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継続支援を管理する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 継続支援の目的を説明する。
  • 継続支援の設定を変更する。
  • 追加項目を設定する。
メモ

この単元では、2021 年 3 月に Nonprofit Success Pack (NPSP) の新しいトライアル設定でデフォルトで有効になった拡張継続支援を中心に説明します。それ以前に NPSP をインストールした場合は、システム管理者に使用している継続支援のバージョンを確認してもらい、必要であればアップグレードガイドに従ってこの機能を有効にするように依頼してください。

継続支援の概要

NPSP の継続支援を使用すると、支援者が定期的に行う支援を効率的に追跡できます。継続支援レコードの [詳細] ページに支援者情報の概要と支払スケジュールが表示されます。

継続支援レコードの [詳細] ページ

NPSP では、無期限の継続支援と固定期間の継続支援がサポートされます。ユーザーが継続支援を作成するときに、[継続種別] 項目を設定して種別を指定します。

チームが継続支援の使用を開始する前に、継続支援設定を理解、確認し、必要に応じて変更する必要があります。 

継続支援の設定を表示する手順は、次のとおりです。 

  1. [NPSP 設定] タブをクリックするか、アプリケーションランチャー () を使用して見つけて選択します。
  2. [継続支援] をクリックし、もう一度 [継続支援] をクリックします。継続支援の設定

No More Homelessness (NMH) のシステム管理者である Gorav が、デフォルトの継続支援名形式の確認を始めました。

4 つのオプションが表示された [継続支援名形式] 選択リスト

他の形式オプションも確認しましたが、デフォルトの継続支援の命名「{!npe03__Donor_Name__c} {!npe03__Amount__c} - 継続」を使用することにしました。この形式の実際の表示は「Cloud Kicks $2,500 - 継続」「Candace Evans $100 - 継続」のようになります。

ほとんどの組織では、デフォルトの設定でニーズを満たすことができますが、これらの値もいつでも変更できます。[次回の支援日の照合範囲] や [継続支援に会計年度を使用] などの設定についての詳細は、この単元の「リソース」セクションの NPSP ドキュメントを参照してください。

繰り返し支援項目をカスタム商談項目に対応付ける

継続支援のカスタム項目の対応付けを使用して、新しい継続支援を作成するときに継続支援レコードのカスタム項目を関連する割賦商談にコピーします。カスタム項目の対応付けにより、継続支援レコードの詳細が子商談レコードにも表示されるため、参照やレポートも行いやすくなります。

たとえば、NMH は商談レコードの会計コードを追跡します。Gorav は、通常ユーザーが商談に入力する会計コードが、継続支援インターフェースで割賦商談が作成されるときに追加されるようにしたいと考えています。

Gorav が継続支援オブジェクトのカスタム項目を商談レコードに対応付ける手順を見てみましょう。2 つの項目 (継続支援の項目と商談の項目) 間の対応付けを作成するには、それらの項目のデータ型が同じである必要があります。

  1. 継続支援オブジェクトと商談オブジェクトの両方にカスタム項目が作成済みであることを確認します。
  2. [NPSP 設定] タブをクリックします。
  3. [継続支援] をクリックし、[継続支援のカスタム項目の対応付け] をクリックします。
  4. [新規カスタム項目の対応付け] をクリックします。
  5. [継続支援項目] で、継続支援オブジェクトに作成したカスタム項目を選択します。Gorav の項目は「Accounting Code」です。
  6. [商談の項目] リストボックスで、商談オブジェクトの対応する項目を選択します。Gorav の項目は「Accounting Code」です。
  7. [カスタム項目の対応付けを作成] をクリックします。

    継続支援のカスタム項目の対応付け設定

新しい項目の対応付けが [対応付けられた項目] リストに表示されます。 

継続支援エントリフォームにカスタム項目を追加する

NPSP では、カスタムエントリフォームを使用する継続支援の標準の [新規] ボタンと [編集] ボタンが上書きされます。これによって、ユーザーは入力している支援が無期限なのか、固定期間なのかに応じて、正しい項目値を選択しやすくなります。 

