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医薬品業界向けの Life Sciences Cloud の概要を学ぶ

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Life Sciences Cloud によって医薬品業界の課題がどのように解決されるかを説明する。
  • Life Sciences Cloud が製薬団体にどのようなメリットをもたらすかを説明する。
  • 医薬品業界向けの Life Sciences Cloud の主なコンポーネントを挙げる。
メモ

前提条件

このモジュールを始める前に、推奨される前提条件を検討し、学習に向けて万全の準備をしてください。

推奨

次のモジュールの修了:

医薬品業界の課題

こちらは Olivia、製薬会社の経験豊富な役員で、ボストンの Cumulus Pharma の CIO に就任したばかりです。

Cumulus Pharma で新しい仕事を始める Olivia

彼女は、一般的な疾患と複雑な疾患の両方の治療を開発する企業を率いることを誇りに思うと同時に、責任がますます重大になっていることを理解しています。今日、製薬会社の成功は、ヘルスケアエコシステム全体でデータ、人、パートナーがどれだけ円滑に連携できるかにかかっています。

Olivia はまず、自分の新しい役割を形成する要素を把握するところから始めます。

  • 精密医療はケアの主流になってきています。複雑なオーケストレーション、スケジュール、安全を必要とするプログラムが増えています。成功するには各ステップでエンドツーエンドの連携と適切なデータが必要です。
  • 患者からの期待が高まっています。オンボーディングが容易であること、補償範囲が明確であること、有益なリマインダーが提供されること、ストレスのない本当の意味でのサポートが受けられることが求められます。
  • AI の採用は「あればよい」ものから「なくてはならない」ものに変わりました。ただし、断片的なデータや手動での引継ぎによって、その効果が薄れています。
  • ヘルスケア従事者 (HCP) のエンゲージメントはデジタルで選択的です。提供者は希望するチャネルで関連性のあるやり取りを行い、繰り返しを最小限に抑えて、明確なフォローアップを受けたいと考えています。
  • あらゆるチームが品質を落とすことなく、より迅速に行動し、コンプライアンスを保ち、単純作業を排除しなければならないというプレッシャーに直面しています。

Olivia は Cumulus が時代を先取りしていることを知ります。この会社は、業務の連携とプログラムの拡大のために Salesforce Life Sciences Cloud を採用していたのです。彼女は Salesforce については聞いたことがありますが、Life Sciences Cloud は現代の製薬団体の具体的なニーズにどのように対応し、AI はどのように使用されるのだろうかと思いました。

そこで、ツアーを開始することにします。

製薬会社向けに構築されたプラットフォーム

Life Sciences Cloud によって、研究、患者サービス、医療、商業業務の各チームがつながることができます。世界をリードする AI CRM 上に構築されているため、臨床データと非臨床データが統合され、セキュリティと同意に関するルールが適用され、すべてのチームが確信を持って行動できるようになります。

Life Sciences Cloud のアーキテクチャ図。

MuleSoft によってパートナーシステムや外部データソースが接続されます。Data Cloud によって各患者、提供者、プログラムのリアルタイムビューが作成されます。Agentforce によって作業のフローに AI が直接組み込まれ、最近の活動の要約、エンゲージメント説明の準備、次に行うべき最善策の提案、フォローアップへの対処が行われます。

チームは、受信箱とレポートを行ったり来たりすることなく専用のワークスペースで、次に何を行うべきか、その理由は何かを明確に把握できます。

医薬品業界向けの Life Sciences Cloud 機能

Life Sciences Cloud では、患者アクセスから提供者エンゲージメントや複雑な治験の連携、治療提供まで、製薬会社の重要なワークフローの大部分がサポートされています。次のソリューション領域はそれぞれ実務上のユースケースを反映しており、対象を絞った機能によって、データ、チーム、AI が 1 か所に集約されます。

このセクションでは、製薬会社が Life Sciences Cloud を使用してバリューチェーン全体のスピード、一貫性、結果を向上させる 6 つのコア領域を紹介します。

