Top Search (上位検索) ダッシュボードでオンサイト検索戦略を評価する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- On-Site-Search (オンサイト検索) ダッシュボードのメトリクスがストアフロント検索戦略の評価にどのように役立つかを説明する。
- Top Search (上位検索) ダッシュボードのクリックスルー率などのメトリクスを説明する。
- 上位検索のメトリクスから、検索戦略パフォーマンスに関してどのようなことがわかるか説明する。
- Top Search ダッシュボードのメトリクスのサンプルを分析および評価する。
- On-Site Search (オンサイト検索) ダッシュボードに移動し、サイト、日付範囲、デバイス種別でレポートを絞り込む。
- 検索フレーズのパフォーマンスに基づいて、検索辞書と検索インデックスを更新する。
On-Site-Search ダッシュボードについて
このバッジは、高級スポーツスニーカーを扱う小売業者のリードマーチャンダイザーの立場に立って進めてください。あなたとあなたのチームは、ストアフロントのオンサイト検索戦略を管理しています。エージェント型のコマース検索、Einstein の検索の推奨機能など、Agentforce Commerce for B2C のさまざまな検索機能を活用しています。こうしたツールは、買い物客が関連性の高い検索結果を常に得るのに役立ちます。検索戦略の構成とリリース方法の詳細は、「Salesforce B2C Commerce ストアフロント検索」トレイルを受講してください。
オンサイト検索戦略を効果的な状態で維持することは継続的なプロセスです。効果的な戦略とは買い物客の検索要求に俊敏に対応できる戦略であるため、e コマースサイトの検索パフォーマンスを定期的に確認しています。
信頼できる検索のメトリクスとして、Agentforce Commerce for B2C の Reports & Dashboards の On-Site Search ダッシュボードを利用しています。On-Site Search では、検索のメトリクスが 2 つのダッシュボードに整理されています。
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Top Search Terms (上位検索語): 検索の頻度、検索フレーズの使用状況、検索結果に起因する収益を示すグラフや表。
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Search Conversion (検索コンバージョン): オンサイト検索が注文と収益にどのように変換されるかに焦点を当てたメトリクス。
買い物客のオンサイト検索環境を改善するには、この 2 つのダッシュボードレポートのデータを活用します。目標は、買い物客が検索語を入力すると、購入意欲を刺激し、注文する可能性を高める商品、コンテンツ、プロモーション、またはページが表示されるようにすることです。
上位検索語とメトリクスでオンサイト検索のパフォーマンスを最適化する

Top Search Term ダッシュボードでは、グラフと表を使用して、検索指標が表示および比較されます。検索活動は、買い物客がどのようにサイトとエンゲージしているかを示す良い指標となります。次の表で、Top Search Term ダッシュボードの概要と、そのメトリクスを使用して顧客の検索環境を改善する方法を示します。
こうしたレポートをサイト、日付範囲、デバイス種別 (デスクトップ、電話、タブレット、不明) で絞り込み、確認にとって重要なデータに焦点を絞ります。
テーブルまたはグラフ |
説明 |
|---|---|
Searches (検索) |
期間中の検索の合計数と日ごとの平均数を日別にプロット表示します。ピーク時 (セール、プロモーション、ホリデー) の利用などの傾向を把握し、それに合わせた戦略を立てましょう。たとえば、プロモーションの期間中に検索が増加傾向にある場合は、プロモーションに関連性の高い商品があるカテゴリを上位に並べ替えてください。 |
Searches with Results (結果が返された検索) |
結果が返された検索の合計数と日ごとの平均数を表示します。訪問中の各検索が追跡されるため、1 回の訪問に複数の検索が含まれる場合があります。数値が検索の合計数に近い場合、検索が効果的に構成されていることを示します。数値が低い場合は、検索インデックスが古くなっているか、辞書で検索語の最適化が行われていないことを示しています。 |
Searches Without Results (結果が返されなかった検索) |
結果が返されなかった検索の合計数と日ごとの平均数を表示します。数値が低い場合は戦略が適切に最適化されていることを示し、数値が高い場合は検索辞書とインデックスエントリが古くなっていることを示します。そこにリストされているフレーズと結果が返されなかった検索フレーズを相互に比較して、販売商品に不足している語を検索インデックスに追加してください。自社で取り扱っていない商品に関する検索データを活用して、より広範なビジネス戦略を立てましょう。 |
Searches per Visit (訪問 1 回あたりの検索) |