継続支援オブジェクトにカスタム項目を追加する場合、エントリフォームに追加しなければフォームに自動的に表示されることはありません。これはさほど難しいことではありません。

新しい [Accounting Code (会計コード)] 項目を継続支援エントリフォームに追加する手順を見てみましょう。

  1. [設定] で [オブジェクトマネージャー] に移動し、[継続支援] を選択します。
  2. [項目セット] をクリックします。
  3. [Recurring Donations Entry Form Custom Fields (継続支援エントリフォームのカスタム項目)] をクリックします。
  4. [Accounting Code (会計コード)] をクリックして項目セットに移動します。
  5. [保存] をクリックします。

継続支援項目の対応付けインターフェース

Gorav の新しい項目が継続支援エントリフォームの [カスタム項目] セクションに表示されます。

新しい [Accounting Code] が [カスタム項目] セクションに追加された継続支援エントリフォーム

継続支援の状況の理由を追加する

継続支援には、有効、失効、クローズという 3 つの状況があります。また、レコードのクイックアクションにある [一時停止] ボタンを使用して継続支援の割賦を一時停止することもできます。 

  • 有効: 支援者は積極的に支援を行っています。NPSP では継続支援スケジュールで定義されたとおりに割賦商談が作成されます。
  • 失効: 支援者は期待されたとおりに支援を行っていませんが、NPSP では引き続き継続支援スケジュールで定義されたとおりに割賦商談が作成されます。
  • クローズ: 支援者はこの継続支援を停止しました。NPSP では新しい割賦商談が作成されません。

ユーザーが継続支援を一時停止または完了するときに、理由の入力を求められます。NPSP には一般的な理由が含まれていますが、[設定] の [Recurring Donation Status Reason (継続支援の状況の理由)] 項目に選択リスト値を追加できます。

継続支援の状況を自動的に変更する

支援者が一定の日数にわたって支払を行わなかった場合に、自動的に継続支援の状況を [有効] から [失効] または [クローズ済み] に変更することもできます。たとえば、支援者が 60 日間支払を行わなかった場合に継続支援を [失効] 状況に移行し、90 日間支払を行わなかった場合に [クローズ済み] 状況に移行することができます。 

状況の自動変更を設定する手順は次のとおりです。

  1. [NPSP 設定] タブをクリックするか、アプリケーションランチャー () を使用して見つけて選択します。
  2. [継続支援][Status Automation (状況の自動化)] の順にクリックします。
  3. [編集] をクリックします。
  4. [Number of Days for Lapsed (失効までの日数)][Lapsed Status Value (失効状況値)][Number of Days for Closed (クローズまでの日数)][Closed Status Value (クローズ状況値)] の値を入力します。
  5. [保存] をクリックして設定を保存します。

[Status Automation (状況の自動化)] 設定ページ

詳細と例は「リソース」の「Automate Recurring Donation Status Changes (継続支援の状況の自動変更)」リンクを参照してください。

継続支援のバッチ

継続支援のバッチプロセスは毎晩実行され、[合計支払金額] 項目と [支払回数] 項目が更新されます。今後の割賦は割賦日に基づいてコンポーネントに表示されるため、翌日まで変更は反映されません。

多数のレコードを更新し、翌日まで待たずに作業結果を確認したい場合は、予定より早く実行することができます。[NPSP 設定] に移動し、[一括データ処理] > [継続支援] > [継続支援のバッチ] で [バッチを実行] をクリックします。または、継続支援レコードで [積み上げ集計の再計算] をクリックして、1 つのレコードの積み上げ集計を更新できます。これで終わりです。 

このモジュールでは、NPSP でセールスプロセスとパスがどのように設定されるか、ソフトクレジットを設定する方法、カスタム積み上げ集計を有効にする方法、一般会計単位 (GAU) 割り当てと支払を設定する方法、チームの継続支援を設定する方法について学習しました。次はここで学習した内容を実務で活用してみてください!

リソース

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