] DPE 定義をリベート種別の [計算定義] 項目の値として選択するには、テンプレートをコピーします。これは次の手順で行います。

  1. 設定 をクリックし、[設定] を選択します。
  2. [クイック検索] ボックスにデータ処理エンジンと入力します。
  3. [ワークフローサービス] の下の [データ処理エンジン] をクリックします。
  4. [テンプレート] チェックボックスがオンになっている [Aggregate By Member with Aggregate Item Details (集計品目の詳細と共にメンバー別に集計)] ジョブ名をクリックします。
  5. ヘッダーの [別名で保存] をクリックし、任意の名前を入力します。
  6. [保存] をクリックします。

Rishi は次の手順でリベート種別を作成します。

  1. [Annual Rebates Program for APAC Partners (APAC パートナー年間リベートプログラム)] レコードの [関連] タブで [リベート種別] リストに移動します。
  2. [新規] をクリックし、次の値を指定します。
    1. 名前: Volume-Based (数量ベース)
    2. 状況: 無効
    3. 計算種別: 集計ベース
    4. 計算定義: Aggregate By Member with Aggregate Item Details (集計品目の詳細と共にメンバー別に集計)
    5. 集計オブジェクト: リベートメンバー商品集計
    6. 基準種別: 単位あたりの金額
    7. 基準項目: 合計数量
    8. 報奨金資格対象項目: 合計数量
    9. 計算方法: 遡及的
    10. 計算の基礎: 支払および発生
    11. 発生率: 30
    12. 統合可: オン
    13. 商品検索条件種別: 商品を含める
  3. [保存] をクリックします。

[Volume-Based (数量ベース)] リベート種別のレコードページ

発生を把握し事前に計画する

Rishi は Rayler Parts の財務チームと一緒に、メンバーに正しいタイミングで支払うための十分な資金を確保できるように取り組んでいます。Rishi は支払金額を計算時に直接参照できますが、こうした支払が全体のほんの一部しか示していない場合があります。メンバーが支払期間中に上位の報奨金しきい値を達成した場合、Rishi が期間途中で確認した支払金額と期間終了時の実際の支払金額の不一致が発生する可能性があります。

支出額を正確に計画するため、Rishi は実際の支払金額の計算と同時に、発生し得る支払の達成値を予測する必要があります。これには、発生を使用する必要があります。発生とは、定率に基づいて計算されるリベート支払の推定金額です。発生が前もって計算されるのに対し、支払はフローの実行時に計算または更新されます。

Rishi は、プログラムメンバーが最上位の報奨金ランク (販売数合計が 201 単位以上) を達成しても、財務チームが驚かないようにしたいと考えています。発生率を 30 に設定します。これは、最上位ランクに対して $30 の報奨金を意味します。一方で、支払はパートナーが実際に達成した報奨金ランクに基づいて決定されます。 

これを確認するために、Volume-Based (数量ベース) リベート種別レコードの次の項目値をチェックします。

  • 計算の基礎: 支払および発生
  • 基準種別: 単位あたりの金額
  • 基準項目: 合計数量
  • 発生率: 30

発生計算に関連する項目が強調表示された [Volume-Based (数量ベース)] リベート種別のレコードページ

2022 年度 3 月の Meridian Partners の 3 件の取引に対するリベート支払と発生は次のようになります。支払期間は 2022 年 3 月 1 日に開始し、3 月 31 日に終了します。

支払金額が (合計数量 * 適用報奨金) として計算されるのに対し、発生金額は (合計数量 * 発生率) として計算されます。

取引日 合計数量 適用される報奨金ランク 適用報奨金 支払金額 発生率 発生金額

2022 年 3 月 8 日

150

101 ~ 200 単位

$20

$3000

$30

$4500

2022 年 3 月 17 日

190

101 ~ 200 単位

$20

$3800

$5700

2022 年 3 月 29 日

210

201 以上

$30

$6300

$6300

最初の 2 件の取引の支払計算では達成値が正しく表示されません。一方、発生計算により、Rishi は期間終了時の支払金額と一致する、より正確な予測ができます。 

詳細は、「発生と支払の管理」を参照してください。

対象資格基準を設定する

Rishi はリベート種別の対象取引を商品と販売チャネルという 2 つの条件に基づいて絞り込みます。

商品ベースの対象資格条件から始めます。パートナーがこのリベート種別の対象になるにはハンマーまたは溝掘バケットを販売する必要があります。Rishi は [含まれる商品または除外される商品] 機能を使用してこの前提条件を追加する必要があります。 

最初に、リベートインセンティブオブジェクトの [商品検索条件種別] 項目が [商品を含める] に設定されていることを確認します。次に、2 つの商品種別のリストビューを追加する必要があります。さすが、Cindy はハンマーおよび溝堀バケット商品種別のリストビューを追加済みです。 

あとは Rishi がこれらのリストビューを追加するだけです。

  1. [Volume-Based (数量ベース)] リベート種別レコードを開きます。
  2. [含まれる商品または除外される商品] 関連リストで [商品リストを追加] を選択します。
  3. [Hammers (ハンマー)] リストビューを追加して選択します。
  4. [保存] をクリックします。
  5. ステップ 2 ~ 4 を繰り返して [Trenching Buckets (溝掘バケット)] リストビューを追加します。

[含まれる商品または除外される商品] リストと [商品リストを追加] アクションが表示されている [Volume-Based (数量ベース)] リベート種別のレコードページ

2 つ目の対象資格条件に進みます。パートナーが報奨金を得るには、売上が e コマース販売チャネルから発生している必要があります。この条件を追加するには、対象資格基準を作成する必要があります。 

  1. [Volume-Based (数量ベース)] リベート種別レコードを開きます。
  2. ヘッダーにある クイックアクション をクリックし、[対象資格を定義] を選択します。
  3. 1 行で次の条件を追加します。
    • 項目: 販売チャネル
    • 演算子: =
    • 値: eCommerce (e コマース)
  4. [保存] をクリックします。

選択された販売チャネルの対象資格条件が表示されている [対象資格を定義] 画面

もう少しで完了です残っているのは、報奨金ランク設定を定義して、プログラムを有効にする作業だけです。

リソース

Salesforce ヘルプで Trailhead のフィードバックを共有してください。

Trailhead についての感想をお聞かせください。[Salesforce ヘルプ] サイトから新しいフィードバックフォームにいつでもアクセスできるようになりました。

詳細はこちら フィードバックの共有に進む