インテグレーションの計画

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Salesforce-Pardot コネクタを設定する前の考慮事項を判断する。
  • 会社に最適な同期方法を判断する。
  • Pardot インテグレーションユーザを定義する。

Salesforce-Pardot コネクタを作成または一時停止解除する前に、確認すべき事項がいくつかあります。作業を容易にするために、項目とプロスペクトの同期、ユーザのマッピング、他の設定タスクなど、考慮事項の概要を説明します。Salesforce-Pardot コネクタの設定に進む前に少し時間を取って、これらの事項を確認してください。 

販売連携の監査

マーケティングオートメーションは、マーケティングチームだけのものではありません。実際、営業チームにも同じくらい有用であり、Pardot で収集されたリードに関するインテリジェンスを有効利用できるようになっています。権限セットや Salesforce ページレイアウトなど、商談成立を増大させるために担当者が必要とする表示に影響を及ぼしうる、Salesforce 内のあらゆる点を監査することをお勧めします。

Salesforce のページレイアウトの監査から始めることが考えられます。エンゲージメント履歴、一致するリード、Pardot リストメンバーシップ、Pardot ソーシャルデータを必ず監査の対象にしたうえで、必要と思われる Pardot カスタム項目をいくつでも追加できます。ソース情報が求められる場合には、必要に応じて Google Analytics の項目も対象にできます。

全般的な考慮事項  

  • Pardot で使用できる Salesforce コネクタは 1 つのみです。
  • Pardot は Salesforce の個人取引先レコード種別と統合可能です。個人取引先の同期を有効にするには、Pardot サポートにお問い合わせください。
  • Pardot にプロスペクトをインポートすると、プロスペクトは Salesforce と同期されます。未割り当てのプロスペクトは Salesforce と同期しますが、一致するメールアドレスがない場合、レコードは作成されません。
  • Pardot は Salesforce 内および Pardot 内の変更を最大で 2 分に 1 回チェックします。大量のレコードを同時に更新する場合、すべての変更の同期が完了するまで時間がかかることがあります。

Salesforce と Pardot の項目の同期
プロスペクト項目が Salesforce で更新されると、その項目に関連するルールが存在する場合に Pardot オートメーションルールがトリガーされる可能性があります。Pardot でユーザに割り当てられているプロスペクトは、Salesforce のレコードと同期していない場合、リードとして作成されます。考慮事項の完全リストは、こちらの役に立つリソースを参照してください。

同じメールアドレスで複数のプロスペクトを作成できるアカウント
Salesforce の同期で最も重要なことは、Pardot のプロスペクトと Salesforce のリード、取引先責任者、個人取引先の関係を 1 対 1 に対応付けることです。同じメールアドレスで複数のプロスペクトを作成できるアカウントでは、Salesforce-Pardot コネクタは双方向同期の一致条件として CRM ID を使用します。

特定のメールアドレスを持つリード、取引先責任者、または個人取引先が Salesforce に作成されると、一致する CRM ID を持つプロスペクトが Pardot に作成されます。各レコードのデータは、各項目で定義された同期動作に従って同期されます。プロスペクトが Pardot に作成されるのは、Salesforce コネクタユーザに Salesforce のレコードへの権限がある場合のみです。

プロスペクトに CRM ID がなく、同じメールアドレスを持つ複数のレコードが Salesforce に存在する場合、プロスペクトは、最新のアクティビティを持つレコードと同期します。

プロスペクトが Pardot に作成され、同期開始の条件を満たす場合、コネクタの設定に従って Salesforce にレコードが作成されます。

同じメールアドレスで複数のプロスペクトを作成できる Pardot アカウントの場合は、コネクタ設定が少なくなります。Salesforce-Pardot コネクタは新しいリード、取引先責任者、または個人取引先を見つけると、プロスペクトを作成し、これらのレコード間で変更を同期します。Salesforce でマージされたレコードや削除されたレコードを検出すると、該当する Pardot のプロスペクトを更新します。

