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Inbox 機能による営業担当の生産性の向上

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Microsoft® Outlook® とのインテグレーションに Inbox 機能を追加することの利点を要約する。
  • 営業担当向けに Inbox 機能を追加する。

Inbox 機能による営業チームの生産性向上

Ursa Major は、クラウドベースの Outlook インテグレーションに移行し、Einstein 活動キャプチャを設定しました。Maria は、早くも営業担当の生産性が向上していることに気付きました。Maria は、営業担当がメールによって顧客や見込み客とコミュニケーションを行っているときに、よりスマートに作業できる手段をさらに提供したいと考えています。Outlook インテグレーションに Inbox を追加することでそれを実現できます。

Outlook インテグレーションに Inbox を追加したときに営業担当が得られるメールでの生産性の向上を確認しましょう。

営業担当の作業

Inbox 機能によって可能になること

顧客や見込み客とのミーティングのスケジュール設定。スケジュールを設定するために何度もやりとりを行うことが多い。

メールメッセージにカレンダーから直接、空いている時間枠を挿入する。受信者が最も都合が良い時間を選択すると、インテグレーションによってミーティングがスケジュールされる。営業担当の空き状況が変更されると、メール送信後であってもタイムスロットが自動的に更新されます。

送信したメールが開封されたかどうかや、フォローアップするのに早すぎるかどうかを悩む。

顧客がいつメールを開封したかや、メールに挿入されたリンクをクリックしたかどうかを確認する。送信した内容に顧客がいつエンゲージしたかを知る。

会社の商品やサービスの販売促進を行うために同じ語句を何度も入力する。

頻繁に使用する語句のショートカットを作成し、それらをメールメッセージの本文に簡単に追加する。見苦しい入力ミスを排除し、時間を節約できる。

最適なタイミングで顧客や見込み客とエンゲージする。

メールメッセージのドラフトを作成し、顧客がオンラインである可能性が最も高いときに送信する。タイミングが重要であるため、営業担当は顧客がメールを受信するタイミングをスケジュールして、販売の可能性に及ぼす影響を最大にする。

これらの機能を使用することで、Ursa Major の営業担当が顧客や見込み客とコミュニケーションを行うときの効率を高めることができます。Maria がこれらの機能をどのように活用したかを見てみましょう。

Outlook インテグレーションへの Inbox 機能の追加

Inbox ライセンスを追加すれば、営業担当は Inbox 機能をすべて使用できます。Maria は、Salesforce 営業担当にライセンスの有効化について話しました。次に、Outlook インテグレーションで Inbox を有効にし、この機能にアクセスできるユーザーを選択します。

メモ

Inbox 機能にアクセスするには、Inbox ライセンスのある組織が必要です。Inbox を含む Sandbox インスタンスがある場合は、そのインスタンスで次の手順を実行できます。お客様またはパートナーのデベロッパーで、Inbox ライセンスのある Sandbox がない場合は、マネージャーに問い合わせて取得してください。

  1. 設定アイコン をクリックし、[Setup (設定)] を選択します。
  2. [Quick Find (クイック検索)] ボックスに Outlook と入力し、[Outlook Integration and Sync (Outlook インテグレーションおよび同期)] を選択します。
  3. Outlook インテグレーションの設定を表示するには、[ユーザーが Salesforce レコードに Outlook からアクセスできるようにする] を展開します。
  4. [Inbox in the Outlook Integration (Outlook インテグレーションの Inbox)] セクションで、[Edit Settings (設定を編集)] を選択します。[Outlook インテグレーションおよび同期] 設定のウィンドウ
  5. [Salesforce Inbox] ページで、[ユーザーが Inbox を使用できるようにする] を有効にします。

簡単でしたね! 次に、Inbox 機能にアクセスできるユーザーを選択します。

Inbox 機能にアクセスできるユーザーの選択

  1. [Salesforce Inbox] ページの [Who Can Use Inbox (Inbox を使用できるユーザー)] セクションで [Assign Permission Sets (権限セットの割当)] を選択します。[Outlook Integration and Sync (Outlook インテグレーションおよび同期)] ページの [Select Who Can Use Inbox (Inbox を使用できるユーザーを選択)] セクションにも同じ設定があります。
    [Salesforce Inbox] 設定が表示されているウィンドウ
  2. Inbox の標準権限セット ([Inbox (Einstein 活動キャプチャあり)] または [Inbox (Einstein 活動キャプチャなし)]) を選択します。Einstein 活動キャプチャを設定する場合、Inbox (Einstein 活動キャプチャあり) 権限セットを割り当てます。営業担当がセールスエンゲージメントを使用している場合は、「Sales Engagement ユーザー」権限セットにも Inbox 権限が含まれます。
  3. [割り当ての管理] をクリックし、Inbox 機能にアクセスできるユーザーを選択します。
  4. [割り当てを追加] をクリックします。

営業担当に対する追加された機能の表示

Maria が Outlook インテグレーションで Inbox を有効にすると、Outlook インテグレーションの標準ペインにはすべての Inbox 機能が含まれます。Maria は、Outlook で Salesforce コンテンツがどのように表示され、営業担当がどの Inbox 機能にアクセスできるかを柔軟にカスタマイズできます。

Maria は営業担当向けのメールペインをカスタマイズしたので、どの Inbox 機能もまだ営業担当に表示されません。Maria は、営業担当を Inbox 機能を備えた標準メールペインに再割り当てするか、Lightning App Builder を使用して、カスタマイズされたペインに機能を追加することができます。どちらの場合も、営業担当が次に Outlook でインテグレーションにアクセスしたときに変更内容が表示されます。

メモ

さまざまな営業担当向けに特定の機能を含む複数のペインをカスタマイズすることができます。たとえば、一部の営業担当がメールを追跡しない場合、メールを追跡する機能を除くすべての Inbox 機能を含むペインを作成します。

Outlook を Salesforce と統合することで、営業担当は最もよく利用するツールで高い生産性を維持できます。コンテキストを切り替える回数が減るため、営業担当は顧客と商談の成立という重要事項に集中できます。さらに Einstein 活動キャプチャにより、営業担当の取引先責任者と行動が常に同期されるため、営業担当がミスを見つけて動揺することはなくなります。インテグレーションに Inbox 機能を追加することで、営業担当はフルスピードで作業するためのツールをすべて手に入れることができます。

リソース

Outlook インテグレーションの Inbox 機能の設定についての詳細は、次のリソースを参照してください。

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