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Summer '24 で認定 OmniStudio デベロッパー資格を更新する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • OmniStudio DataRaptor から Data Mapper への名称変更を認識する。
  • 組織とプロファイル標準オブジェクトを Data Mapper から削除する。
  • AWS VPC にセキュアな HTTP 発信コールを実行する。
  • 管理パッケージの自動アップグレードを使用する。
  • ドキュメントを代理送信する。
  • 住所項目に簡単かつ正確に入力する。

認定資格を更新する

OmniStudio デベロッパー資格を保有している場合、その認定資格を維持するためには期日までにこのモジュールを修了する必要があります。資格を維持するためのもう 1 つ重要な点は、Trailhead アカウントと Webassessor アカウントをリンクさせておくことです。

この資格の取得を検討している方は、OmniStudio デベロッパー資格を参照してください。

メモ

このバッジは誰でも取得できますが、このモジュールは認定 OmniStudio デベロッパーの有資格者を対象としています。

認定資格の機密を守る

質の高い認定試験を実施し、価値ある資格を認定することは Salesforce の最優先事項です。業界随一と広く認められている認定資格制度を維持するためには、試験のセキュリティを確保し、その機密を保持することが不可欠です。

Salesforce 認定資格プログラムに参加する場合は、「Salesforce 認定資格プログラム同意書」に同意いただく必要があります。詳細は、Trailhead ヘルプ記事「Salesforce 認定資格プログラム同意書および行動規範」に記載の Salesforce 認定資格試験の受験ポリシーを確認してください。

この 1 年間に優れた機能が強化されています。その中でも特に重要なものについて説明します。

OmniStudio DataRaptor の名称変更

Salesforce で DataRaptor の名称が OmniStudio Data Mapper に変更されました。OmniStudio デザイナー、ドキュメント、Trailhead モジュールの機能名と表示ラベルには、改称後の名前が表示されます。名称が変更されても、DataRaptor を使用する API、オブジェクト項目、署名、URL は変更されないため、実装は引き続き期待どおり動作します。OmniStudio Spring '24 リリース以降、新しい名称が表示されます。

カスタマーポータルユーザーが使用する組織およびプロファイル標準オブジェクトを Data Mapper から削除する

現在、管理パッケージランタイムを使用している Salesforce のお客様は、OmniScript と FlexCard で使用される Data Mapper を通して、カスタマーポータルユーザー向けの組織およびプロファイル標準オブジェクトにアクセスできます。Spring '25 以降、カスタマーポータルユーザーは Data Mapper のこれらの標準オブジェクトにアクセスできなくなります。お客様には、OmniScript と FlexCard で現在使用されている Data Mapper で、カスタマーポータルユーザーが使用しているものを確認し、その Data Mapper から組織とプロファイル標準オブジェクトを削除することをお勧めします。これは、Spring '25 の更新後もシステムを正常に機能させるための予防措置です。

対象: この変更は、OmniStudio が有効になっている Enterprise Edition、Performance Edition、および Unlimited Edition の Experience Cloud サイトに適用されます。

対象ユーザー: この変更は、管理パッケージランタイムを使用する OmniStudio のお客様に影響します。

AWS VPC にセキュアな HTTP 発信コールを実行する

OmniStudio Standard で、Integration Procedure の HTTP Action に Salesforce プライベートコネクトがサポートされるようになりました。プライベートコネクトを使用して、OmniStudio 組織から AWS Virtual Private Cloud (VPC) 上で実行される外部サービスにセキュアな発信 HTTP コールを実行します。Integration Procedure の HTTP Action で、プライベートコネクトを使用した AWS への発信ネットワーク接続に指定ログイン情報を指定します。

対象: この機能は、OmniStudio が有効になっている Enterprise Edition、Performance Edition、および Unlimited Edition の Lightning Experience と Experience Cloud サイトで使用できます。

