Account Engagement でメールをテストして送信する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- テストリストを作成する。
- A/B テストについて説明する。
- A/B 条件を設定する。
- メールを送信する。
はじめに
メールを送信する準備がほぼ整いました! ただし、送信する前に徹底的なテストが必要です。テンプレートは複数回テストすることをお勧めします。さまざまな関係者に送信し、複数のメールクライアントを照合します。また、メールが受信ボックスに届いたときに完全であることを確認するための A/B テストの実施を検討します。以下は、確認する項目のリストです。
一般的なテストのチェックリスト | |
---|---|
✅ |
すべてのリンクをテストする。 |
✅ |
すべての変数タグとダイナミックコンテンツの入力をテストする。各バリエーションの条件に一致するテストプロスペクトを作成して、ダイナミックコンテンツを検証します。次に、プロスペクトをテストリストに追加します。 |
✅ |
文にタイポやエラーがないか確認するためにテストする。 |
✅ |
デザインが洗練されていて、すべてのメールクライアントと画面サイズで表示されることを確認するためにテストする。 |
テストリストの作成
メールのテストに参加してくれる同僚やチームを募集します。テストリストに社内の受信者を追加します。これは、メールがプロスペクトにどう表示されるかを確認するための特別なリストです。テストリストは、最初にリストを作成し、次に Pardot ユーザーテーブルから参加者をリストに追加するという、2 ステップのプロセスで作成します。
Pardot アカウントのユーザーがテストリストに登録されるには、Pardot にプロスペクトレコードがある必要があります。ユーザーをテストリストに追加すると、ユーザーの Pardot アカウントの名前とメールアドレスを使用して自動的にプロスペクトレコードが作成されます。その後、ユーザーは、プロスペクトに表示されるメールと同じ外観のメールを受信できます。このユーザーが関連付けられたプロスペクトレコードは、Pardot の通常のプロスペクトレコードと同じです。唯一の違いは、これらのプロスペクトを使用して作成したテストリストには、メールウィザードのテストステップでしかアクセスできない点です。手順に従ってテストリストを作成していきましょう。
-
[オートメーション] | [セグメンテーションリスト] に移動します。
-
[+ リストを追加] をクリックします。
- リストに名前を付けます。
Test List for Campaign XYZ
(キャンペーン XYZ のテストリスト) のように明確な名前にすることをお勧めします。
-
[メールテストリスト] を選択します。
-
[リストを作成] をクリックします。
- テストプロスペクトをユーザーから追加します。
-
[Pardot 設定] | [ユーザー管理] | [ユーザー] に移動します。
- テストリスト用にユーザーを選択します。
- テーブルアクションのドロップダウンから [プロスペクトを作成してテストリストに追加] を選択します。
- テストリストを選択し、[移動] をクリックします。
- プロンプトの [OK] をクリックします。
テストリストが作成され、ユーザーがプロスペクトとして追加されました。これですべてのメールテストにこのリストを使用できます。
メールの作成
まず、リストメールを作成してテストおよび送信します。
-
[Pardot メール] | [スケジュール済み] に移動します。
-
[+ 新規リストメールを送信] をクリックします。
- [基本メール情報] ウィンドウで、すべての項目に情報を入力し、[Save (保存)] をクリックします。
- メールテンプレートを選択し、[Apply (適用)] をクリックします。
- すでにメールテンプレートを作成してある場合は、ここでライブラリに表示されます。
- メールのコンテンツを編集するには、[Create (作成)] タブのエディターを使用します。
メールのテスト
-
[テスト] タブをクリックします。
- テストリスト (1) または個人のメールアドレス (2) に送信します。
- アカウントに高度なメール分析パッケージがある場合は、さまざまなメールクライアントでメッセージがどのように表示されるのかを確認します (3)。
A/B テスト
A/B テストを使用して、さまざまなバージョンのメールをリストの一部に送信し、各バージョンがどの程度人を引き付けるかと追跡できます。受信者がメールをどう操作したかに基づいて、A/B テストのエンゲージメントデータのレコードを使用して勝者のメールを判定し、送信できます。
