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プリファレンスの識別

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • プロファイルセンターと購読センターとプリファレンスセンターの違いを説明する。
  • カスタムプリファレンスセンターの作成に関する考慮事項を確認する。

メールマーケティング戦略

「メールマーケティング戦略」で Web を検索すると、5 億 6000 万件を超える検索結果が返ってきます。目まいがしそうですね? 膨大な情報の中から、一流のメールマーケティング戦略を立てるために必要な情報をすばやく見つけるにはどうしたらよいのでしょうか? これは、その手始めに適したモジュールです。このモジュールは、高度なマーケティングのクイックスタートガイドと考えてください。 

優れたメールマーケティングの秘訣を学ぶ準備はいいですか? すべては、魅力的で効果的なメールマーケティングコンテンツを作成する 4 つの要素から始まります。 

オーディエンスを知る

  • 既存のデータを確認する。
  • さらにデータを収集する。
  • ペルソナを定義する。

優れたコンテンツの作成

  • コンテンツライブラリを構築する。
  • データに基づいてコンテンツをパーソナライズする。
  • コンテンツを適切にデザインし、アクセスしやすくする。
  • 送信する前に確認してプレビューする。

結果の分析

  • トラッキングメトリクスと重要業績評価指標を定義する。
  • 組織のベンチマークを特定する。

戦略の進化

  • コンテンツをテストする。
  • 成功と失敗から学ぶ。

「言うは易し、行うは難し」ですよね? これらの主要な要素はあなたにとって目新しいものではないでしょうが、増え続ける ToDo のリストを処理していると、計画どおりに進めることが難しい場合があります。順に説明していきますので、安心してください。このバッジでは、魅力的なマーケティングの最初の 2 つの要素、「オーディエンスを知る」と「優れたコンテンツの作成」に重点を置きます。早速始めましょう。 

サインアップから始める

既存の顧客に関するデータはたくさんあるでしょうが、新規のサインアップに関してはどうでしょうか? あまり多くのデータはないかもしれません。それをメールのプリファレンスで解決できます。すぐに使える Marketing Cloud Engagement のプロファイルセンターと購読センターは、購読者のプリファレンスを管理するためのソリューションを提供します。では、それぞれを見てみましょう。

プロファイルセンター

プロファイルセンターは、購読者の個人情報と基本プリファレンス (または属性) を購読者が入力し、更新できる Web ページです。顧客に関して保存している属性 (メール、性別、名前など) は、各顧客のプロファイルセンターに表示されます。

メモ

属性の使用についての詳細は、ヘルプページ「プロファイル属性とプリファレンス属性の作成」を参照してください。

 次に、プロファイルセンターの例を示します。

個人情報、プリファレンス、購読取り消しのオプションを表示するプロファイルセンターのプレビュー。

購読センター

購読センターは、購読者がビジネスから受信するメッセージを指定する独立したページです。次に例を示します。 

特定のパブリケーションリストにコールアウトが付いている購読センターの例。

公開パブリケーションリストに追加されたコミュニケーションは、[使用可能なパブリケーション] に表示されます。パブリケーションリストは、購読者が受信するメッセージの種別 (ニュースレター、アラートなど) を管理するために作成します。パブリケーションリストを使用すると、購読者はすべてのメッセージをオプトアウトするのではなく、送信のカテゴリをオプトアウトすることができます。恐ろしい [すべて購読取り消し] チェックボックスを避けたいと思わないマーケターはいないでしょう。 

メモ

パブリケーションリストの使用についての詳細は、ヘルプページ「Marketing Cloud Engagement のパブリケーションリスト」を参照してください。  

Commercial (またはマーケティング) メールにはプリファレンスを更新するリンクを含める必要があるので、プロファイルセンターと購読センターのページは購読者のオプトアウト要件を満たしています。これらの標準ページの内容はほとんど変更できませんが、BrandBuilder を使用して配色をカスタマイズし、ロゴを追加することができます。さらにカスタムソリューションを探している場合は、次のセクションに進んでください。プリファレンスセンターについて説明します。

プリファレンスセンターの構築

基本的なプロファイルページや購読ページから、次の段階に進む準備はいいですか? カスタムプリファレンスセンターをご紹介します。カスタム (または外部の) プリファレンスセンターは、プロファイル情報と購読情報の両方を一元管理する場所として使用されます。プリファレンスセンターには購読取り消しオプションが必要ですが (コンプライアンスの要件)、それさえ満たせば何を含めるかについてのルールはありません。ただし、ページを作成するときのデザイン、コンテンツ、データフローに関する考慮事項がいくつかあるので、それについて説明します。すでにプリファレンスセンターを使用している場合は、以下の説明を読み、使用しているプリファレンスセンターページが当てはまるかを確認してください。 

