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さまざまな条件付き入力を使用して OmniScript JSON を準備する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • さまざまな条件付き入力に基づいてデータを保存する方法を説明する。
  • DataRaptor Load の入力に使用する OmniScript JSON を準備する。

さまざまな条件付き入力に基づいてデータを保存する

「分岐を使用した OmniScript」モジュールで作成したような、ユーザー入力に基づくガイド付きインタラクションがあるとします。Update Account Primary Contact OmniScript では、ユーザーが既存の主取引先責任者のデータを更新することや、主取引先責任者を別の取引先責任者に変更すること、新しい取引先責任者を作成して主取引先責任者に割り当てることができます。つまり、データが 3 つの方法で更新される可能性があるということです。こうしたオプションを分岐といいます。 

  • 分岐 1: 既存の主取引先責任者のメールアドレスや電話番号を更新する。
  • 分岐 2: 主取引先責任者の名前を変更し、更新された取引先責任者のメールアドレスや電話番号を変更する。
  • 分岐 3: 新しい取引先責任者の名前、メールアドレス、電話番号を入力して、主取引先責任者に指定する。

エンドユーザーがどのオプションを選択した場合でも、更新されたデータが確実に保存されるようにするにはどうすればよいでしょうか?

「OmniStudio DataRaptor」モジュールを修了している方は、OmniScript で更新された情報が DataRaptor Load によって元の Salesforce に戻されて保存されることをご存知かと思います。DataRaptor Load は、変更されたデータでレコードを更新すると同時に新規レコードも作成します。ただし、上記のような場合には、DataRaptor Load を 3 つ構築する必要があります。 

  • OmniScript の分岐ごとに、データを保存する DataRaptor Load が必要です。どの DataRaptor Load を実行するかを判断する Integration Procedure も構築しなければなりません。
  • DataRaptor Load を構築する 3 つの分岐のすべてに完全な Data JSON (JavaScript オブジェクト表記) が必要です。

DataRaptor Load の入力に使用する OmniScript JSON を準備する

[Preview (プレビュー)] を使用して OmniScript を実行すると、インタラクションに必要なデータが入力された Data JSON が作成されます。この OmniScript JSON は、OmniScript の [Action Debugger (アクションデバッガー)] にある [Request Data (要求データ)] ペインに示されます。この OmniScript JSON を、DataRaptor Load の Input JSON として使用します。 

OmniScript を実行して条件結果が表示された場合、そのいずれかの結果の JSON にのみデータが追加されます。DataRaptor Load を構築するためには、3 つの結果のすべてに完全な Data JSON が必要なため、OmniScript の手順を実行して、それぞれの条件入力で JSON にデータを追加します。

では、Update Account Primary Contact OmniScript でこの手順を実行してみましょう。 

[Request Data (要求データ)] ペインに、Update Primary Contact の OmniScript JSON が表示される

[Preview (プレビュー)] タブで、AccountId を ContextId として入力します。[Update Primary Contact (主取引先責任者を更新)] を選択してから、[Next (次へ)] を選択する必要があります。

OmniScript の [Action Debugger (アクションデバッガー)] (1) で、[IPSavePriContactDetails] (2) を拡張し、[Request Data (要求データ)] ペイン (3) のデータをすべてコピーします。

BlkChangePriContact データと BlkCreatePriContact データのどちらもテキストボックスが Null 値 (4) になっています。この点は後ほど説明します。

OmniScript の他の 2 つのオプションもプロセスは同じですが、[Request Data (要求データ)] ペインのすべての JSON をコピーせず、BlkChangePriContact データと BlkCreatePriContact データの Null 値を置換するために必要な JSON のみをコピーします。

主取引先責任者の変更オプションの JSON を表示する方法は次のとおりです。 

  • テキストボックスで BlkChangePriContact データを選択してコピーします。画像の強調表示された部分に示すとおり、4 つのブラケットが含まれていることを確認します。

[Request Data (要求データ)] ペインに、主取引先責任者の変更の OmniScript JSON が表示される。

[Create a new primary contact (新しい主取引先責任者を作成)] オプションの JSON を表示する方法は次のとおりです。 

  • テキストボックスで BlkCreatePriContact データを選択してコピーします。画像の強調表示された部分に示すとおり、2 つのブラケットが含まれていることを確認します。

[Request Data (要求データ)] ペインに、主取引先責任者の作成の OmniScript JSON が表示される。

主取引先責任者の作成オプションの JSON に戻り、BlkChangePriContact データと BlkCreatePriContact データの Null 値を、主取引先責任者の変更オプションや新しい主取引先責任者の作成オプションでコピーした JSON と置換します。 

完全な JSON パス

これで、3 つの新しい DataRaptor Load を構築するための完全な JSON パスが作成されました。DataRaptor Load を構築する前に、OmniScript に接続するための Integration Procedure を準備する必要があります。次の単元ではこの点を取り上げます。

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