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Salesforce のスキルをボランティアで提供する方法

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Salesforce.org が非営利団体や教育機関にどう役立つかを説明する。
  • Salesforce を使用した組織のサポートにおけるプロボノの役割を説明する。
  • プロボノが適切である場合 (と適切ではない場合) を認識する。

あなたには特別な力があります!

お伝えしたいことがあります。あなたには特別な力があります。そうです。Salesforce の力です。その力を使って非営利団体や教育機関の社会貢献活動を促進できます。プロボノは、Salesforce の専門知識を社会貢献に活かし、組織が Salesforce を使用してどのようにそのミッションを推進するかについて新たな視点を得られる機会です。

マントを身に付けた女性が都市の上空を飛んでいる図。

非営利団体が Salesforce を使用することをご存じでしたか? もちろん、使用しています! 非営利団体や教育機関は、支援の追跡からリレーションの管理まで、実にさまざまな業務に Salesforce を使用しています。4 万以上の非営利団体や教育機関が Salesforce でミッションを促進しています。 

実例を見てみましょう。

Boston Day and Evening Academy (BDEA) は、他とはまったく異なる学校です。どの生徒も、以前の学校では学習に問題を抱え、どうしてよいかわからずに不安を感じ、無気力になっていました。BDEA が Salesforce を使用して、生徒が学習意欲を取り戻すのをどう手助けしているか見てみましょう。

素晴らしいでしょう? さらに素晴らしくなることがあります。この舞台裏では、Salesforce 従業員の Jarad Caico と Nitin Kohli がプロボノボランティアとして参加し、BDEA やコンサルティングパートナーと協力して Salesforce 組織を更新していたのです。彼らは BDEA の信頼されるアドバイザーとして、課題への対応を支援し、進行をガイドしました。特に支援したのは、BDEA が個人レコードタイプの効果的なカスタマイズ方法や個人に関するレポートの作成方法を理解できるようにすることです。  

Jarad と Nitin の特別な力の支援によって、BDEA では、それぞれの生徒の情報を統合ビューに一元化し、各生徒の成績、出席状況、課題をより明確に把握できるようになりました。新しいレポート機能では、生徒がつまずく兆候を早い段階で察知し、介入により生徒の学習意欲を維持するためのヒントを提供します。

正体がばれてしまいました! あなたの特別な力とは Salesforce の専門知識です。新たに発見したこの力で何をしますか? マントとベルトを身に付けて飛び出す前に、まず知っておくべきことがいくつかあります。

Salesforce.org: 効果をもたらすパートナー

Salesforce.org は、世界をより良い場所にしようと取り組む非営利団体や教育機関に Salesforce テクノロジーを提供します。Salesforce は、テクノロジーは平等をもたらす現代最強の力だと考えています。私たちの最終的な目標は、非営利団体や教育機関が Salesforce テクノロジーを使用して活動の効果を促進できるように支援することです。Salesforce 製品寄贈・割引提供モデルは、変化を起こす組織であれば規模に関係なく等しく利用できます。 

Power of Us

では、Salesforce.org が条件を満たす非営利団体や教育機関に提供する製品とサービスを見ていきましょう。 

  • 条件を満たすすべての組織に、Power of Us プログラムを通じて 10 個の Enterprise Edition Lightning CRM ライセンスが寄贈されます。
  • 追加のライセンス、製品、サービスを大幅な割引価格で購入することもできます。
  • 条件を満たす組織は通常、Industry Solutions のいずれかが事前インストールされた Salesforce の 30 日間トライアルにサインアップします。
  • Salesforce の使用続行を決定すると、この無料トライアルがライブインスタンスになります。

非営利団体と教育機関は、ヘルプ & トレーニングや Premier/Signature Success Plan など、一般企業に提供されているものと同じツールの多くを利用できます。非営利団体と教育機関向けの Trailblazer Community グループさえあります。

すべての非営利団体ヒーローに特別な力を持つ助手が必要です

Salesforce 従業員 David Everitt の画像

David Everitt、リードソリューションエンジニア、Salesforce: 「あなたが非営利団体に対してできる最大の貢献は、自分の Salesforce スキルを活かすことです。Salesforce であなたほどのことができる人はそう多くありません。」

寄贈・割引提供プログラムによって非営利団体や教育機関は Salesforce にアクセスできるようにはなりますが、Salesforce テクノロジーの最大活用に必要な専門知識をすべて身に付けられるわけではありません。人員に余裕がなく、専任のシステム管理者を置けない非営利団体や教育機関もあります。代わりに、システム管理者業務は、すでに働き過ぎのスタッフメンバーが兼務することになります。

人員不足なのに Salesforce の専門知識が必要な組織は、誰に頼ればよいのでしょうか? 2 つのいずれかです。予算は厳しいですが (特に非営利セクターの場合)、Salesforce の新規実装には Salesforce.org 認定コンサルティングパートナーと協力することをお勧めします。認定パートナーは、非営利および教育セクターに関する深い知識を持ち、Salesforce.org Industry Solutions の実装に関してはエキスパートです。 

実装がうまく行っても、設定に必要な時間や専門知識がないために基本機能を十分に活用できず苦心する組織もあります。たとえば、ページレイアウトや項目の作成、便利なレポートやダッシュボードの設定、業務プロセスの自動化などに手こずるのです。そこであなたの出番です! 数千もの非営利団体や教育機関がプロボノボランティアから基本的な使用方法に関する支援を受け、Salesforce Platform を使用して社会貢献活動を促進しています。 

害を及ぼさない

ボランティアとして時間と能力を提供することは、最も効果の大きい社会還元方法の 1 つです。ただし、非営利団体や教育機関でプロボノプロジェクトを開始する前に、害を及ぼさないとコミットすることが重要です。つまり、プロボノの悪役になってはいけません。

具体的にはどういうことでしょうか? それは、現在のスキルと専門知識を使用して組織が Salesforce テクノロジーを最大限に活用できるように支援するとコミットすることです。プロボノプロジェクトを、経験を積んだり、新しいスキルを試したり、組織のインスタンスで実験したりする機会だと考えてはいけません。 

非営利団体や教育機関は私たちのコミュニティで重要な役割を果たしています。その多くは資金やスタッフが不足しています。つまり、あなたがミスをしてもおそらくそれを修正できません。問題が発生して、それを修正する専門知識があなたにない場合、コミュニティに奉仕し、ミッションを達成するための組織の能力が損なわれることになります。

メモ

実証されていないスキルを非営利団体や学校の組織で試そうとするのは、非常に危険なことです。どうぞ、現在持っている Salesforce の専門知識のみを提供してください。

害を及ぼさないということは、自分のコミットメントを最後までやり遂げることでもあります。あなたがプロジェクトを途中で放り出したら、非営利団体や教育機関はおそらく専門知識や処理能力が足りずにプロジェクトを完了できないでしょう。

自分が持つ Salesforce の特別な力を認識し、害を及ぼさないとコミットしたので、非営利および教育セクター向けの Salesforce.org ソリューションについて学ぶ準備ができました。 

リソース

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