Salesforce での Salesforce-Pardot コネクタの設定
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 取引先責任者項目に Pardot のカスタムリード項目を対応付ける。
- Pardot ボタンを Salesforce ページレイアウトに追加する。
- ページレイアウトにスコアリングカテゴリのスコアを追加する。
- Salesforce-Pardot コネクタを設定および一時停止解除する。
リードの Salesforce の取引先責任者項目への対応付け
コネクタを設定すると、それ以降は、ユーザが Pardot で新規プロスペクトを作成したときに Salesforce に対応するリードレコードがなければ、Pardot によって新規リードが生成されます。ただし、そのリードが Pardot によって Salesforce の取引先責任者に変換されるとき、リードレコードの一部のデータが取引先責任者レコードに取り込まれないことがあります。
リードを Salesforce の取引先責任者項目に対応付けておけば、Salesforce でデータが確実に取引先責任者レコードに渡されます。
リード項目を取引先責任者項目に対応付ける手順は、次のとおりです。
- Salesforce の [設定] から、メニューの [オブジェクトマネージャ] をクリックします。
- [リード] をクリックします。
- [項目とリレーション] をクリックします。
- [リード項目の対応付け] をクリックします。
- [取引先責任者] タブをクリックします。
- Google Analytics および Pardot で開始された項目については、ドロップダウンから対応する取引先責任者項目を選択します。
- 目的の項目の対応付けがすべて終了したら [保存] をクリックします。
リードおよび取引先責任者ページレイアウトへの Pardot 情報の表示
Pardot AppExchange アプリケーションをインストールすると、Pardot 項目と Visualforce ページが追加されますが、それらは表示されません。心配いりません。わずか数ステップで、これらが表示されるようにできます。Salesforce で Pardot 項目と Visualforce ページを表示するには、それらを Salesforce のリードおよび取引先責任者のページレイアウトに追加します。
- リードまたは取引先責任者のページレイアウトを編集用に開きます。
- Pardot カスタム項目をページレイアウトに追加します。
- セクションをレイアウトに追加します。
- セクションに名前を付けます。
- [2 列] を選択し、[OK] をクリックします。
- ドラッグアンドドロップエディタの [項目] セクションに戻り、右にスクロールして Pardot カスタム項目を見つけます。
- すべての Pardot カスタム項目を新しいセクションにドラッグします。
- 必要に応じて、Google Analytics 項目をセクションにドラッグします。
- Pardot アクティビティとリストメンバーシップをレイアウトに追加します。
- セクションをレイアウトに追加します。
- セクションに名前を付けます。
- [1 列] を選択し、[OK] をクリックします。
- エディターで [Visualforce ページ] セクションまでスクロールします。
- [Pardot アクティビティ]、[Pardot リストメンバーシップ]、および [Pardot ソーシャルデータ] を新しいセクションにドラッグします。
- 完了したらレイアウトを保存します。
リードと取引先責任者のページレイアウトに対して、これらのステップを繰り返します。
Salesforce ページレイアウトへのカスタム Pardot ボタンの追加
[Pardot に送信] ボタンを使用すると、Salesforce のリードや取引先責任者を Pardot に簡単に追加できます。対応するレコードが存在する場合、このボタンを使用すると、プロスペクトが作成される代わりにレコードが同期されます。[Pardot に送信] を使用するには、ユーザの SSO が有効になっている必要があります。
[Pardot メールを送信] ボタンを使用すると、Pardot 権限セットが割り当てられた Salesforce ユーザは、Pardot の追跡メールを Salesforce から送信できます。
- リードまたは取引先責任者のページレイアウトを編集用に開きます。
- パレットで、[モバイルおよび Lightning のアクション] までスクロールします。
- [Pardot に送信] ボタンと [Pardot メールを送信] ボタンを選択して、[Salesforce モバイルおよび Lightning Experience のアクション] セクションにドラッグします。
- 完了したらページレイアウトを保存します。
リードと取引先責任者のページレイアウトに対して、これらのステップを繰り返します。
ページレイアウトへのスコアリングカテゴリのスコアの追加
Pardot アカウントでスコアリングカテゴリを使用している場合、リードと取引先責任者のページレイアウトにスコアを追加できます。具体例を見てみましょう。
- リードまたは取引先責任者のページレイアウトを編集用に開きます。
- エディターで [関連リスト] をクリックします。
- [Pardot Category Score (Pardot カテゴリスコア)] をレイアウトにドラッグします。
- ここで、[スコアリングカテゴリ名]、[スコア]、および [最終更新日] のみを含め、スコアで降順に並べ替えるように [Pardot カテゴリスコア] プロパティを編集することもできます。
Salesforce での Pardot リストメンバーシップの編集をユーザに許可
ユーザは CRM 参照可能な Pardot リストで Salesforce から離れることなくリードと取引先責任者の追加と削除ができます。設定方法は次のとおりです。
Salesforce で実行する手順
- [設定] | [オブジェクトマネージャ] | [ページレイアウト] に移動します。
- リードおよび取引先責任者ページレイアウトに [プロスペクトリストメンバーシップ] Visualforce ページがあることを確認します。
- 取引先責任者ページレイアウトでこの手順を繰り返します。
Pardot で実行する手順
- [Pardot 設定] タブに移動します。
- Salesforce-Pardot コネクタの設定で、[CRM 内でのプロスペクトリストの編集を許可する] を選択します。
- Salesforce で使用できるようにする静的リストの [CRM 参照可能] を有効にします。
Salesforce で Pardot データへのアクセス権をユーザに付与
AppExchange パッケージに付属する Pardot 権限セットを、Salesforce で Pardot データにアクセスまたは使用する任意のユーザに適用します。
- [設定] から、[クイック検索] ボックスに
「権限セット」
と入力し、[権限セット] を選択します。 - [Pardot] をクリックします。
- [割り当ての管理] をクリックします。
- 権限セットの割り当て先のユーザを選択します。
- [割り当てを追加] をクリックします。
多くのステップがあるように見えますが、Salesforce-Pardot コネクタの設定はもう少しで完了します。あと数ステップを実行するだけで使用を開始できます。次の単元では、コネクタの Pardot 側を設定する方法を学習します。