Winter '22 のアプリケーションビルダー向けの新機能の学習

学習の目的  

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 多要素認証を有効にする。
  • 動的インタラクションを使用して以前より対話性が向上した Lightning ページを作成する。
  • 制限ルールを使用して機密データへのアクセスを制御する。
  • 権限セットグループで有効なユーザセッションに基づいてアクセス権を付与する。
  • フローをデバッグするときに、追加されたオプションを選択する。

Salesforce 認定資格

Salesforce 認定 Platform アプリケーションビルダー資格を保有している場合、その認定資格を維持するためには期日までにこのモジュールを修了する必要があります。資格を維持するためのもう 1 つ重要な点は、Trailhead アカウントと Webassessor アカウントをリンクさせておくことです。

このモジュールの受講中に他の資格保持者と協力することに関心がありますか? Trailblazer Community の「Certification Exam Resources」グループを参照してください。 

認定資格にご興味がございましたら、Salesforce Platform アプリケーションビルダーの資格を参照してください。

Salesforce では多数の機能を強化しています。今回のリリースの機能強化で特に重要なものについて説明します。

将来の多要素認証 (MFA) 有効化の義務付けに向けて準備する

Salesforce は 2021 年 2 月 2 日、将来すべてのお客様に Salesforce 製品で多要素認証 (MFA) の有効化が義務付けられることを発表しました。この MFA の義務化に対応するには、ユーザインターフェースを介して Salesforce にログインするすべての内部ユーザが MFA を使用する必要があります。Salesforce で直接 MFA を有効にするか、シングルサインオン (SSO) プロバイダの MFA サービスを使用します。Salesforce MFA は追加費用なしで使用できます。

対象: この変更は、すべてのエディションの Lightning Experience、Salesforce Classic、すべての Salesforce モバイルアプリケーションに適用されます。

時期: 2022 年 2 月 1 日以降、Salesforce の信頼とコンプライアンスに関するドキュメントに基づき、すべての Salesforce のお客様には Salesforce 製品への直接ログインと SSO ログインに MFA を使用することが契約で義務付けられます。今すぐ計画を開始し、できるだけ早く MFA を実装することをお勧めします。

理由: 世界の脅威状況は絶えず進化しており、ビジネス活動を不能にして消費者に損害を与える攻撃が増加しています。セキュリティ戦略の一環として、Salesforce ユーザアカウントへのアクセスを保護することが重要です。ただし、ユーザログイン情報だけでは、フィッシング攻撃、中間者攻撃、クレデンシャルスタッフィングなどの脅威に対する十分な保護は提供されません。そこで MFA が役立ちます。MFA は、許可されていないアカウントアクセスを防止し、ビジネスと顧客のデータを保護するための簡単で効果的な方法です。

方法: MFA では、ユーザはログインするときに本人であることを証明する 2 つ以上の証拠 (要素) を提供する必要があります。1 つの要素は、ユーザが知っていること (ユーザ名とパスワードの組み合わせなど) です。他の要素は、ユーザが所有している検証方法 (Salesforce Authenticator アプリケーション、物理セキュリティキーなど) です。ログインを複数の要素に結び付けることで、悪意のある人物がユーザになりすまして Salesforce 環境にアクセスすることがはるかに難しくなります。MFA についての詳細は、「How MFA Works to Protect Account Access (MFA がアカウントアクセスを保護するしくみ)」の動画をご覧ください。

Salesforce は MFA の義務化への準備をサポートします。まずは、次の手順に従って多要素認証アシスタントをお試しください。 

  1. Lightning Experience で、[設定] をクリックします。
  2. [クイック検索] ボックスに MFA と入力します。
  3. [多要素認証アシスタント] を選択します。

ロールアウト計画と変更管理を行うためのカスタマイズ可能なテンプレートを入手するには、MFA ロールアウトパックをダウンロードしてください

動的インタラクションを使用して対話性が向上した Lightning ページを作成する

ユーザ操作に基づいてやりとりを行ったり変化したりするコンポーネントを含むアプリケーションを Lightning アプリケーションビルダーの UI で作成できるようになりました。動的インタラクションでは、ユーザがリストビューの項目をクリックするなど、Lightning ページの 1 つのコンポーネントで起こるイベントによってページの他のコンポーネントを更新できます。

対象: この変更は、Group Edition、Essentials Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Performance Edition、Unlimited Edition、Developer Edition の Lightning Experience に適用されます。

方法: 動的インタラクションを最大限に活用するには、システム管理者と開発者が協力してアプリケーションを設計します。まず、開発者は動的インタラクションの基盤となるカスタム Lightning Web コンポーネントを作成します。そして、コンポーネントでサポートされるイベントを定義し、Lightning アプリケーションビルダーでそのイベントを公開します。その後、各イベントについて、システム管理者は Lightning アプリケーションビルダーのプロパティペインで新しい動的インタラクション UI を使用して取得元コンポーネントと取得先コンポーネント間のインタラクションを作成します。

