適切なオートメーションツールの選択
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- オートメーションルール、セグメンテーションルール、完了アクション、ダイナミックリストの違いを説明する。
- 特定のシナリオでどのオートメーションツールを使用するか判断する。
ここで大切な点は、各自のニーズに最も適したオートメーション手段で、ルールの要件に無理なく適合するものを選ぶことです。キャンドルを灯すのにガスバーナーを使ったり、金属片を溶かすのにマッチを使ったりするのが非合理であるように、ある人のスコアを完了アクションで効率的に調整できるのに、あえてオートメーションルールを使うことはありません!
どのようなときにオートメーションルールを使い、どのような状況でセグメンテーションルールを使うのかよくわからないという人もいるでしょう。完了アクションやダイナミックリストはどうでしょうか? 復習が必要になったらこのディシジョンツリーで、どのような状況でどのオートメーションツールを使用するか判断します。
この説明でもわかりにくいかもしれないため、オートメーションツールの違いを具体的に示す目的で、Leung が実践する 3 つのシナリオを見て、彼女のニーズに最も適していると思われるオートメーションツールを判断してみましょう。
シナリオ 1:
Leung はプロスペクトの所在地と役職に基づく 1 回限りの新しいリストを作成しようと考えています。
答え:
Leung のリストは複数の条件に基づき、1 回のみ使用されるため、セグメンテーションルールを使用します。
シナリオ 2:
Leung は、現時点で顧客ではなく、Get Cloudy の Marketing Cloud コンサルティングパッケージに関心を示しているプロスペクトのみを対象に、継続的に更新されるリストを作成したいと考えています。
答え:
Leung のリストは複数の条件に基づき、継続的に更新されるため、ダイナミックリストを使用します。
シナリオ 3:
Leung は、Get Cloudy の事例 PDF を依頼するフォームに登録したプロスペクトに自動応答メールを送信したいと考えています。
答え:
Leung のリストはプロスペクトのアクションに基づくため、完了アクションを使用します。
シナリオ 4:
Leung は、プロスペクトの所在地と、リード評価モデルに適合するかどうかに基づいて、プロスペクトを適切な営業チームに自動的に割り当てたいと考えています。
答え:
Leung のルールは複数の条件に基づき、継続的に実行されるため、オートメーションルールを使用します。
このモジュールを通じて、Pardot でオートメーションツールに作業を代行させる方法を学習しました。使用可能なすべてのオートメーションツールをアカウントの 1 つの戦略にまとめれば、さらに複雑なオートメーションルールやパターンを構築できます。