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GAU 割り当てと支払を設定する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 一般会計単位を設定する。
  • デフォルトの一般会計単位を設定する。

一般会計単位の基本

Nonprofit Success Pack (NPSP) の一般会計単位 (GAU) は、資金を特定の用途に充てるため、あるいは支援者、助成金提供団体、規制当局、法律によって定められた制限に従うための手段です。たとえば、特定のプログラムに対する支援や、用途が制限されている助成金に GAU を設定することが考えられます。 

NPSP には一般資金と制限付き資金という 2 種類の標準 GAU が付属していますが、GAU は必要なだけ作成できます。 

そして、商談または支払全体を、1 つの GAU に割り当てたり、支援の割合や特定の金額に応じて複数の GAU に分割したりすることができます。

さらに、キャンペーンや継続支援に割り当てを実施すれば、関連するすべての商談や支払でこうした割り当てが継承されます。特にキャンペーンでこうした割り当てが役立ちます。たとえば、特定の目的のキャピタルキャンペーンを実施している場合、そのキャンペーンのすべての商談を同じ目的に割り当てることができます。

団体で GAU 割り当てを使用するためには、事前に GAU を 1 つ以上定義しておく必要があります。1 つ目の GAU を作成すると、ユーザーが必要に応じてその GAU を任意の商談に適用できるようになります。GAU がすべての商談に自動的に割り当てられるようにする場合は、[NPSP 設定] でデフォルト値を設定できます。(後ほど詳述します。)

いつでも追加の GAU を作成できます。ただし、GAU 間で支援を移行するには、各支援で手動で実行するか、データ管理アプリケーションを使用して一括データ更新を実行する必要があります。

GAU には割り当てた積み上げ情報が保持されるため、各 GAU の合計を簡単に追跡できます。

一般会計単位を設定する

では、GAU の設定方法を見ていきましょう。

  1. アプリケーションランチャー (アプリケーションランチャーアイコン) で [一般会計単位] を見つけて選択します。
  2. [新規] をクリックします。
  3. [一般会計単位名] 項目に新しい GAU の名前を入力します。ここでは、Transitional Housing Capital Campaign (自立支援住宅キャピタルキャンペーン) と入力します。
  4. 必要に応じて説明を追加し、ユーザーが適切な資金を選択できるようにします。
  5. 現在 GAU を使用している場合は、[有効] が選択されていることを確認します。このキャピタルキャンペーンのように、GAU がいずれ使用されなくなる場合、レコードを編集して [有効] を選択解除すれば、ユーザーの選択肢から除外されます。
  6. [保存] をクリックして終了するか、さらに GAU を作成する場合は [保存 & 新規] をクリックします。

    [新しい一般会計単位] インターフェース

GAU が設定されたら、ユーザーが商談レコードの [一般会計単位の割り当て] 関連リストから支援を割り当てることができます。 

デフォルトの割り当てを有効化する

すべての商談に割り当てを行う場合は、新しいレコードが作成されるたびにデフォルトの GAU が割り当てられるようにすることができます。 

デフォルトの GAU は、Salesforce でレポートを実行する場合に役立ちます。たとえば、(特定の GAU に割り当てられている支援だけでなく) すべての支援に関するレポートを作成する場合、割り当て済みの支援とデフォルトの GAU に対する支援 (通常、一般資金 GAU または無制限 GAU という) に関する情報を記載したレポートを実行できます。

心配はいりません。何にでもこの割り当てを使用するわけではありません。別の GAU に割り当てる場合には、ユーザーが [一般会計単位の割り当て] 関連リストにある [割り当ての管理] ボタンを使用して変更できます。 

前述のとおり、NPSP には一般資金と制限付き資金という 2 種類の標準 GAU が付属しています。一般に、デフォルトの割り当てを有効にする場合は、一般資金をデフォルトとして選択します。 

早速やってみましょう。

  1. アプリケーションランチャー (アプリケーションランチャーアイコン) で [NPSP 設定] を見つけて選択します。
  2. [支援] をクリックします。
  3. [一般会計単位の割り当て] をクリックします。
  4. [編集] をクリックします。
  5. [デフォルトの割り当て設定] 領域で、[デフォルト割り当ての有効化] チェックボックスをオンにします。
  6. [デフォルト一般会計単位] 項目で使用する GAU を見つけて選択します。ここでは [一般資金] を選択します。
  7. [保存] をクリックします。

    [支援 - 一般会計単位の割り当て] インターフェース

この GAU は、この設定の変更後に作成された商談のみに適用されます。現在割り当てられていないすべての商談をデフォルトの GAU に割り当てたい場合は、[NPSP 設定][一括データ処理][デフォルトの割り当てをバッチ作成] の順に移動し、[バッチを実行] をクリックします。すべての商談から未割当の金額が検出され、デフォルトの GAU に割り当てられます。

継続支援またはキャンペーンレコードに割り当てを設定した場合は、すべての子商談で、デフォルトではなく、その GAU が使用されます。ユーザーが継続支援レコードやキャンペーンレコードに割り当てを設定する場合は、そのレコードの [GAU] 関連リストにある [割り当ての管理] をクリックします。 

割り当ての積み上げ集計を使用する

支援が割り当てられたら、NPSP に付属する一連の便利な積み上げ集計を使用して、GAU に割り当てられた支援を追跡できます。GAU レコードをクリックすると、GAU の積み上げ集計が表示されます。

GAU の積み上げ集計ページ

積み上げ集計のいずれかを変更する場合は、カスタマイズ可能な積み上げ集計を使用できます。前の単元の説明を覚えていますか? 一般的な変更例は、GAU の積み上げ集計から特定の種別の商談 (助成金など) を除外することです。積み上げ集計の変更方法については、「リソース」の「Configure Donation Allocations (支援の割り当ての設定)」を参照してください。

メモ

NPSP で GAU を設定したら、たとえばそのすべてのデータを会計システムにエクスポートすることができます。こうした処理を実行できる便利な Salesforce ツールについての詳細は、「非営利団体や教育機関向けの会計補助元帳」を参照してください。

この単元で継続支援について何度か言及しました。次の単元では、NPSP のこの便利な機能の設定方法について学習します。

リソース

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