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ページをカスタマイズして Web サイトインテグレーションを引継ぎする

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • ボランティアサインアップフォームをカスタマイズする。
  • Volunteers for Salesforce (V4S) に含まれている他の Web ページを挙げる。
  • V4S との統合に必要な情報を Web 開発者に提供する。

サインアップフォームをカスタマイズする

それでは、Web サイトインテグレーションの最後の仕上げをします。 

これまで表示されていたのは、サインアップフォームに標準で含まれていた項目、つまり、名、姓、メール、会社電話、自宅電話、組織、住所 (郵送先)、ボランティア人数でした。 

ですが、会社電話は不要だからフォームから削除したい場合や、取引先責任者オブジェクトに何らかのカスタム項目を追加したい場合があるかもしれません。 

それらはすべて、Volunteers for Salesforce (V4S) を使用して行うことができます。

取引先責任者またはボランティア時間オブジェクトの任意の項目 (標準またはカスタム) をサインアップフォームに追加できます。これは、ボランティアサインアップフォームで項目セットという便利な機能が使用されているためです。Salesforce では、項目セットとは、Visualforce ページで使用できる項目のグルーピングを指します。サインアップフォームで使用される項目セットは、VolunteersJobListingFS と呼ばれます。

架空の非営利団体 No More Homelessness (NMH) では時として、ボランティアの携帯電話に電話をかけることが必要になります。携帯電話は、取引先責任者の項目であるため NMH のボランティアコーディネーターである Enoch とシステム管理者である Gorav はボランティアサインアップフォームに追加できることを知っています。 

Gorav と一緒に、[携帯電話] 項目を項目セットに追加しましょう。

  1. [設定] で、[オブジェクトマネージャー] タブをクリックします。
  2. オブジェクトのリストから、[取引先責任者] をクリックします。
  3. 左側のメニューにある [項目セット] をクリックします。
  4. [VolunteersJobListingFS] をクリックします。[ジョブリスト] ページ (ボランティアサインアップフォームが含まれているページ) では、この項目セットが使用されます。
  5. [項目セット] ページは、標準の [ページレイアウトの編集] ページのようなものです。同じように、項目を追加、削除、並び替えできます。Gorav は [クイック検索] ボックスに携帯と入力して項目を見つけ、[携帯] 項目をドラッグして [自宅電話] のすぐ下に配置します。
    [携帯] 項目を項目セットにドラッグする
    フォームの設計時には、取引先責任者オブジェクトかボランティア時間オブジェクトの項目のみを使用します。他のオブジェクトも使用可能になっていますが、それらの項目では項目セットの使用によるデータ入力の表示は行われず、実行することもできません。
  6. [保存] をクリックします。
  7. 新規または改善されたボランティアサインアップフォームをテストするには、サイトのテスト時に使用した URL に移動します。(Salesforce サイトの URL の末尾に /GW_Volunteers__VolunteersJobListingFS を追加します。)
  8. サインアップリンクをクリックして、フォームに追加された項目を確認します。Gorav と Enoch は試してみて、[携帯電話] 項目が追加されたことを確認します。
    サインアップフォームの [携帯電話] 項目
メモ

メモ

ボランティア時間オブジェクトの VolunteersJobListingFS 項目セットを更新する必要がある場合は、[設定] で [オブジェクトマネージャー] タブに移動して [ボランティア時間] をクリックし、[項目セット] をクリックします。[項目セット] リストに [VolunteersJobListingFS] が表示されます。

トラブルシューティングのヒント: 項目セットに追加した項目がサインアップフォームに表示されない場合、その項目は Volunteers Site Guest User (ボランティアサイトゲストユーザー) のプロファイルで有効化されていない可能性があります。その場合は、有効化する項目を示すエラーメッセージがページ上部に表示されます。 

項目を有効にする手順は次のとおりです。 

  1. [サイトの詳細] ページの [公開アクセス設定] をクリックします。
    [サイトの詳細] ページの [公開アクセス設定] ボタン
  2. プロファイルを編集して、サインアップフォームに追加する項目へのアクセス権を付与します。(プロファイルの編集についての詳細は、「リソース」セクションにリンクが記載されている「データセキュリティ」モジュールを参照してください。)

その他の V4S ページ

[ボランティアジョブ] リストページとサインアップフォームに加え、V4S には他にもボランティア活動をサポートする便利なページがあります。見てみましょう。

ページ 説明 Salesforce サイトの URL に追加する文字列

[Generic Volunteer Sign-up (ボランティアの一般サインアップ)] ページ

ボランティアは、特定のシフトにサインアップせずに、大まかな関心事項を表明できます。

/GW_Volunteers__VolunteersSignupFS

[カレンダー] ページ

ボランティアジョブのカレンダービューが表示されます。

/GW_Volunteers__JobCalendar

[レポート時間] ページ

ボランティアは、特定のジョブで作業した時間をレポートできます。

/GW_Volunteers__VolunteersReportHours

Personal Site Contact Lookup (個人サイトの個人ルックアップ)

ボランティアは、自分のすべてのボランティア情報を表示するために、自分の個人サイトへのリンクを要求できます。

/GW_Volunteers__PersonalSiteContactLookup

Personal Site Contact Info (個人サイトの個人情報)

ボランティアに自分の個人情報とボランティア情報、近日予定されているジョブシフト、ボランティア履歴が表示されます。

/GW_Volunteers__PersonalSiteContactInfo

各ページはカスタマイズできます。詳細は、「リソース」セクションに記載されている V4S ドキュメントのリンク先を参照してください。

Enoch は、カレンダーページでイベントがどう表示されるかを確認したいと考えています。一緒にこのページをプレビューしてみましょう。

  1. [設定] から、[クイック検索] ボックスに「サイト」と入力し、[サイト] を選択します。
  2. サイトの Salesforce サイトの URL をクリックします。
  3. カレンダーページを表示するには、ブラウザーバーの URL に /GW_Volunteers__JobCalendar を追加します。

これは、NMH が開催するイベントの当月のカレンダービューです。洗練された方法でボランティアに現在の状況を表示し、ボランティアデータを Salesforce に取得できます。

NMH の当月の多くのボランティアシフトが示されているカレンダービュー

Web 開発者に引き継ぐ情報

これで V4S を Web サイトに統合するために必要な作業の 95% が完了しました。サイトの作成、必要な権限とアクセス権の設定、サイトのテスト、サインアップフォームのカスタマイズを行いました。 

残りは何でしょうか?

V4S ページを Web サイトに統合するには、通常、iframe を使用してページを埋め込みます。iframe が何かを知らなくても心配いりません。Web 開発者が知っています。Web 開発者は、少なくとも、サイトに追加するページの URL を知る必要があります。

Enoch は、イベントカレンダーのプレビューを気に入ったことから、そのページの URL も NMH の Web 開発者に伝えました。

次の「YOUR URL HERE」で指定される URL を使用して、HTML のサンプル iframe スニペットを Web 開発者に提供することもできます。

<iframe src="YOUR URL HERE"  frameborder="0" scrolling="false" height="600" width="500"></iframe>

最後に、V4S ドキュメントも提供してあげれば、NMH の Web 開発者も助かります。

これで、NMH は再びボランティアをしたい人やボランティアに関心がある人と共有できる有益なカレンダーを用意することができました。

NMH の Web サイトに埋め込まれたボランティアカレンダービュー

Web サイトの準備ができたところで、次はボランティアとのコミュニケーションとボランティアの参加に関するレポートに必要なツールがあることを確認します。それについては、このトレイルの次のモジュール「V4S でのボランティア管理」で学習します。

リソース

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