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DataRaptor の機能を試す

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • DataRaptor Designer の機能について説明する。
  • 数式や関数の目的を説明する。

DataRaptor Designer の詳細を確認する

DataRaptor を設定する段階になったら、OmniStudio DataRaptor Designer を使用します。このデザイナーには OmniStudio アプリケーションの [OmniStudio DataRaptor] タブからアクセスできます。デザイナーにもタブがあります。次のデザイナータブを使用して、DataRaptor Load で実行する処理を指定します。この単元では、DataRaptor Extract タイプのみを説明し、他のタイプについては後のモジュールで説明します。

  • [EXTRACT (抽出)] タブ
  • [FORMULAS (数式)] タブ
  • [OUTPUT (出力)] タブ
  • [OPTIONS (オプション)] タブ
  • [PREVIEW (プレビュー)] タブ

では、1 つずつ見ていきましょう。 

[EXTRACT (抽出)] タブ

[EXTRACT (抽出)] タブ (1) では、DataRaptor が照会する Salesforce オブジェクトと、そのオブジェクトから返されるデータを選定する検索条件を指定します。 

[代替テキスト: [EXTRACT (抽出)] タブ]

[FORMULAS (数式)] タブ

[FORMULAS (数式)] タブ (2) では、数式を定義します。数式は 3 種類の DataRaptor (Extract、Transform、Load) でサポートされています。数式を定義するときに、その出力を Output JSON (Extract と Transform の場合) または Salesforce オブジェクトの項目 (Load の場合) に対応付けます。

[FORMULAS (数式)] タブ

[OUTPUT (出力)] タブ

[OUTPUT (出力)] タブ (3) では、Extract Step JSON のデータを Output JSON に対応付けます。

[OUTPUT (出力)] タブ

[OPTIONS (オプション)] タブ

[OPTIONS (オプション)] タブ (4) では、DataRaptor を実行する前に項目に対するユーザーのアクセス権限を確認するかどうかなどの詳細オプションを設定します。ユーザーとそのログインセッションに関連するデータについては、[Platform Cache Type (プラットフォームキャッシュ種別)] を [Session Cache (セッションキャッシュ)] に設定し、その他の全種別のデータについては [Org Cache (組織キャッシュ)] に設定します。[Time to Live in Minutes (稼働までの時間 (分))] 設定で、データがキャッシュに保持される時間を指定します。

[OPTIONS (オプション)] タブ

[PREVIEW (プレビュー)] タブ

[PREVIEW (プレビュー)] タブ (5) では、DataRaptor の出力をテストします。入力パラメーターをキー/値ペアとして指定し、[Execute (実行)] をクリックします。結果が [Response (応答)] セクションに表示されます。

[PREVIEW (プレビュー)] タブ

どのタブも優れモノです! では、数式と関数に進みましょう。

関数の使い方を知る

作業中のデータを入力や出力の対応付けよりも複雑な方法で変更する必要がある場合は、関数を使用します。

DataRaptor 関数とは、次のことを行う操作に使用する演算式です。

  • 日時に関するデータを操作する
  • テキストを連結する
  • ロジックに基づいて結果を判断する
  • 比率を使用して数値に演算を実行する

使用できる関数の種類は次のとおりです。

関数の型
該当する関数

数値

 +、-、*、/、^、ROUND

携帯電話の請求書の合計金額を算定するために、送信済みのテキスト件数に 1 件あたりの料金を乗算する。 

集計

SUM、AVG、MAX、MIN

顧客が定額払いプランに登録した場合は、過去 12 か月間に費やした平均額に基づいて支払額を計算する。

論理

OR、AND、IF

顧客が 18 歳未満の場合は「Minor (未成年)」の値を返し、それ以外の場合は「Adult (成人)」を返す。このように動作する関数は、IF(AGE<18, “Minor”, “Adult”) です。

文字列

CONCAT

州と市を並べ、カンマで区切って表示する。

日時

AGE、AGEON、DATEDIFF

TODAY() は今日の日付を返し、NOW() は現在の日時を返す。

この単元では、DataRaptor について詳しく説明しました。覚えておくべき点は、DataRaptor のどの種類を使用した場合でも、データのインテグレーションを迅速に実装し、簡単にメンテナンスできるようになるということです。 

次は、学んだことを実践してみましょう。次の単元では、2 種類の DataRaptor を作成する方法を学習します。

リソース

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