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その他の IDX Workbench ダッシュボードを知る

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • [Process Profiler (プロセスプロファイラー)] を使用して、OmniScript または Integration Procedure の各ステップのパフォーマンスをプロファイリングする。
  • [Version Compare (バージョン比較)] 機能を使用して、組織内の OmniScript と Integration Procedure のバージョンを比較する。
  • [Test Console (テストコンソール)] を使用して Test Procedure を実行し、結果を分析する。

はじめに

このモジュールの前半で [Migration (移行)] ダッシュボードについて学習しました。データ移行に加えて、IDX Workbench には次のダッシュボードによるいくつかの便利な機能があります。

  • Process Profiler (プロセスプロファイラー)
  • Version Compare (バージョン比較)
  • Test Console (テストコンソール)

ここでは各ダッシュボード機能について詳しく説明します。Vijay は詳細を学習して IDX Workbench のエキスパートになるのが待ちきれません。それでは、各ダッシュボードを 1 つずつ見ていきながら学習の旅を続けましょう。 

[Process Profiler (プロセスプロファイラー)] ダッシュボードを使用する

IDX Workbench の [Process Profiler (プロセスプロファイラー)] ダッシュボードには、設定した組織の OmniScript または Integration Procedure の OmniStudio トラッキングサービスデータが表示されます。 

OmniStudio トラッキングサービスは、ユーザーが実行したアクションの詳細を取得するイベント追跡サービスです。たとえば、OmniScript でアクションの完了に要した時間を追跡することで、プロセスの改善点を特定することができます。このトラッキングデータを取得するビジネスフローを実行する前に、OmniStudio コンポーネントのトラッキングを有効にする必要があります。OmniStudio コンポーネントのトラッキングを有効にする方法についての詳細は、この単元の「リソース」セクションを参照してください。 

[Process Profiler (プロセスプロファイラー)] ダッシュボードには [Options (オプション)] パネルと [Step Timing (ステップのタイミング)] パネルがあります。[Options (オプション)] パネルはパフォーマンスを表示する組織内の OmniScript または Integration Procedure の設定と選択に使用します。[Step Timing (ステップのタイミング)] パネルには、選択した OmniScript または Integration Procedure のパフォーマンスデータが表示されます。 

[Process Profiler (プロセスプロファイラー)] の [Options (オプション)] パネル

[Options (オプション)] パネルで、[Org (組織)] (1) ドロップダウンリストを使用して組織を選択します。各プロジェクトで設定された組織がここに表示されます。または、新しい環境を設定することもできます。組織を選択したら、[Component Type (コンポーネント種別)] (2) と [Component (コンポーネント)] (3) を選択します。コンポーネント種別は OmniScript または Integration Procedure のいずれかです。このコンポーネント種別とトラッキングデータがあるコンポーネントのみがリストに表示されます。 

[Process Profiler (プロセスプロファイラー)] には、さらにデータを絞り込んで選択するためのオプション項目もあります。

[Process Profiler (プロセスプロファイラー)] のオプション項目

[Start Date (開始日)] (1) 項目と [End Date (終了日)] (2) 項目を使用すると、日付によってデータを絞り込むことができます。平均化するリクエストの数を制限するには、[Last N Executions (最後の N 件の実行)] (3) 項目に整数を入力します。ユーザーによってデータを絞り込むこともできます。[User (ユーザー)] (4) リストをクリックし、目的のユーザー名を選択します。

選択に基づいて生成されたパフォーマンスデータが [Step Timing (ステップのタイミング)] パネルに表示されます。 

[Step Timing (ステップのタイミング)] パネルのパフォーマンスデータ

選択した組織のステップに移動するには、ステップ名を右クリックし、[Open in Browser (ブラウザーで開く)] (1) をクリックします。たとえば、[DataRaptor Turbo Action] を右クリックすると、ステップで呼び出される DataRaptor が開きます。特定のステップのパフォーマンスに関する詳細を表示するには、そのステップの任意のグリッドセルにマウスポインターを置き、[Click to View Details (クリックして詳細を表示)] (2) が表示されるまで待ちます。セルをクリックすると詳細情報が表示されます。 