対象ユーザー: この機能は、管理パッケージまたは標準ランタイムを使用する OmniStudio のお客様が使用できます。

理由: Salesforce プライベートコネクトは、Salesforce のファーストパーティデータセンターと Amazon Web Services 間に完全に管理されたセキュアな接続を確立します。Amazon の PrivateLink を使用して、Salesforce 組織を AWS で実行される仮想プライベートクラウド (VPC) に直接接続します。すべてのトラフィックは (Salesforce が完全に管理する) 専用接続経由で転送されるため、VPC が公開インターネットにさらされることがありません。

管理パッケージの自動アップグレード

Spring '24 から、自動アップグレードプロセスに OmniStudio 管理パッケージが追加されました。このプロセスは、年に 3 回 (Winter、Spring、Summer) 新機能が配信される Salesforce の定期リリースサイクルに従っています。自動アップグレードを使用すると、Sandbox プレビュー環境で今後のリリースをいち早く利用できます。

対象: Spring '24 から、自動アップグレードが必須になります。

対象ユーザー: すべての OmniStudio 管理パッケージ

理由: 自動アップグレードにより、Sandbox 環境と本番環境で常に最新機能を利用でき、Sandbox でカスタマイズや新機能をテストできるようになり、パフォーマンス、安定性、セキュリティを改善する定期的なパッチ更新が提供されます。

以前のバージョンのインストールリンクが必要な場合は、サポートチームにお問い合わせください。

ドキュメントを代理送信する

Docusign などのサービスとのインテグレーションでは、代理送信 (send on behalf of others: SOBO) を使用して、あるユーザーが組織内の他のユーザーに代わってドキュメントを送信することができます。この機能により、認証済みユーザーが多数ではなく 1 人になるため、認証が簡素化されます。別のユーザーの代わりに Docusign を送信または署名できるようにする手順は次のとおりです。まず、ユーザーオブジェクトに [Send On Behalf (代理送信)] 項目を作成します。次に、その項目の Send On Behalf (代理送信) 指定ログイン情報をユーザーのページに割り当てます。

  • [Setup (設定)] から、[Quick Find (クイック検索)] ボックスに Users (ユーザー) と入力し、[Users (ユーザー)] を選択します。
  • Docusign ユーザーの [Edit (編集)] をクリックします。
  • [Additional Information (追加情報)] で、先ほど作成した [Send On Behalf (代理送信)] 項目を選択し、代理送信ユーザー指定ログイン情報の名前を入力して、変更内容を保存します。
  • 代理送信ユーザーとしてメールまたは署名を送信できるように設定するユーザーごとに、この手順を繰り返します。

対象: OmniStudio が有効になっている Enterprise Edition、Performance Edition、および Unlimited Edition の Lightning Experience、Experience Cloud サイト、およびすべてのバージョン

対象ユーザー: 標準ランタイムを使用している OmniStudio のお客様。[OmniStudio Settings (OmniStudio 設定)] の [Setup (設定)] で、[Managed Package Runtime (管理パッケージランタイム)] 設定が無効になっています。

方法: 代理送信が可能なときに、OAuth 2.0 指定ログイン情報を設定して Docusign に接続します。次に、代理で送信できるユーザーを選択します。

住所項目に簡単かつ正確に入力する

Google マップデータを使用して OmniScript の住所項目にすばやく入力します。この設定を有効にするには、デザイナーが OmniScript に Type Ahead Block を追加して、Google マップを表示するかどうかなど、Google マップオートコンプリート設定を定義します。お客様、エージェント、その他のユーザーが住所を入力し始めると一致する住所が項目に表示されるため、その中から選択すれば、残りの住所項目に値が自動的に入力されます。

対象: この機能は、OmniStudio が有効になっている Enterprise Edition、Performance Edition、および Unlimited Edition の Lightning Experience と Experience Cloud サイトで使用できます。

対象ユーザー: この機能は、管理パッケージまたは標準ランタイムを使用する OmniStudio のお客様が使用できます。

方法: Google マップ設定はデフォルトで使用できます。デザイナーに Google API キーが必要です。Google マップオートコンプリートを有効にした後で、キーを入力し、プロパティを設定してから、オートコンプリート項目をプレビューします。

リソース

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