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マーケティングアプリケーションの拡張機能について知る

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • マーケティングアプリケーションの拡張機能の種別について説明する。
  • 外部アクティビティについて説明する。
  • 外部アクションの例を挙げる。
メモ

Pardot が Marketing Cloud Account Engagement という名前に変更されました。名称の変更を段階的に進めていますが、書き換えが完了するまで一部 (アプリケーション自体を含む) に旧称が残っている場合があります。

マーケティングプラットフォームのジレンマ

平均的なマーケティング担当者が 12 種類以上のマーケティングテクノロジーソリューションを使用していることをご存知ですか? あなたのチームも日々複数のプラットフォームで作業し、適切なインテグレーションによって自動化が可能な業務を手作業で行っているのではないでしょうか? 

顧客データをプロスペクトレコードに結び付けるネイティブまたはパッケージ化されたインテグレーションをすでに利用しているかもしれません。ここでは、マーケティングアプリケーションの拡張機能をレベルアップさせます。こうした強力なオブジェクトは、サードパーティデータを使用してオートメーションを向上させる 2 つの拡張性ツールを備え、外部アプリケーションで作業する場合にも役立ちます。 

アクティビティとアクションの違い

まず、外部アクティビティと外部アクションについて説明します。

ビジネスユニット、拡張機能、サードパーティアプリケーションの関係を示す図。データが拡張機能を通過していずれかのシステムに到達することが示されています。

外部アクティビティは、Account Engagement の外部で発生したアクティビティデータをオートメーションに使用します。まず、どの外部アクティビティ (SMS エンゲージメント、Web セミナーへの出席、購入など) をキャプチャするかを管理します。次に、そのプロスペクトアクティビティを Engagement Studio にトリガーとして、またはオートメーションルールやセグメンテーションルールに条件として設定します。

外部アクションは、サードパーティアプリケーションでアクションを開始します。たとえば、外部アクションで SMS 送信をトリガーしたり、お客様をイベントに登録したりします。外部アクションは Salesforce の呼び出し可能なアクションフレームワーク上に構築されています。このフレームワークでは、一般的に使用されるフローアクションをインストールしたり、カスタムソリューションを開発したりすることができます。アクションをトリガーするには、Engagement Studio プログラムで外部アクションを使用します。 

チームに適した機能

どちらかを選択する必要はありません! こうした拡張性機能を連携させ、ビジネス上のあらゆる問題を解決することができます。あるジョブには外部アクティビティ、別のジョブには外部アクションを使用することも可能です。また、拡張性機能を組み合わせてマルチプラットフォームの手動プロセスを合理化すれば、特定したプロスペクトにシームレスなカスタマージャーニーを実現できます。 

アクティビティ種別またはアクション種別を作成する前に、まずマーケティングアプリケーションの拡張機能を作成してビジネスユニットを割り当てます。拡張機能に接続先のサードパーティアプリケーションにちなんだ名前を付け、アクティビティ種別やアクション種別にわかりやすい名前を使用することをお勧めします。たとえば、Slack の拡張機能があり、アクティビティに [Posted in Channel (チャンネルに投稿済み)] という表示ラベルを設定することが考えられます。   

拡張機能 (SMS プラットフォーム、Web セミナープラットフォーム、CRM Sales Cloud、タスクマネージャーアプリケーションなど) のリストが示されているマーケティングアプリケーションの拡張機能のセットアップページ

実際の動作を確認する

では、Northern Trail Outfitters が次の拡張性機能を使用して、eコマースとダイレクトメールマーケティング活動をどのように自動化しているのか見てみましょう。 

マーケティング部門の Paulo は、都心部のバス待合所にいるプロスペクトを大自然に誘う印刷物キャンペーンを構想しています。この構想の実現には 3 種類のシステムでの作業を要するため、IT 部門の Warren と協力してできる限り自動化することにします。 

Paulo と Warren は数種類のツールを使用してこのキャンペーンを作成していきます。キャンペーンレコードやマーケティングフォームのほか、マーケティングアプリケーションの次の 2 つの拡張機能を作成します。 

  • 拡張機能: EComm (eコマース)
    • 外部アクティビティ: EComm Coupon Used (eコマースクーポンを使用済み)
  • 拡張機能: Direct Mail Vendor (ダイレクトメールベンダー)
    • 外部アクション: Add to List (リストに追加)

このすべてを 1 つにまとめるために、Paulo が Engagement Studio プログラムを構築します。 

メモ

まず Rachel のエクスペリエンスに目を通します。次に「バックグラウンド」列で、Rachel のジャーニーの各ステップをサポートするためにツールをどのように連携させるのかを確認します。

Rachel のエクスペリエンス

バックグラウンド

バスを待っていた Rachel が Northern Trail Outfitters (NTO) のポスターを目にし、TAKEAHIKE というクーポンコードが記載されていることに気が付きました。 

スマートフォンで NTO のサイトにアクセスし、クーポンコードを入力してブーツを購入します。  

eコマースプラットフォームでクーポンの使用状況が「EComm Coupon Used (eコマースクーポンを使用済み)」という外部アクティビティとしてトラッキングされます。

クーポンを使用した Rachel が、Engagement プログラムの開始時点のリストに追加されます。

購入の確認メールに、今後のオファーの郵送案内にサインアップするよう促すメッセージが記載されています。Rachel はリンクをタップしてサインアップし、フォームを送信します。

マーケティングフォームで郵送先住所の項目がキャプチャされ、フォームビューと送信がトラッキングされます。 

フォームの送信により、「Add to List (リストに追加)」という外部アクションがトリガーされます。このアクションは Handlebars 差し込み言語を使用して項目を結び付け、郵送先住所情報が郵送業者のシステムに適切に渡されるようにします。

後日 Rachel のところに、近辺の 5 つの絶景ハイキングコースの案内と、ハイキングに出掛けた際は #takeahike というハッシュタグを使用するよう宣伝するダイレクトメールが届きました。

このマーケティングアセットと顧客エンゲージメントはすべて Take a Hike (ハイキングに行こう) キャンペーンに関連付けられているため、Paulo がそのパフォーマンスと ROI のレポートを作成できます。  

便利ですよね! 外部アクティビティと外部アクションがどのようなものかわかったところで、次はこの 2 つがどのように機能するのかを詳しく見ていきます。  

リソース

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