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メールの送信準備

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • オーディエンスを作成する。
  • メールをパーソナライズする。

はじめに

Account Engagement を使用するときには、まずリードをプロスペクトに変換して、そのプロスペクトの詳細を調べることをお勧めします。プロスペクトについて知るほど、メールコミュニケーションの対象を絞って個人的なものにすることができます。 

メール送信の最初のステップは、オーディエンスを設定することです。わかりきったことかもしれませんが、対象受信者の選択は、効果的なメールアウトリーチにとってきわめて重要です。オーディエンスが決まれば、パーソナライズとカスタマイズがはるかに容易になります。この 2 つは効果的なメールマーケティングキャンペーンやインタラクションで最も重要な要素です。

オーディエンスの作成

対象オーディエンスを決定するときには、「これが関連するのはどの部門か?」や「このメールでリーチしたい意思決定者は誰か?」のような基本的な質問を考慮します。その後、詳細へと目を向けます。たとえば、エンターテイメント業界の広告部門に向けたキャンペーンを実行する場合は、「この代理店はこれまでどのような広告を出しているか?」や「商品はどのような問題や非効率に効果があるか?」のような質問が考えられます。

答えがわかれば、オーディエンスを集めることができ、それに基づいてメール戦略と送信を作成できるようになります。 

メールのオーディエンスが決まったら、Account Engagement のオートメーションツールでさまざまな条件や項目値を使用して多様な方法でプロスペクトをセグメント化できます。ツールの使用方法については、「対象オーディエンスの Account Engagement」モジュールを参照してください。

  • オートメーションルール
  • セグメンテーションルール
  • 完了アクション
  • ダイナミックリスト

Account Engagement のリード生成ツールをフル活用してリストを作成します。充実したリストを作成するには時間がかかるため、あらゆる機会にメールに利用できるデータを収集して作成に役立てます。ブログとコンテンツページにサインアップフォームを追加し、ソーシャルメディア投稿にサインアップフォームへのリンクを挿入し、メールキャンペーン自体に「友人に転送」機能を組み込みます。

メールのパーソナライズ

顧客レベルでのカスタマイズとパーソナライズはかつてなく重要になっています。68% のマーケティングリーダーは、会社がカスタマーエクスペリエンスに基づいて競争することが増えていると回答し、65% の法人購入者は、ベンダーがコミュニケーションを自社に合わせてパーソナライズしていなければ別のブランドに変える可能性があると回答しています (2017 State of Marketing (2017 年マーケティングの現状) レポート)。

こうした数値からわかることがあります。顧客は関連性があり、変化し、調整されたコンテンツを受信することを期待しています。それを配信するのはマーケターの仕事です。Account Engagement がそれを支えます。変数タグとダイナミックコンテンツという 2 つの方法で受信者に基づいてメールを調整できます。 

ここではパーソナライズが鍵となります。リストの対象が絞られているほど、コンテンツのパーソナライズを強化でき、効果が高まります。たとえば、購入履歴や Web サイトでの特定のアクティビティに基づいて詳細なセグメンテーションを作成できます。

変数タグ

変数タグを使用すると、プロスペクトレコードのコンテンツでメールをパーソナライズできます。変数タグを使用して、会社名や住所など、標準的な情報をメールテンプレートに挿入することもできます。項目に差し込み印刷のデフォルト値を追加する方法については、「顧客をエンゲージするためのマーケティング戦略の探求」モジュールの「計画と準備」単元を参照してください。デフォルト値を設定すると、その項目にプロスペクト用の値がない場合の不具合を防止できます。 

変数タグの例をいくつか見てみましょう。 

変数タグ

項目情報

%%first_name%%

プロスペクトの [名] 項目

%%industry%%

プロスペクトの [業種] 項目

%%job_title%%

プロスペクトの [役職] 項目

%%last_name%%

プロスペクトの [姓] 項目

このように、各変数タグは対応するプロスペクト項目に結び付けられています。次は、Account Engagement の個人のプロスペクトレコードを見て、変数タグを使用して具体的な情報をメールに挿入する方法を確認しましょう。 

Account Engagement プロスペクトレコードの項目値。

変数タグ

項目情報

プロスペクトの項目値

%%first_name%%

プロスペクトの [名] 項目

Jessie

%%last_name%%

プロスペクトの [姓] 項目

Toy

%%company_name%%

プロスペクトの [会社] 項目

Roob, Fisher and Zboncak

%%job_title%%

プロスペクトの [役職] 項目

技術統括責任者

上記のように、Account Engagement はプロスペクトのメールアドレスを使用してそのプロスペクトレコードを参照します。次に、プロスペクトレコードにある項目値に基づいて変数タグにデータが入力されます。これにより、メールテンプレートを 1 つ作成して、メール受信者ごとにパーソナライズできます。 

個人に語りかけるダイナミックコンテンツ

データベースにはすでに顧客に関する膨大な情報があります。ゴルフやハイキング、ランニングなど、各顧客の関心事に関する情報を保存している場合や、顧客が使用している商品、顧客の業種を記録している場合もあるでしょう。こうした情報をダイナミックコンテンツで活用します。ダイナミックコンテンツとは、定義したルールに従い、登録者のレコード内の値に基づいて表示されるコンテンツです。ダイナミックコンテンツを使用すれば、登録者には各自の関心事を対象にしたメッセージが送信されます。

Account Engagement はプロスペクトのレコードの指定された項目値をチェックし、プロスペクトに表示される内容を調整します。次の例のダイナミックコンテンツのバリエーションは、[CRM System (CRM システム)] カスタム項目に基づいています。 

[CRM System (CRM システム)] カスタム項目の項目バリエーションのデフォルト画像と Salesforce の画像を表示するダイナミックコンテンツ。

これで、オーディエンスの作成方法を学習し、Account Engagement アカウントのカスタマイズを開始してメールをパーソナライズできました。次の単元に進み、メールマーケティング戦略の一環としてメールテンプレートの作成に取り組みましょう。

リソース

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