  • 患者サービスプログラム
  • Customer Engagement (顧客エンゲージメント)
  • 医療に関する問い合わせ
  • 主要取引先管理
  • 臨床試験管理
  • 先進治療管理

これらのソリューションを使用するユーザーについては次の単元で紹介します。

患者サービスプログラム

患者サービスプログラムは、患者が早く治療を開始し、治療ジャーニー全体を通じてサポートが受けられるようにするものです。コーディネーターは、登録、ToDo、転帰が 1 か所に表示されるコンソールで作業します。Agentforce では AI によって通話スクリプト、患者給付サマリー、リスクまたは遅延に基づく次の最適なアクションが生成されるため、作業がスピードアップします。

患者サービスプログラムで、次のことが可能になります。

  • 自動化とサードパーティインテグレーションによって、受入、登録、給付確認を簡略化する。
  • リアルタイムデータを使用してサポートをパーソナライズし、リマインダー、介入、教育を促進する。
  • プログラムのパフォーマンスに関するインサイトや患者が報告した転帰を表示する。
  • AI 生成のサマリーを使用して、離脱リスクを追跡し、適切なタイミングでフォローアップをトリガーする。

このようなプログラムにより、患者の信頼を得ると共に、チームは最も必要とされる箇所に集中できます。

Customer Engagement (顧客エンゲージメント)

ヘルスケア従事者 (HCP) は、デジタルと対面のタッチポイントで、コンプライアンスを満たし、簡潔で連携の取れたやり取りを期待しています。Life Sciences Cloud では、専門分野、ライセンス、提携、過去のやり取りなどの取引先データが 1 つのワークスペースに統合されます。また、Agentforce によって通話前サマリーが準備され、主要な提携が表示され、次に行うべき最善のメッセージやアクションが推奨されます。

顧客エンゲージメント向け Life Sciences Cloud では、次のことが可能になります。

  • 取引先を検索して絞り込み、提供者の統合プロファイルを開くことで、当て推量を排除する。
  • 選定されたインサイト、サマリー、推奨コンテンツを利用して訪問を計画する。
  • 試供品の提供、アンケート、問い合わせ、ミーティングメモをリアルタイムで画面を切り替えずに記録する。
  • フォローアップメールを送信し、コンプライアンスを満たす、希望に基づく方法でコミュニケーションを完結させる。

すべてが同期されるため、フィールドチームと医療チームは一貫性のある対応ができます。

医療に関する問い合わせ

製薬会社は提供者、薬剤師、看護師から何千もの医療に関する問い合わせを受けます。その範囲は、商品に関する基本的な質問から、有害事象の報告や商品品質に関する苦情までさまざまです。Life Sciences Cloud では統合ワークスペースが提供され、チームはコンプライアンスを保ちながら、転送、調査、応答、記録を行うことができます。

医療情報管理では、次のことが可能になります。

  • 専用のワークフローとキューを使用して医療に関する問い合わせを取得し、優先度を付け、転送する。
  • 信頼できるソースとガイド付きテンプレートを使用して正確な応答を作成する。
  • 組み込まれている検証、ロールベースのアクセス、承認パスによって、医療、法務、規制に関するポリシーを適用する。
  • 可能な場合は、承認済みコンテンツをポータルに公開し、提供者がセルフサービスで利用できるようにする。

すべての問い合わせは追跡され、すべての回答は正確で、すべてのやり取りがコンプライアンス標準を満たしています。

主要取引先管理

製薬チームは、複雑なヘルスシステムやステークホルダーの長期的なエンゲージメントを計画して連携させる必要があります。主要取引先管理を使用して、フィールドリーダーや主要取引先マネージャー (KAM) は目標、施策、ToDo を含む測定可能なアカウントプランを作成します。Agentforce により各活動がビジネス目標に関連付けられ、その時点での取引先の健全性のサマリーが提供されます。