各ステップに対して生成された実行の詳細の例を次に示します。ここには実行統計、設定、データに関する情報が含まれています。 

[DataRaptor Turbo Action] ステップの詳細なパフォーマンスデータ

同様に、[Process Profiler (プロセスプロファイラー)] ダッシュボードを使用して組織内の任意の OmniScript または Integration Procedure インスタンスの実行の詳細を表示できます。その後、そのデータを使用して、プロセスの改善点を特定します。

[Version Compare (バージョン比較)] ダッシュボードを使用する

IDX Workbench の [Version Compare (バージョン比較)] ダッシュボードでは、同じ組織内の OmniScript または Integration Procedure の 2 つのバージョンを比較できます。このダッシュボードには [Options (オプション)] パネルと [Differences (相違点)] パネルがあります。 

  • [Options (オプション)] パネルはバージョンを比較するオブジェクトを選択するために使用します。
  • [Differences (相違点)] パネルには比較の結果が表示されます。

[Version Compare (バージョン比較)] の [Options (オプション)] パネル

[Options (オプション)] パネルで、[Data Source (データソース)] (1) ドロップダウンリストからデータソースを選択します。プロジェクトで設定された組織がここに表示されます。または、新しい環境を設定することもできます。組織を選択したら、[Component Type (コンポーネント種別)] (2) と [Component (コンポーネント)] (3) を選択します。コンポーネント種別は OmniScript または Integration Procedure のいずれかです。さらに、[Base Version (ベースバージョン)] (4) と [Target Version (ターゲットバージョン)] (5) を選択します。最後に、[Find Differences (相違点を表示)] (6) をクリックします。 

[Differences (相違点)] パネルに、ベースバージョンとターゲットバージョンの相違点が表示されます。ベースバージョンの項目は緑で強調表示され、ターゲットバージョンの項目は赤で強調表示されています。[View Source (ソースを表示)] ボタンをクリックすると、ソース組織のコンポーネントの JSON コードが表示されます。

[Differences (相違点)] パネル

このデータを使用して、OmniScript または Integration Procedure の 2 つのバージョンを 1 つのバージョンにマージできます。 

[Test Console (テストコンソール)] ダッシュボードを使用する

IDX Workbench の [Test Console (テストコンソール)] ダッシュボードでは、選択した組織で Test Procedure を実行してテストの結果を分析できます。

Test Procedure は単体テストを実行する Integration Procedure です。Test Procedure を使用して、Integration Procedure で使用できるアクション (DataRaptor Action、Calculation Matrix Action、Remote Action、Integration Procedure Action など) の単体テストを実行できます。 

[Test Console (テストコンソール)] ダッシュボードには [Options (オプション)] パネルと [Test Results (テスト結果)] パネルがあります。 

  • [Options (オプション)] パネルは実行する Test Procedure を選択するために使用します。
  • [Test Results (テスト結果)] パネルにはテストの結果が表示されます。

[Test Console (テストコンソール)] の [Options (オプション)] パネル

[Options (オプション)] パネルで、[Test User (テストユーザー)] (1) ドロップダウンリストから組織を選択します。各プロジェクトで設定された組織がここに表示されます。または、新しい環境を設定することもできます。組織を選択したら、[Get Tests (テストを取得)] (2) をクリックします。有効な Test Procedure のリストが表示されます。 

実行する各 Test Procedure の横にあるチェックボックスをオンにします。すべての Test Procedure を実行するには、[All Tests (すべてのテスト)] (3) をオンにします。次に、アプリケーション画面の右下隅にある [Actions (アクション)] > [Start Test (テストを開始)] (4) をクリックして Test Procedure を実行します。

[Test Results (テスト結果)] パネル

テストが完了すると、[Test Results (テスト結果)] (1) パネルに結果が表示されます。テストに合格すると、[Status (状況)] に [Success (成功)] (2) と表示され、テストに失敗すると [Status (状況)] に [Failed (失敗)] (3) と表示されます。Test Procedure の JSON コードを表示するには [View JSON (JSON を表示)] (4) をクリックし、Test Procedure ステップの実行時間のグラフを表示するには [View Chart (グラフを表示)] (5) をクリックします。 

Vijay は自分のプロジェクト要件に IDX Workbench を使用する準備ができました。特に気に入ったのは、変更をソース管理にコミットする前に実行の詳細を分析して、単体テストを実行できることです。さらに Vijay を喜ばせるために、もう 1 つの強力なメタデータ移行ツールである IDX Build Tool を次の単元で紹介しましょう。

リソース

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