コンポーネントに公開されているイベントがある場合、そのプロパティペインには 2 つのタブがあります。[プロパティ] タブには、おなじみのコンポーネントプロパティが含まれています。[インタラクション] タブは動的インタラクション用の新しいタブです。選択されているコンポーネントで開発者が公開したすべてのイベントと、各イベントについて設定されたインタラクションがリストされます。

権限セットグループで有効なユーザセッションに基づいてアクセス権を付与する

必要なタイミングで必要なアクセス権のみをユーザに付与するために、権限セットグループの管理機能をセッションベースのアクセス制御と組み合わせます。セッションベースの権限セットグループを作成すると、有効なユーザセッション中の権限セットへのアクセス権を付与できます。以前は個別にセッションベースの権限セットを作成する必要がありましたが、権限セットグループレベルでもセッションを設定できるようになりました。

対象: この変更は、Professional Edition、Enterprise Edition、Performance Edition、Unlimited Edition、Developer Edition の Lightning Experience と Salesforce Classic に適用されます。

理由: たとえば、機密情報にアクセスするカスタマイズ済みの Salesforce アプリケーションがあるとします。セキュリティ上の理由により、ユーザアクセス時間を事前に定義した長さに制限する必要があります。チームマネージャなど、一部のユーザには同じ時間の長さで拡張されたアクセス権が必要です。この要件を満たすには、機密アクセスに必要な異なる権限セットが含まれる権限セットグループを作成します。次に、フローを作成するか API を使用してカスタムロジックを作成することによってセッションベースの権限セットグループを有効にします。この例のセッションベースの権限セットグループは、マネージャレベルのユーザがトークンを使用して環境への認証を行った場合にのみ有効化されます。トークンの有効期限が切れた場合、ユーザがアプリケーションに再度アクセスするときに再認証が必要になります。

方法: セッションベースの権限セットグループを作成するには、[権限セットグループ] 作成ページで [セッションの有効化が必要] をオンにします。次に、フローまたは SessionPermSetActivation SOAP API オブジェクトを使用して権限セットグループのセッションを有効化します。

展開されて [セッションの有効化が必要] が強調表示されている権限セットグループのマネージャアクセスメニュー。

 

 

フローをデバッグするときに選択できるオプションが増加

フローをデバッグするときに、Flow Builder とフローエラーメールの両方に要素ラベルが表示されるようになりました。Flow Builder で、要素の API 参照名を表示するかどうか、およびデバッグの詳細を展開するか折りたたむかを選択します。以前は、要素の API 参照名は常に表示されていました。Flow Builder では、すべてのデバッグの詳細が常に表示されていました。

対象: この変更は、Essentials Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Performance Edition、Unlimited Edition、Developer Edition の Lightning Experience と Salesforce Classic に適用されます。

方法: Flow Builder で、すべてのデバッグの詳細を展開するか、要素の API 参照名を表示するか、またはその両方を行います。設定を選択すると、その設定の表示ラベルの代わりに選択した設定の数が表示されます。

メニューオプション [API 参照名を表示] が表示されているデバッグの詳細

 

デフォルトでは、デバッグの詳細は折りたたまれ、要素ラベルが表示されます。

API 参照名 [Get Account] が表示されているデバッグの詳細

 

要素でエラーが発生した場合、その要素のデバッグの詳細が展開されます。フローが一時停止要素を実行する場合、一時停止設定が表示されます。

フローインタビューが再開すると、[再開] ヘッダーが表示されます。以前は、ヘッダーは表示されませんでした。

[再開] オプションが強調表示されているデバッグの詳細。

 

カスタム Lightning コンポーネント分析を使用してページパフォーマンスを改善する

Lightning レコードページのカスタム Lightning コンポーネントに関するインサイトを取得できます。Lightning アプリケーションビルダーの Lightning ページ分析ツールが更新され、Lightning ページのパフォーマンス予測が拡張されました。

対象: この変更は、Group Edition、Essentials Edition、Professional Edition、Enterprise Edition、Performance Edition、Unlimited Edition、Developer Edition の Lightning Experience に適用されます。

方法: レコードページのパフォーマンスの評価を表示するには、Lightning アプリケーションビルダーツールバーから [分析] をクリックします。Lightning レコードページのカスタム Lightning コンポーネントが分析対象となり、デスクトップパフォーマンス分析カードの結果に組み込まれるようになりました。この分析には、ページの予測体験ページ時間 (EPT)、つまりページの読み込み時間 (1) とコンポーネントのパフォーマンス内訳カード (2) が含まれます。関連する場合、カスタムコンポーネントを最適化するためのおすすめも表示されます (3)。

[予測ページ読み込み時間] と [コンポーネント別のパフォーマンスの内訳] グラフが強調表示されている [ページ分析] ページのパフォーマンスの内訳

[カスタムコンポーネントコードのおすすめ] オプションが表示されている [ページ分析] メニュー。

リソース 

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