訪問 1 回あたりの平均検索数を表示します。計算方法: 検索数 / 訪問数。数値が高い場合は、商品の配置やナビゲーションに問題があることを示しています。たとえば、購入者が閲覧時に人気商品を見つけることができないために検索を使用しているケースが考えられます。 |
Revenue per Search (検索 1 件あたりの収益) |
検索あたりの合計サイト収益の平均値を表示します。計算方法: 合計サイト収益 / 検索件数。Search Conversion ダッシュボードで、この平均値と訪問 1 回あたりの平均商品合計金額を相互に比較することにより、検索がサイトの合計収益に与える影響を評価できます。 |
Search Phrases with Results (結果が返された検索フレーズ) |
結果が返された上位 5 つの検索フレーズをリストします。リストされたフレーズには、検索数と、すべての検索のうち結果が返された検索の割合が表示されます。このフレーズに基づいて買い物客のお気に入りを特定し、関連する商品のプロモーションキャンペーンや人目を引くコンテンツスロットについて検討してください。リストされると想定しているにもかかわらずリストされていないフレーズに注目し、使用されていないフレーズは検索インデックスから削除してインデックスのサイズを管理してください。 |
Search Phrases Without Results (結果が返されなかった検索フレーズ) |
結果が返されなかった上位 5 つの検索フレーズをリストします。リストされたフレーズには、検索数と、すべての検索のうち結果が返されなかった検索の割合が表示されます。検索可能な商品属性と検索インデックスをこのフレーズで更新し、ギャップを埋めてください。 |
Click-Through Rate (クリックスルー率) |
購入者がクエリの入力後に検索結果をクリックする頻度を追跡します。単純な量ではなくエンゲージメントの質が測定されます。CTR データに基づいて、検索量は多いもののエンゲージメントが低い語や結果は返されるもののクリックされないクエリを特定し、さまざまな時間範囲やフィルターでクリック行動を比較します。その上で、パフォーマンスが低い語に対して、関連性の調整、同義語、並べ替え、およびマーチャンダイジングルールの優先順位付けを行ってください。 |
オンサイト検索の上位検索フレーズのパフォーマンスを評価する
ここ数か月、サイトでは、検索の合計数と結果が返された検索数が減少し、結果が返されなかった検索数が増加しています。このようなメトリクスに対処するため、チームは新しいオンサイト検索戦略を実装します。この戦略には、Business Manager と Einstein Search Recommendations で利用できる検索機能と設定が活用されています。
Einstein の予測検索による高度な検索機能に加えて、Top Search ダッシュボードで利用できるメトリクスを確認し、チームが検索戦略を練り直すために役立てています。また、検索パフォーマンスメトリクスや買い物客がサイトで使用する検索語を確認したり、 ダッシュボードのデータを使用して、サイトの検索インデックス、辞書、検索可能な商品属性、その他の検索構成を常に最新状態にしたりしています。さらに、商品とコンテンツの検索結果が、よく使用される検索フレーズに確実に関連するようにしたいと考えています。
On-Site Search ダッシュボードにアクセスするには、次の手順を実行します。
- Business Manager で [App Launcher (アプリケーションランチャー)] を選択し、[Merchant Tools (マーチャントツール)] | [Analytics (分析)] | [Reports & Dashboards (レポート & ダッシュボード)] を選択します。
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[On-Site Search (オンサイト検索)] タブを選択します。ダッシュボードのデフォルトは [Top Search (上位検索)] レポートです。
確認を行うために、[On-Site Search (オンサイト検索)] タブ (1) を選択します。
![[On-Site Search (オンサイト検索)] タブが強調表示されている [Reports & Dashboards] のタブ。](https://res.cloudinary.com/hy4kyit2a/f_auto/fl_lossy/q_70/learn/modules/on-site-search-dashboard/evaluate-your-on-site-search-strategy/images/ja-JP/6a160cc39cb169da420a8f402c78ca14_kix.qpl0ccnn29kh.png)
マーチャンダイジング戦略において検索が重要な役割を果たすため、過去 1 か月間の検索データを確認したいと思っています。サイトでホストされた検索数、結果が返された検索数、訪問 1 回あたりの検索数に関するデータが必要です。
Top Search (上位検索) ダッシュボードの日付範囲を過去 30 日間に設定します。
- 日付ドロップダウンを選択します。
- 日付範囲を選択します (1)。
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[Apply (適用)] を選択します。
