データキットをインストールする
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- パッケージをインストールする。
- データキットからデータストリームを作成する。
- データキットから計算済みインサイトを作成する。
- トラブルシューティングを行い、ベストプラクティスに従う。
パッケージのインストール方法
Data Cloud でのほとんどの作業には、「Data Cloud 管理者」権限セットまたは「Data Cloud for Marketing データアウェアスペシャリスト」権限セットのいずれかが必要です。以下の手順を完了できない場合は、Salesforce システム管理者にお問い合わせください。 Trailhead Playground で次の手順を実行しないでください。通常の Trailhead Playground では Data Cloud を使用できません。
パッケージをインストールする手順を見ていきましょう。
- データキットをインストールする Data Cloud 組織の別のタブまたは新しいウィンドウから、指定された URL を入力します。
- 次に、[Install for Admins Only (管理者のみのインストール)] を選択し、[Install (インストール)] をクリックします。
- インストールが完了したら、[Done (完了)] をクリックします。
データキットからデータストリームを作成する
データキットをインストールしたら、データストリームを作成できます。データキットをインストールした環境にログインした状態で、次の手順を実行します。
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Data Cloud の [Data Stream (データストーム)] タブに移動します。
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[New (新規)] をクリックして、データストリームを作成します。
-
[Salesforce CRM] を選択し、[Next (次へ)] をクリックします。
- 適切な Salesforce 組織を選択し、[Custom Data Bundles (カスタムデータバンドル)] の下にあるデータキットを見つけます。
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[Next (次へ)] をクリックします。
- データスペースを選択し、データストリームの項目を確認したら、[New (次へ)] をクリックします。
- 詳細を確認し、[Deploy (リリース)] をクリックします。
新しいデータストリームは、開発環境で見つかった同じモデルとマッピングを使用して作成されます。
S3 データストリームを作成する
S3 データストリームの作成でも、同様の手順に従います。
- [Data Streams (データストリーム)] で [New (新規)] をクリックします。
- [Other Sources (他のソース)] で [Installed Data Kits & Packages (インストール済みデータキットおよびパッケージ)] を選択し、[New (次へ)] をクリックします。
- 適切なデータストリームパッケージを選択し、インストールするデータストリームを選択したら、[New (次へ)] をクリックします。
- 情報をしっかりと確認し、必要に応じて数式項目を追加します。
- 次に、データストリームの名前、必要な S3 情報と S3 認証の詳細、スケジュール頻度を入力します (3)。
- 最後に [Deploy (リリース)] をクリックします。
開発組織のデータストリームと同様の新しいデータストリームが作成されます。
データキットから計算済みインサイトを作成する
データストリームの作成に加え、データキットからインサイトをインストールできます。
- [Calculated Insights (計算済みインサイト)] タブに移動し、[New (新規)] をクリックします。
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[Create from a Package (パッケージから作成)] をクリックし、[Next (次へ)] をクリックします。
- パッケージを選択し、[Next (次へ)] をクリックします。
-
[Deploy (リリース)] をクリックします。
データキットを更新する
たとえば、ソース組織の Sales データストリームに新しいマッピングが追加された場合、以前に作成したデータキットをその変更で更新してから、新しいパッケージバージョンを作成できます。Salesforce CRM データストリームのデータキット内のコンテンツを更新するには、ソース組織で次の手順を実行します。
-
[Data Cloud Setup (Data Cloud 設定)] に移動します。
- 影響を受けるデータキットを選択し、[Update (更新)] をクリックします。
- 更新するデータストリームを選択し、[Next (次へ)] をクリックします。
- 確認したら、[Save (保存)] をクリックします。
- パッケージマネージャーに移動し、管理パッケージを見つけます。
-
[Upload (アップロード)] をクリックします。
- 新しいバージョンの名前と番号を選択し、[Upload (アップロード)] を再度クリックします。
- 続いて、[OK] をクリックします。
これで、更新されたパッケージを対象組織に再インストールする準備が整いました。
ヒントとベストプラクティス
データキットを作成するにあたって、次のトラブルシューティングのヒントとベストプラクティスを確認しておくと役立ちます。
- UI でパッケージをインストールする場合は、次の 3 つの状況があります。
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Ready to Publish (公開準備完了): 完成しているが公開する必要があるデータキット。サポートが必要な場合は、システム管理者にお問い合わせください。
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Not Ready to Publish (公開準備未完了): 必要なオブジェクトまたは項目が欠落しているデータキット
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Published (公開済み): インストール可能なデータキット
- パッケージをインストールできないというエラーが表示された場合は、環境設定を確認してください。標準パッケージを作成した組織と同じ組織にインストールすることはできません。
- パッケージを定期的にアップグレードまたは更新する必要がある場合は、管理パッケージバージョンを作成してください。最新の更新を反映させるには、新しいパッケージバージョンを対象組織にインストールする必要があります。
- CRM および Commerce データキットは、組織内でパッケージ化して何度も再利用でき、複数の組織にマッピングできます。
- 標準パッケージを使用する S3 データストリームのパッケージ化は、1 つの組織で使用するために 1 回だけ行うことができます。
- 計算済みインサイトは、対応するデータモデルが確立され、マッピングされた組織でパッケージ化して使用する必要があります。必要なデータモデルがなければ、インストールされた計算済みインサイトはリリースできません。
- 新しいデータモデルリレーションが追加された場合、新しいバージョンのパッケージにリレーションを必ず含めてください。
- 管理パッケージを作成できるのは、Developer Edition 組織のみです。管理パッケージを作成するには、まずパッケージマネージャー UI で名前空間を要求する必要があります。
作成と共有
理由と方法を理解したため、独自のデータキットを作成してテストする準備が整いました。これらの機能を使用することで、Data Cloud インスタンスを設定してテストする時間を短縮できます。
リソース