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Quip Advanced を使用した取引先に関する共同作業

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Salesforce 内で拡大チームと直接コラボレーションを行う。
  • Salesforce データが自動入力されるテンプレートを設定する。
  • チェックリスト、Salesforce のライブデータ、チームの議論を追加する。
  • スマートフォンからオフラインのときに Salesforce 内の取引先メモを更新する。

Quip があれば、Salesforce とメールを何度も切り替えたり、あちこちに散らばったメモをまとめたり、内部サーバーから参照文書を調達したりといった苦労が過去のものになります。Quip for Sales では、すべての情報が 1 か所にあり、すべてリアルタイムで更新されます。

どこから始めるか

皆さんは、新しい積み木のセットをもらった子供のように、仮想の「箱」を眺めながら、最初に何をすればよいかわからずにいるかもしれません。自分やチームの業務を一変させるような強力なツールを入手したことは知っていても、一体どこから始めればよいのでしょうか? 

このモジュールでは、使用開始のヒントとなるいくつかの使用事例で手順を説明します。たとえるなら、積み木で作れる建物のアイデアを弟に見せるようなものです。そのアイデアをもとに、弟は想像力を働かせて自分の作品を工夫することができます。

進行中のアカウントプラン

絶えず変化するセールスプロセスと同じようにアカウントプランが動的であったら便利だと思いませんか? Quip の進行中のアカウントプランが営業担当の成功にとって不可欠であるのは、まさにそのためです。進行中のアカウントプランはすべての Salesforce 戦略データのランディングページとして機能し、重要なアクションアイテムも一緒に表示されます。 

進行中のアカウントプランは、共有の共同作業用の文書内で作成、管理し、さまざまなチームメンバーが参照や修正を行えるようにすることをお勧めします。可能であれば動的に更新される CRM データを含めることで、見込み客のレコードが Quip 文書に自動的に反映されるようにしましょう。こうすることで、チームの全員が共通の認識を持ち、正確な最新データを使用できます。 

活動を記録するために Quip と Salesforce を切り替えるのが面倒ではありませんか? Quip for Customer 360 の進行中のアカウントプランのもう 1 つの利点は、活動やタスクを関連文書に直接記録できることです。効率が悪く、面倒なウィンドウ間の切り替えはもう必要ありません。 

OnSummit Wealth Management の紹介

使用事例として、Quip for Sales を導入したばかりの金融サービス企業である OnSummit Wealth Management を見ていきましょう。

最初に取り組むのは、アカウントプランを動的にすることです。静的なアカウントプランの場合、データが古くなって役に立たなくなり最終的には無視されることもよくありますが、動的な進行中のアカウントプランは Salesforce のライブデータを使用することで常に最新で関連性の高い状態に保たれます。そのため、チームが顧客用の実行可能な戦略を作成するための拠点として最適です。 

ファイナンシャルアドバイザーの Amir が、新しいクライアントである Walter 夫妻との商談を成立させるためのジャーニーを見ていきましょう。アソシエートアドバイザーの Damien と管理アシスタントの Josie も Amir に協力します。ファイナンシャルプランナーの Amir がクライアントの Walter 夫妻と会議テーブルを挟んで座っています。Amir は笑顔で、手に持ったタブレット上の何かを指差しています。

社内のシステム管理者である Josie は、Amir がクライアントとのミーティングを準備するのを手伝うために、まず quip.com/templates から既存のテンプレートを取得します。チームはこのテンプレートを出発点としてカスタマイズすることで、最初から作成する時間を節約できます。Amir は Walter 夫妻の詳細情報を使用してテンプレートをカスタマイズします。 

Quip のアカウントプランテンプレートの一部。成立のためにクライアントから提供してもらう必要があるデータのチェックリスト項目候補が示されています。チェックボックスには、外部金融口座、保険契約、雇用主の福利厚生、昨年の納税申告が含まれています。

Amir は、Walter 夫妻の外部口座明細書を受け取っていないことに気付きます。包括的な資金計画の提案をまとめるにはこの情報が必要です。そこでアカウントプラン内で、コメントを記入して Josie に @メンションし、明細書についてクライアントにフォローアップするように依頼します。(@メンションすると、相手は通知を受信します。) 

これらのやりとりがドキュメント内に保存されることが、進行中のアカウントプランの利点の 1 つです。Josie、Amir、またはチーム内の誰もが、このやりとりがあったことを後で参照して確認できます。 

その日の午後、Josie が Walter 夫妻に電話をすると、Walter 夫妻はその情報を送ると言ってくれました。Josie がヘッドセットを着けてデスクに座り、Walter 夫妻と話しながら Salesforce 内でメモを取っています。

アカウントプラン内で Josie は Amir に @メンションし、Walter 夫妻が不足している情報を週末までに送るという通話のメモ (詳細は後述) を記録します。そして、Walter 夫妻の取引先責任者レコードを更新します。

このとき、Amir は空港にいましたが、そのことで商談の成立が遅れることはありません。Amir は携帯電話で Quip 通知を受信し、Josie が進行中のアカウントプランにコメントを残したことを知ります。「よいお知らせです、@Amir。Walter 夫妻の新しい情報でレコードを更新できました。」と書かれています。 

搭乗の列に並びながら、スマートフォンを見て笑顔になっている Amir。

Amir はスマートフォンを数回タップするだけで、フォローアップについて Josie に感謝し、週末に Josie をフォローアップして書類を受け取ったことを確認するように自分へのリマインダーを設定し、書類が揃ってから提案の次のフェーズを作成するためのメモを作成します。これで、カンファレンスに向かう機内でも、Walter 夫妻の商談が進んでいるかどうかを心配せずにリラックスできます。 

リソース

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