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ブリーフケースを作成する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • ブリーフケースを作成し、レコードを追加する。
  • ブリーフケースを派遣作業員またはグループに割り当てる。
  • ブリーフケースを使用するアプリを選択する。
  • ブリーフケースをテストして有効化する。

ここでは、受講者が Salesforce Field Service のシステム管理者であり、適切な権限とライセンスを有しているものと想定しています。ですが、そうでない場合でも、大丈夫です。このまま読み進み、本番組織でシステム管理者がこれらの手順をどのように実行するのかを学習しましょう。ブリーフケースを作成するための適切なデータで設定されていないため、Trailhead Playground で次の手順を実行しないでください。

ブリーフケースを作成して、レコードを追加する

Maria とチームはオフラインブリーフケースの使用を開始する準備ができています。Maria はカリフォルニアの太陽熱温水器設置チームのメンバーのために、最初のブリーフケースを作ることにしました。

まず、ブリーフケースを作成して、名前を付けます。

  1. [設定] で、[クイック検索] ボックスに briefcase (ブリーフケース) と入力して、[Briefcase Builder] を選択します。
  2. 設定ウィザードを起動するには、[新規ブリーフケース] をクリックします。
  3. 一意のブリーフケースの名前と説明 (省略可能) を入力します。この情報は、ブリーフケースが保存された後、システム管理者には表示されますが、ブリーフケースに割り当てられたユーザーには表示されません。
    Maria はブリーフケースに California Solar Water Heater Installers (カリフォルニアの温水器設置作業員) という名前を付けます。[API 参照名] が自動的に入力されることがわかります。[説明] には、Information about solar water heaters available in California (カリフォルニアで利用可能な太陽熱温水器に関する情報) と入力します。
    ブリーフケースの名前、API 参照名、説明が記入されている [新規ブリーフケース] ページ
  4. [次へ] をクリックします。

次に、Maria はオブジェクトをブリーフケースに追加します。Maria は作業指示オブジェクトを追加し、未完了の作業指示だけを表示するように絞り込むつもりです。検索条件を設定して、派遣作業員が確認する必要のあるレコードのみにレコードの数を絞り込みます。これにより、パフォーマンスを向上させ、同期時間を短縮できます。未完了の作業指示の状況には、[新規] または [進行中] があります。

  1. Briefcase Builder で、[オブジェクトルール] の横にある プラスアイコン をクリックし、オブジェクトのリストを表示して、いずれかを選択します。
    Maria は work (作業) と入力して、[作業指示] をクリックします。
  2. 必要な検索条件を入力して、[検索条件を追加] をクリックします。Maria は次の値を使用します。
    • 検索条件: 状況
    • 条件: 次の文字列と一致する
    • 値: 新規
  3. 新しいオブジェクトまたは検索条件に対して、同じ手順を繰り返します。Maria は、次の値を使用して、作業指示の別の検索条件を追加します。
    • 検索条件: 状況
    • 条件: 次の文字列と一致する
    • 値: 進行中
  4. 複数の検索条件がある場合は、検索条件ロジックを入力して、検索条件をどのように組み合わせるかを決定します。
    Maria は 1 OR 2 と入力します。
    オブジェクトと検索条件の値がすべて記入されている [新規ブリーフケース] ページ
  5. [次へ] をクリックします。

ブリーフケースを派遣作業員に割り当てる

Maria は、ブリーフケースをカリフォルニアチームのメンバーに割り当てます。すでにチームごとにロサンゼルスとサンフランシスコというグループを作成しているため、ブリーフケースを両方に割り当てます。派遣作業員は、複数のブリーフケースを参照できます。たとえば、カリフォルニアの技術者である James Clifton は、[California Solar Water Heater Installers (カリフォルニアの太陽熱温水器設置作業員)] というブリーフケースと [General Safety (全般的な安全)] というブリーフケースの両方を参照できます。

  1. Briefcase Builder で [グループ] をクリックします。
  2. グループを選択します。
    Maria はカリフォルニアに 2 つのグループを設定しており、その両方を選択します。
    ロサンゼルスとサンフランシスコが選択されている Briefcase Builder。
  3. [次へ] をクリックします。