アクセスしやすいデザイン

すべての購読者にとって使いやすく、モバイルに対応したアクセスしやすいページであることが重要です。これについては説明することがたくさんあるので、このモジュールの後半でアクセシビリティについて詳しく取り上げます。  

使わなければ駄目になる

マーケターはあらゆるデータを入手しようとします。でも、顧客がダークチョコレートよりもホワイトチョコレートが好きであることを知る必要がありますか? ときと場合によるでしょう。プリファレンスや個人的な関心事については、あなたのブランドやコンテンツに関係する場合にのみ訊ねるようにしてください。お気に入りのブランドについて訊ねる場合は、その情報をコミュニケーションで活用します。購読者の誕生日を知ったら、特別な日に利用できるクーポンを送信します。肝心なのは、各データポイントをコミュニケーションまたは戦略に結び付けることです。 

自分にとっての利点

コンテンツを見直し、顧客に送信されるコミュニケーションとその頻度が明確に記載されていることを確認します。各プリファレンスは顧客のメリットを考慮して記述します。つまり、顧客にとっての利点は何か、ということです。では、前述の例を見直してみましょう。

  • 最初に質問: ホワイトチョコレートとダークチョコレートのどちらが好きですか?
  • 次に、質問の理由とそれと引き換えに何が得られるかを明確に述べる: あなたのお誕生日にお好きなチョコレートのクーポンをお送りします。

オプトアウトとオプトダウン 

プリファレンスセンターの購読取り消しセクションを確認しましょう。明確に表示され、簡単に選択できるようになっていますか? そうなっていない場合は、修正する方法をブレインストーミングしましょう。これは非常に重要なステップです。次に、あなたのブランドが好きだけれども、毎日または毎週のコミュニケーションを希望しない購読者にオプトダウンの選択を提供します。いつものように、オプトダウンオプションを追加する場合は、そのプリファレンスを尊重するための計画が必要です。つまり、受信するメール数を減らしたいと購読者が希望した後に、日替わり特売情報を送信し続けることはしないでください。顧客に満足してもらう必要があります。

データフロー 

次はデータです。チーム (特に、データの達人) に相談して、購読者のプリファレンスを尊重し、かつ提供されたデータを効果的に使用するために、どの機能を追加または変更する必要があるかを判断します。このモジュールではプリファレンスセンターの作成方法については説明しませんが、新しいページを構築または既存のページを更新する前に、考慮すべき点がいくつかあります。

  • コミュニケーションを管理するためにパブリケーションリストを使用するか?
  • マスターデータエクステンションを使用するか? その場合、購読者のプリファレンスはどう追加または更新されるのか?
  • 新しいプリファレンスセンターで購読者が行う変更に基づいて、更新する必要がある外部システムがあるか? その場合、それらの更新は自動的に、または毎日行われるのか?

また、プリファレンスの更新方法について最終的な決断を下す前に、送信方法 (リスト、データエクステンション、または Marketing Cloud Connect の使用) を評価することも重要です。では、送信方法に基づく考慮事項を確認しましょう。

送信方法
構築方法
考慮事項
リスト
  • 既存のプロファイルおよび購読センターを独自のブランド設定で更新する。
  • ランディングページまたはマイクロサイト内で Smart Capture を使用してカスタムプリファレンスセンターを作成する。
  • Web コレクトを使用して、リストまたはパブリケーションリストに購読者を追加または削除する。
  • 既存のプロファイルセンターと購読センターは使いやすいが、コンテンツの更新では柔軟性に欠ける。
  • リストベースの送信はメール戦略の拡張性という点で推奨できない。
データエクステンション
  • CloudPages でカスタムプリファレンスセンターを作成し、パブリケーションリストを使用して購読を管理する。
  • API を使用してデータエクステンションの購読者ステータスとプリファレンスを更新する外部ページを作成または使用する。
  • 初期設定がより複雑。
  • より柔軟で、長期的に拡張が可能。
Marketing Cloud Connect
  • 顧客属性をカスタム Salesforce 項目に同期し、独自のブランド設定が適用された既存のプロファイルおよび購読センターを使用する。
  • CloudPages でカスタムプリファレンスセンターを作成し、同期したデータエクステンションを使用してプリファレンスを同期する。
  • API を使用して購読者ステータスとプリファレンスを更新する外部ページを作成または使用する。
  • 構築する前に購読者ステータスを保存するレコードのデータベースを決定する。
  • データフローを選択する前に、セグメンテーションと送信方法を検討する。
メモ

カスタムプリファレンスセンターを作成する準備が整ったら、「Custom Preference Center Development (カスタムプリファレンスセンターの開発)」バッジを参照してください。 

購読者のプリファレンスの管理は、オーディエンスについて知る上で重要なステップなので、適切に行うために時間をかける価値があります。新しい改善されたプリファレンスセンターの準備が整ったら、次はより多くのデータを収集する方法について説明します。

リソース

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