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Salesforce CPQ 価格ルール入門

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 価格ルールによって標準の CPQ 価格設定がどのように拡張されるかを説明する。
  • 価格ルールに関連するオブジェクトを挙げ、そのオブジェクトがどのようにビジネスロジックに寄与するかを特定する。
  • CPQ が有効になっている Developer Edition 組織にサインアップする。
  • CPQ の高度な計算機能を有効にする。
メモ

メモ

日本語で受講されている方へ
Challenge は日本語の Trailhead Playground で開始し、かっこ内の翻訳を参照しながら進めていってください。Challenge での評価は英語データを対象に行われるため、英語の値のみをコピーして貼り付けるようにしてください。日本語の組織で Challenge が不合格だった場合は、(1) この手順に従って [Locale (地域)] を [United States (米国)] に切り替え、(2) [Language (言語)] を [English (英語)] に切り替えてから、(3) [Check Challenge (Challenge を確認)] ボタンをクリックしてみることをお勧めします。

翻訳版 Trailhead を活用する方法の詳細は、自分の言語の Trailhead バッジを参照してください。

特定のビジネス向けの価格設定

繊維製品を販売する企業であっても、古い携帯電話を数ドルで売ろうとする個人であっても、何かを販売しようとする場合は、売り物の価格を考える必要があります。通常は、単位あたりの固定価格で問題ありません。ただし、多くのビジネスでは、より高度な価格設定を行うための機能が必要です。たとえば、特定の顧客がプリンターを割引価格で購入できるように、その顧客と随意契約を結ぶ場合などです。幸い、Salesforce CPQ にはこのような価格調整を行うための標準ツールが多数用意されています。次の 3 つのバッジで、その詳細を学習できます。

ただし、このような価格設定ツールには制限があり、考えられるすべての価格設定要件を満たすことはできません。ですが、Salesforce CPQ には、標準ツールよりも優れている、価格設定ユースケースを処理する「価格ルール」という手段が用意されています。

価格ルールは非常に強力であるため、システム管理者は見積品目、見積品目グループ、または見積レコード自体のほとんどの項目の値を条件に応じて更新できます。そのため、たとえば 12 月中に北米に出荷する新規顧客向けの WidgetPro 商品のリスト価格を変更したい場合も、対応可能です。

価格ルールは if/then 形式に従っています。(IF) 何かが true の場合は、(THEN) 何らかを実行します。

  • (IF) 新規顧客、かつ北米内、かつ 12 月、WidgetPro である場合
  • (THEN) リスト価格項目を元の価格の 90% に更新する

ルールの IF 部分では、見積や関連レコードに存在する多くのさまざまなデータを評価できます。課題は、価格を変更したい場合のみに変更できるように、十分に具体的に指定することです。

ルールの THEN 部分では、どの項目をどのように変更するかを CPQ に指示します。これには、項目値を何らかの計算値や単純な静的値に置き換えることが含まれます。

基本的な価格ルール構造

if/then 形式を念頭に置いて、価格ルールの構造を見てみましょう。構造には、通常、3 つの関連レコードが含まれます。

価格ルール関連レコードの図

一番上にあるのは、価格ルールレコード自体です。このレコードには、価格ルールがどのように機能するかに関する基本情報が含まれていますが、作業の大半は他の 2 つのレコードで行われます。

価格条件レコードは if/then コンボの IF 部分です。価格条件では、見積レコードとその関連レコードを参照し、ルールを実行する必要があるかどうか (IF) が決定されます。これは合格か不合格しかないテストのようなものです。合格すると、CPQ によってアクションが開始されます。

価格アクションは if/then コンボの THEN 部分です。どの項目をどのように変更するかを CPQ に正確に指示します。

このモジュールでは、あらゆる種類の独自の価格設定ユースケースに対応できる価格ルールを構築する方法を学びます。また、標準の価格設定ツールで複数の価格ルールを調整して、互いに競合しないようにする方法も学習します。

Salesforce CPQ を搭載した Developer Edition 組織にサインアップする

このモジュールを受講するためには、Salesforce CPQ とサンプルデータを搭載した特別な Developer Edition 組織が必要です。このモジュールの Challenge に取り組めるように、ここで無料の Developer Edition を入手して Trailhead に接続します。この Developer Edition は、このバッジの Challenge 用に設計されているため、他のバッジでは機能しないことがあります。使用している Trailhead Playground や特別な Developer Edition 組織が推奨されているものであることを必ず確認してください。

  1. Salesforce CPQ を搭載した無料の Developer Edition 組織にサインアップします。
  2. フォームに入力します。
    1. [Email (メール)] に、有効なメールアドレスを入力します。
    2. [Username (ユーザー名)] に、メールアドレス形式の一意のユーザー名 (例: yourname@cpq4ever.com) を入力しますが、有効なメールアカウントである必要はありません。
  3. フォームに入力したら [Sign me up (サインアップ)] をクリックします。確認メッセージが表示されます。
  4. アクティベーションメールを受信したら (数分かかる場合があります)、そのメールを開いて [Verify Account (アカウントを確認)] をクリックします。
  5. パスワードと確認用の質問を設定して、登録を完了します。ヒント: 後で簡単にアクセスできるように、自分のユーザー名、パスワード、ログイン URL をメモしておきます。
  6. Developer Edition にログインした状態になります。

新しい Developer Edition 組織を Trailhead に接続します。

  1. Trailhead アカウントにログインしていることを確認します。
  2. このページの最下部にある「Challenge」セクションで Playground 名をクリックし、[組織を接続] をクリックします。
  3. ログイン画面で、先ほど設定した Developer Edition のユーザー名とパスワードを入力します。
  4. [Allow Access? (アクセスを許可しますか?)] 画面で [Allow (許可)] をクリックします。
  5. [この組織をハンズオン Challenge 用に接続しますか?] 画面で [はい] をクリックします。保存します。Challenge ページにリダイレクトされたら、このバッジの獲得を目指して新しい Developer Edition を使用できます。

これで、価格ルールの詳細を学ぶ準備が整いました。

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