送信用のメールドラフトを準備するときに、A/B テストを切り替えます。
- メールドラフトの [Create (作成)] タブで、[基本情報] をクリックします。
-
[A/B テストを有効化] を選択します。
- [A/B] タブを使用して、メールのバージョンを切り替えます。
- バージョンの編集が完了したら、[送信] タブをクリックします。
- 受信者と除外リストを追加します。関連性のある正確な結果を得るには、A/B テストのオーディエンスサイズを 4 プロスペクト以上にする必要があります。
- テスト期間と条件を選択します。
- パーセンテージスライダーを調整して、テストに使用するオーディエンスの割合を選択します。
-
[スケジュール設定] をクリックしてメールを送信する日時を設定するか、[今すぐ送信] をクリックしてすぐにテストを開始します。どちらの方法でも、テスト期間の終了時に勝者メールが送信されます。
テストオーディエンスの半分はバージョン A、もう半分はバージョン B を受信します。Pardot は、選択した条件 (クリック数または開封数) に基づいて勝者を決定します。テストが終了すると、Pardot は新規リンククリック数やメール開封数のカウントを停止します。同数の場合は、バージョン A が送信されます。
リンククリック数をテストする場合とメール開封数をテストする場合を見てみましょう。
-
メール開封数: 送信者名または件名行をテストする場合、どちらも開封率を促進する要素であるため、テスト条件としてメール開封数を選択します。
-
リンククリック数: CTA またはコンテンツのリンクをテストする場合、リンククリック数を選択します。
Pardot がメールバージョン A と B で変化する要素に対して色を割り当てます。これにより、メール要素で何が変わったかが一目でわかります。
- バージョン A は常に青色です。
- バージョン B は常にオレンジ色です。
送信者名と件名行は、受信者がメールを開封するかどうかを決める、最も重要な 2 つの要素です。33% の人が件名行のみに基づいてメールを開封します。最も説得力があるのは短く要点がわかる件名です。こうした件名は、受信者にクリックスルーさせ、続けてメールを読ませます。メールも簡潔にする必要があります。
メール文でクリックスルー率 (CTR) を高めようとしている場合は、リンクの文言とその配置を試すとよいでしょう。メールの長さを調整する A/B テストを実行します。たとえば、受信者が最初のリンクだけをクリックして他はクリックしないことに気付いたら、メール文を短くすることを検討します。リンクの配置場所もテストできます。高価値のリンクはメールテンプレートの最上部近くに配置する必要があります。
メールの送信
メインイベントのメール送信への準備が整いました。リストを作成し、テンプレートをデザインし、何巡かのテストを完了しました。後はそのメールを幸運な受信者に送信するだけです。手順は、次のとおりです。
事前に定義したリストにメールを送信し、送信元アドレスを制御し、別の返信先アドレスを追加することができます。
-
[送信] タブ (1) をクリックします。
- [宛先] セクションで受信者リスト (2) と除外リスト (3) を選択します。除外リストは、リストメールや Engagement プログラムからプロスペクトを除外します。除外リストに含まれるプロスペクトは、送信されたメールを受信しません。
- [送信者] セクションで送信者を選択します (4)。
- 送信者以外のメールアドレスで返信を受け取るには、カスタム返信先アドレスを選択します (5)。
- メール送信可能なプロスペクトの数をリストで確認し、メールをスケジュールするか送信します (6)。
6.メールの件名行を入力するか、[Advanced Subject Composer] (7) を使用して変数タグとダイナミックコンテンツを件名に追加します。
7.完了アクションを選択して設定します (8)。
メールのテストと送信の方法を学習したので、次はレポートでメールキャンペーンの成功を測定する方法を学習しましょう。数合わせは必要ありません。
リソース
- メールテストリスト
- メールテストリストに関する考慮事項
- A/B テストのメール
- Best Practices for A/B Testing—Plus 3 Noteworthy Examples (A/B テストのベストプラクティスと 3 つの注目すべき例)
- Emails Should Be Awesome: Tips for Getting a Guaranteed Open (メールの効果を高める: 必ず開封させるためのヒント)
- メールの作成、テスト、送信