主要取引先管理では、次のことが可能になります。

  • フィールドチーム、医療チーム、サービスチームが戦略に沿って実行するアカウントプランを作成する。
  • 各目標を具体的な施策、ToDo の割り当て、転帰に関連付ける。
  • AI で生成されたサマリーでエンゲージメントに関するインサイトを確認し、主要なリスクや機会を明らかにする。
  • 取引先の動向や競争圧力の変化に応じて施策を適応させる。

共有ワークスペースで計画と実行を一致させることで、チームは最も重要な領域に労力を集中させることができます。

臨床試験管理

試験タイムラインを加速するには、スポンサー、施設、CRO、患者の連携を向上させる必要があります。Life Sciences Cloud では施設の選択、実現可能性、参加者登録が 1 つのワークスペースに統合されています。Agentforce によってインテリジェントな施設スコアリング、実現可能性アウトリーチの自動生成、電子同意フローの自動化が行われるため、実行を加速できます。

臨床試験管理では、次のことが可能になります。

  • 過去のパフォーマンス、条件一致、AI 支援によるスコアリングに基づいて施設を見つけてランク付けする。
  • 少ないクリック回数で、実現可能性に関するアンケート、始動 ToDo、施設とのコミュニケーションを開始する。
  • 候補者を包含条件と照合し、ガイド付き電子同意によって登録をサポートする。
  • 施設と参加者のマイルストーンを 1 か所で監視し、遅延が発生した場合にはアラートをトリガーする。

その結果、試験の開始が早くなり、よりスマートな登録が可能となり、計画から完了まで順調に進行できるようになります。

先進治療管理

先進治療では、製造から点滴まで、ステークホルダー間の緊密なオーケストレーションが必要です。Life Sciences Cloud には注文の連携、保管チェーンの管理、進行状況の追跡を行うための接続されたコマンドセンターがあり、そのすべてにコンプライアンスが組み込まれています。Agentforce によって、遅延のフラグ付けや次のアクションの推奨が行われ、各ステップを予定どおりに完了できます。

先進治療管理では、次のことが可能になります。

  • 地域の受け入れ体制、ロジスティクスパートナー、臨床チームの間の複数ステップのスケジュールを連携させる。
  • 監査可能なイベントとデジタル署名取得によって、保管チェーンの完全な可視性を維持する。
  • 地域固有の規定、治療の複雑さ、提供モデルに応じてワークフローを設定する。
  • 治療の状況、最新情報、サポートを備えた安全なポータルで患者やケアチームとエンゲージする。

可視性と連携が向上することで、確信を持ち、コンプライアンスを維持して先進治療を研究室から臨床へと進めることができます。

Agentforce による変革

Agentforce によって Life Sciences Cloud のすべてのワークスペースでインテリジェントなサポートが提供されます。この組み込み AI エージェントがコンテキストの要約、次のステップの提案、繰り返し作業の自動化を行うことで、エキスパートは時間を節約し、意思決定、関係、結果に集中できます。

プラットフォームの各部で Agentforce は次のことを行います。

  • 患者サービスでは、エージェントは通話スクリプトのドラフト作成、給付の要約、離脱リスクのフラグ付けを行う。
  • 顧客エンゲージメントでは、取引先サマリーを生成し、次に行うべき最善のアクションやメッセージを推奨する。
  • 主要取引先管理では、プランの進行状況を要約し、主要なステークホルダーにスポットライトを当てる。
  • 医療情報では、エージェントは引用を含む応答のドラフトを作成し、複雑なケースを転送する。
  • 臨床試験では、候補者の照合、同意の調整、研究 ToDo の生成をサポートする。
  • 先進治療では、遅延を特定し、スケジュールを支援し、保管チェーンを監視する。

各ワークスペースにインテリジェンスを直接組み込むことで、Agentforce はチームがより迅速に行動し、連携を保ち、重要なことに集中するのに役立ちます。

まとめ

Olivia は、Life Sciences Cloud を使用することで、Agentforce によるサポートが組み込まれた共有ワークスペースで製薬チームが連携できることを理解しました。次の単元では、各機能を日常的に使用するユーザーと、各ロールが患者、提供者、企業にとっての結果の向上にどのように貢献するかを学習します。

リソース

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