アプリケーションを選択する。

ブリーフケースは作業員のモバイルデバイスで閲覧されます。つまり、Ursa Major では、作業員はブリーフケースを携帯電話で参照するということです。iPhone を使用するメンバーもいれば、Android を使用するメンバーもいます。Maria は、その両方が機能することを確認します。Maria はすでに、Salesforce Field Service とモバイル用に接続アプリケーションを設定しています。

  1. Briefcase Builder で、ブリーフケースと関連付けるアプリケーション (複数可) を選択します。
    Maria は、[Salesforce Field Service for iOS][Salesforce Field Service for Android] を選択します。
  2. アプリケーションを [選択済みアプリケーション] リストに移動するには、前向き矢印をクリックします。
  3. [次へ] をクリックします。
  4. ブリーフケースをすぐに有効化する場合は、[有効化] をクリックします。まだ準備ができていない場合は、[保存] をクリックします。

Maria は有効化する前にテストしようとしているため、ブリーフケースを保存します。

ブリーフケースをテストして有効化する

Maria は、ブリーフケースを有効化する前に、正しい数のレコードが含まれていることを確認するために簡単なテストを実行します。 

まず、ロサンゼルスグループに属していることがわかっているユーザー、James Clifton としてブリーフケースを実行し、どうなるかを確認します。

  1. [設定] の [クイック検索] ボックスに briefcase (ブリーフケース) と入力し、[Briefcase Builder] をクリックします。
  2. ブリーフケースをクリックして開きます。
    Maria は [California Solar Water Heater Installers (カリフォルニアの太陽熱温水器設置作業員)] をクリックしします。
  3. [ユーザーとして実行] をクリックします。
  4. 検索ボックスに、ユーザーの名前を入力します。
    Maria は James Clifton と入力します。
  5. ユーザー名をクリックします。
    Maria は [James Clifton] をクリックします。どうやら、取得されたレコード数は正しい未完了の作業指示数のようです。
    James Clifton に対して 117 件のレコードが取得されたことを示している Briefcase Builder。
  6. 今すぐブリーフケースを有効にする場合は、[ブリーフケースを編集] をクリックします。
  7. [有効化] をクリックします。

Maria は最初のブリーフケースを作成して有効化しました。これで、チームが表示できるようになりました。

作業員はどこにいてもレコードを表示できる

James Clifton の携帯電話はシフトの開始時に自動的に同期されます。James は携帯電話を機内モードにしてブリーフケースを確認してみます。そこには未完了の作業指示があり、Maria がブリーフケース内のオブジェクトを使用して作成した新しいフローも表示されています。 

James はチームメンバーの Lamar に、「オンラインやオフライン、上下逆さまでも、あらゆる場所で情報を見ることができて嬉しく」と話し、2 人は興奮した様子で、オフラインで見たい次のような他のレコードのリストを作成します。

  • 各作業員に割り当てられた、1 週間未満に開始するすべてのサービス予定
  • 自身が設置とサービスを担当したアセットに関する情報。
  • 作業指示をクローズする理由のリスト。Ursa Major には、クローズコード障害コードが設定されているオブジェクトがありますが、このオブジェクトは Salesforce Field Service データモデル階層にはありません。ですが、Maria はカスタムオブジェクトとして追加することができます。
  • 同僚のサービスクルーに関する情報。

2 人はリストを Maria に提示します。ブリーフケースの編集、削除、コピーは常時実行できるため、Maria はさっそく作業に取りかかり、ブリーフケースを編集して、上記のオブジェクトを追加し、テストして再度有効化します。チームは、インターネットにアクセスできないときでも、必要なレコードにアクセスできることに大喜びしています。お礼として、チームは Maria に大きなカップでチャイティーを差し入れました。

この単元では、Maria はあるチームのためにブリーフケースを作成し、チームはそれをオフラインで参照しました。その結果、新しい提案が行われ、Maria はそれを実行するためにブリーフケースを更新しました。チームはオフラインのブリーフケースの利点を実感しています。皆さんのチームもいかがですか?

リソース

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