![[Reports & Dashboards] 日付範囲検索条件](https://res.cloudinary.com/hy4kyit2a/f_auto/fl_lossy/q_70/learn/modules/on-site-search-dashboard/evaluate-your-on-site-search-strategy/images/ja-JP/28438dedd432d63adc6edf192a07cc72_kix.l5p8lfgnnxge.png)
次のメトリクスが目に留まりました。
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Searches (検索): 当月の検索数 (2) が前月のパフォーマンス (1) を上回っています。検索の傾向を予測し、Einstein の検索の推奨機能を利用して、顧客の検索環境を改善した結果です。セールやプロモーションイベント時に検索数が急増する傾向があるため、プロモーションやセールに関連する語を考慮して検索設定を微調整します。


-
Searches with Results (結果が返された検索): 結果が返された検索 (2) も新しい戦略を実装する前 (1) よりも多くなっています。ざっと計算してみると、結果が返された検索が検索全体の 93% を占めていることがわかりました。これは、買い物客が検索で有意義な体験をしていることを強く示唆しています。


フレーズに気を配る
結果が返された上位検索フレーズとして hiking という検索フレーズが表示されています (1)。Comfort Hiking と Flexible Hiker は、結果が返されなかった上位検索フレーズとして表示されています (2)。この複数の単語から成るフレーズでも hiking と同じ結果が返されるようにしたいと考えています。このフレーズを一般的なフレーズとして Business Manager の検索辞書に追加してもらうようチームに依頼します。
![当月の上位の [Search Phrases with Results (結果が返された検索フレーズ)] テーブルと上位の [Search Phrases without Results (結果が返されなかった検索フレーズ)] テーブル。](https://res.cloudinary.com/hy4kyit2a/f_auto/fl_lossy/q_70/learn/modules/on-site-search-dashboard/evaluate-your-on-site-search-strategy/images/ja-JP/8c02aaae8125c4be0853660cce548744_kix.db9hgmhnn1eg.png)
対象を絞り込んだ結果を取得する
FasterSocks 商品の BOGO (1 つ買うともう 1 つは無料) セールを実施した週末に、結果が返された検索数がピークに達しました。過去 1 週間に絞り込むと、2 つのメトリクスが目を引きました。
- その週の上位検索フレーズは FasterSocks で、結果が返された検索全体の 15% を占めています (1)。
- その週末の検索フレーズの第 2 位は buy-one-get-one で、結果が返された検索全体の 10% を占めています (2)。
![1 週間の上位の [Search Phrases with Results (結果が返された検索フレーズ)] テーブルと上位の [Search Phrases without Results (結果が返されなかった検索フレーズ)] テーブル。](https://res.cloudinary.com/hy4kyit2a/f_auto/fl_lossy/q_70/learn/modules/on-site-search-dashboard/evaluate-your-on-site-search-strategy/images/ja-JP/1280d5ceb82c89c2f05d94cdab55f16e_kix.srev3hkgg676.png)
このメトリクスは、セール期間中、オンサイト検索戦略が計画どおりに機能したことを示しています。評価の仕上げとして、Search Conversion ダッシュボードで両フレーズに起因するコンバージョン率と商品金額を確認します。
On-Site Search の Top Search ダッシュボードでは、ストアフロントの検索戦略の評価で信頼できるメトリクスが示されます。検索の件数、結果の割合、訪問 1 回あたりの検索数、検索あたりの収益、結果が返された上位フレーズと結果が返されなかった上位フレーズ、クリックスルー率を確認できます。こうしたレポートをサイト、日付範囲、デバイス種別で絞り込み、得られたインサイトを検索辞書、検索可能な商品属性、検索インデックスに適用してください。
次のステップ
この単元では、On-Site Search の Top Search Terms ダッシュボードを使用して、オンサイト検索のパフォーマンスと使用状況を評価する方法を学習しました。次は、Search Conversion ダッシュボードを詳しく確認し、検索戦略によって買い物客の検索が注文や収益にいかに変換されているのかを評価する方法を学びます。
