Marketing Cloud Account Engagement メールをはじめる
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- メールテンプレートの使用方法を説明する。
- リストの使用方法を説明する。
- コンプライアンスに関する重要な考慮事項を説明する。
成功に向けて体制を整える
B2B マーケターであるあなたは、いよいよメールを送信しようとしています。このような場合は、Marketing Cloud Account Engagement がきっと役に立ちます。
リストでオーディエンスを絞る
Account Engagement では、静的または動的なセグメンテーションリストに受信者を追加したり、除外リストを使用して受信者を削除したりすることができます。リストを作成するには、リストのインポート、手動または一括追加、オートメーションツールなど、複数の方法があります。リストを設定したら、メール送信プロセスの際にそのリストを選択します。
テンプレートでブランドを維持する
メールの体裁を整えるのは、なかなか難しいものです。配色は適切ですか? このロゴは大きすぎませんか? 間隔は適切ですか? メールテンプレートを作成すれば、そのようなストレスから解放されます。
メールテンプレートは、スタイルが事前定義された、再利用可能なメールレイアウトです。一度デザインしたテンプレートは、何度でも再利用できます。リストメール、1 対 1 のメール、自動メール、エンゲージメントプログラムで使用するメールの基盤として使用できます。
ヒント: どのような種別のメッセージを送信するのかを検討して、それぞれに基本的なテンプレートを作成してください。
メッセージを作成する
オーディエンスを特定し、テンプレートを作成できたので、あとは、適切な対象者にメッセージを送信するだけです。Account Engagement を使用すれば、対象オーディエンスにマーケティングメール、オペレーショナルメール、自動メールを送信できます。
Salesforce Classic でメールを作成する
Account Engagement の元のメール環境では、購入者が期待するパーソナライズされたエクスペリエンスを提供するメールテンプレートやコンテンツを作成できます。メールテンプレートや定義済みのレイアウトを使用して、お好きなテキストや画像を入力していきます。HTML を使い慣れている場合は、ソースコードを直接編集することもできます。作業状況を確認する場合は、いつでも [プレビュー] タブを開いて表示できます。
Lightning でメールを作成する
Lightning を利用している場合、Salesforce で構築された別のメール環境にもアクセスできます。ドラッグアンドドロップ機能、メールコンテンツの迅速な再利用と再送信、Salesforce データを使用したメッセージのパーソナライズ機能を活用できます。また、作業中にデスクトップやモバイルでメールをプレビューすることができます。
メールをすぐに送信するのか、場所てスケジュールされた時刻で送信するのかを選択します。もちろん、Account Engagement のレポートと分析を使用すると、メールのエンゲージメントを追跡できます。
ヒント: Account Engagement Advanced および Premium ユーザーは、Einstein 送信時刻最適化 (STO) などの送信オプションにアクセスできます。送信する期間を選択すると、プロスペクトがメールにエンゲージする可能性が最も高いタイミングを AI が特定し、Account Engagement でその時間通りにメールが送信されます。
一括送信を超えて
従来のリストメール送信に加えて、Account Engagement では自動メールとオペレーショナルメールがサポートされており、さらには営業チームが 1 対 1 のメールを送信することも可能です。
- 自動メール: プロスペクトを対象にしたり、インパクトのあるエンゲージメントアクティビティの後にメールでフォローアップしたりするには、完了アクションやオートメーションルールなどの強力なオートメーションツールとメールを組み合わせます。最大限のオートメーションを実現するには、Engagement Studio のナーチャリングプログラムにメールを追加します。
- 1 対 1 のメール: Salesforce Engage では、マーケターは承認されたメールテンプレートを営業ユーザーと共有できます。営業担当は、テンプレートを選択し、コンテンツを追加して、[送信] をクリックするだけなので、簡単です。
- オペレーショナルメール: 場合によっては、マーケティングメッセージを登録解除していても、リストに記載されている全員に重要な通知を送信する必要があります。これは特別な状況下でのみ使用するものであるため、オペレーショナルメールを送信する機能はデフォルトでは無効になっています。
コンプライアンスを常に遵守する
Account Engagement では、送信レピュテーションと到達性を極めて重視しています。皆さんにも同様のことが求められます。Pardot のパーミッションマーケティングポリシーを確認し、お住まいの地域の関連するスパム対策およびプライバシーに関するすべての規制を常に遵守してください。
到達性は、メッセージの送信に使用される IP アドレスの送信レピュテーションに一部基づいています。送信レピュテーションを向上させるには、メール認証、データの健全性管理、さらには高品質なコンテンツなど、さまざまな方法があります。さらに詳しい説明については、まずは「Email Deliverability Implementation Guide (メールの到達性実装ガイド)」を参照してください。
ヒント: リマインダーを設定して、四半期ごとにメールエンゲージメントを確認します。エンゲージメントがないプロスペクトを除外リストに追加することで、高い到達性を維持できます。
メールを送信する準備はできましたか? さまざまな種別のメールがマーケティング計画にどのように適合するかを検討し、リストとテンプレートを作成してください。エンゲージメントを監視して、新しいプロスペクトに即座に返信できるようになります。