プロセスマッピングの言語を使用する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- プロセスマップを作成するための一般的なアプローチを識別する。
- 他の種類のプロセス関連図を識別する。
ビジネスプロセスマッピングの表記法
わかりやすいビジネスプロセスマップは、何千もの言葉を置き換えることができます。そのため、ビジネスプロセスを文書化する方法には、ビジネスプロセスマップ、フロー図、フローチャート、UML 図、バリューストリームマップ、SIPOC など、さまざまなものが多数あります。
すべてのステークホルダーが理解しやすく、オンラインで表示できるように設計されている、よりシンプルで魅力的な図表記法があります。これは、規制の厳しい主要産業から革新的な新興企業や小規模な非営利団体に至るまで、過去 20 年以上にわたって実績のある表記法です。UPN (ユニバーサルプロセス表記) と呼ばれるこの表記法は、どの企業もその所有権を持たず、専用のソフトウェアも必要ありません。
プロセスマップは階層型の図であるため、ドリルダウンして詳細を表示できます。そのため、各図を 8 ～ 10 個のボックスに保ちつつ、広範囲なプロセスや複雑なプロセスを表すことができます。ドリルダウンできるレベル数に制限はありません。
プロセスマップは図レベルでバージョン管理されます。プロセスマップは業務の運用定義であり、絶えず進化しますが、その頻度はさまざまです。通常、下位レベルの図は一般ユーザーによる改善によってより頻繁に変更され、大規模な革新はトップダウンで行われます。
プロセスマップの作成を開始する前に、UPN の見逃されがちであるけれど不可欠な側面を理解することが重要です。この側面を理解してから、UPN をビジネスマップに活用する必要があります。
UPN の 5 つの基本原則
- 画面に表示される活動ボックスは 8 ~ 10 個以内
- 活動ボックスから下位レベルへドリルダウンして、詳細を記述する
- 活動ボックスに補助情報を添付する
- 表示と編集をアクセス権で制御する
- 図レベルでバージョン管理と変更履歴を行う
その他のプロセス図
他の種類の図も確認しましょう。プロセスを概要レベルで理解するために役立ちます。以下のものは UPN と併用することができます。UPN プロセスマップでは、プロセスを理解するのに十分な詳細までドリルダウンできるため、プロセスを合理化し、無駄を省き、ビジネス要件を特定することができます。「悪魔は細部に宿る」ということを覚えておいてください。
機能モデル
機能モデルや業種ブループリントには、おおまかなプロセス領域がリストアップされています。これは、マッピングする特定の領域を詳細に調べ、ビジネス全体内でのコンテキストを示すのに役立ちます。
詳細なプロセスマップ
詳細なプロセスマップとはフローチャートであり、これにはプロセスの各ステップやそれに続くステップの詳細をすべて含む、プロセスのドリルダウンバージョンが示されています。このマップは、すべてのプロセスステップを詳細に説明したり、プロセス内のすべての意思決定ポイントを文書化したりするのに最適です。
SIPOC
SIPOC マップには、サプライヤー、インプット、プロセス、アウトプット、顧客など、プロセスの主要な要素が示されています。このマップは、より詳細なプロセスマップを準備する方法として、プロセスの主要なポイントを特定する場合に最適です。また、複雑なプロセスの範囲を定義する必要がある場合にも最適です。
バリューストリームマップ
バリューストリームマップは、商品を顧客に提供するために必要な材料や情報のフローを視覚化するために使用されます。理想的には、この種類のマップを使用して、プロセスステップの入力と出力の測定値を記録したり、プロセス内およびプロセス間の無駄を特定したりすることが望まれます。また、この種類のマップを使用して、情報や材料のフローを文書化、分析、改善し、意思決定やプロセスのフローに関するインサイトを取得することも可能です。
プロセスマッピングの言語の使用方法を理解できたところで、次はプロセスマップを作成しましょう。
リソース