Pardot インテグレーションユーザ
Pardot はインテグレーションユーザを介して Salesforce にログインできる唯一のアプリケーションです (ただし、Salesforce システム管理者が Pardot 設定を完了している場合のみ)。Pardot 接続アプリケーションはセキュアな認証方法を使用して、Salesforce に対して Pardot アプリケーションサーバを認証します。接続アプリケーションには、Pardot に提供されたセキュアな鍵ペアの片方 (公開側) が含まれます。質問がある場合やサポートが必要な場合は、「リソース」セクションのリンクを参照してください。 

インテグレーションユーザに関する留意点を次にいくつか示します。 

名前は「B2BMA インテグレーション」、ユーザ名は「b2bmaintegration@.ext」です。プロファイルとインテグレーションユーザ名の両方に B2BMA が含まれますが、これらは B2B Marketing Analytics には関連しません。

  • インテグレーションユーザは、B2BMA インテグレーションユーザプロファイルと共にプロビジョニングされ、Pardot と Salesforce 間で同期されているデータの参照および変更権限をユーザに付与します。
  • 標準 Salesforce ユーザライセンスを使用しません。
  • パスワードがなく、Salesforce に直接ログインできません。
  • Salesforce-Pardot インテグレーションの結果として実行された変更は、インテグレーションユーザに関連付けられます。これによって、インテグレーションによる Salesforce オブジェクトへの更新と、ユーザアクションによる Salesforce オブジェクトへの更新を容易に判別できます。
  • インテグレーションユーザは、Pardot の設定時にインストールされた Pardot インテグレーション接続アプリケーションを介して Salesforce に対する認証を行います。
  • インテグレーションユーザはすべてのアカウントにプロビジョニングされますが、V2 を使用している (2 月 11 日以降に Pardot を購入した) 場合はコネクタ専用となります。

同期方法の選択

インテグレーションユーザがコネクタユーザとして設定されている場合、Salesforce-Pardot コネクタは Pardot と Salesforce の間で同期されるオブジェクトのすべてのレコードを同期します。レコードの一部を同期したい場合は、マーケティングデータ共有を使用して同期するレコードを選択します。含まれるインテグレーションユーザを使用するか、独自のコネクタユーザを設定してください。

マーケティングデータ共有を使用する場合は、独自のコネクタユーザを設定するのではなく、インテグレーションユーザを使用することをお勧めします。インテグレーションユーザは、必要な権限が設定された状態で事前設定されており、Sales Cloud ライセンスが要りません。マーケティングデータ共有へのアクセス権がない場合は、Pardot アカウントに同期されるレコードを制限するために、Salesforce の表示が制限されるカスタムコネクタユーザを使用することを検討するとよいでしょう。 

マーケットデータ共有ルール

ルールを設定する前に、次のガイドラインを念頭に置いてください。

  • Pardot レコードの更新によってプロスペクトの不一致が生じるのを防ぐために、マッピングされていない Salesforce 項目のみに基づくルールを設定します。項目はオブジェクトに属し、書き込み可能である必要があります。
  • オブジェクトごとに設定できるルールは 1 つのみです。各ルールは Salesforce 項目に基づき、等号演算子を使用します。
  • オブジェクトのデフォルト設定には、コネクタユーザの権限を使用して、同期するレコードを制御します。オブジェクトにルールを作成すると、同期するレコードの制御にはルールとコネクタユーザの権限の両方が使用されます。
  • Salesforce レコードがルール条件を満たして停止した場合は、対応する Pardot はごみ箱に送信されます。
  • リードまたは取引先責任者にマーケティングデータ共有ルールを使用する場合は、リードと取引先責任者の両方に対して条件を作成する必要があります。複数のビジネスユニットがある場合は、各ビジネスユニットでリードと取引先責任者の両方に対して条件を追加する必要があります。

リソース