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Sandbox を使用して変更を管理する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • トレーニングに Sandbox を使用する。
  • Sandbox でリリースをテストする。
  • 変更を Sandbox から本番にリリースする場合の 1 つのオプションを復習する。

Sandbox を機能させる

Sandbox の設定方法の習得自体は難しいことではありません。ここからはこの便利なツールがそもそもなぜ必要なのかを詳しく説明していきます。

Sandbox はあらゆるテストに適した場所ですが、特にトレーニング、リリースのテスト、本番にリリースする予定の新機能の作成や追加、という 3 つの目的で頻繁に使用するものと思われます。

メモ

Sandbox には https://test.salesforce.com からアクセスできます。ユーザー名の最後にピリオドと Sandbox 名を追加したもの (例: gorav@nomorehomelessness.org.AppTesting) と、Sandbox が作成された日に使用していたパスワードを使用します。

トレーニングに Sandbox を利用する

NPSP や Salesforce の採用を高めるためには適切なトレーニングが重要な役割を担うため、ユーザーをトレーニングするときは、「実践的な練習を行う」という従来の指導法に従うことが大切です。つまり、できる限り実際的なトレーニング環境で実務経験を積むということです。

実際のデータを使用したトレーニングが重要な場合には、Partial Copy または Full Sandbox が向いています。 

それ以外の場合は、サンプルデータを Developer や Developer Pro Sandbox に読み込むことができます。「How I Solved This: Populating Sandbox with Flow (私の解決法: フローを使用した Sandbox への入力)」に、数人の優れたシステム管理者がテストデータを Developer Sandbox に取り込むツールをどのように作成したのかに関する事例が紹介されています。

リリースのテストに Sandbox を利用する

また、Sandbox を使用して、Salesforce や NPSP の最新リリースに含まれる機能を本番組織にリリースする前にプレビューやテストすることもできます。

テストを開始できる時期は次のとおりです。

  • NPSP の新機能は、本番へのリリース開始の 1 週間前に Sandbox にリリースされます。
  • Salesforce Platform のリリースは、本番へのリリース開始の 4 ~ 6 週間前にプレビューが開始されます。

Salesforce Platform のリリースについては、プレビュー期間にわたってプレビュー Sandbox が 1 つ以上あることを確認する必要があります。Sandbox の 1 つをプレビュー Sandbox にするにはどうすればよいのでしょうか? このポイントはリリースの時期に注意することです。 

「リソース」にリンクが掲載されている「Release Milestones Infographic」グループと「Salesforce Sandbox Preview Guide (Salesforce Sandbox プレビューガイド)」を参考すれば、タイムラインを設定し、各自の Sandbox がプレビューに対応しているかどうかを判断できます。また、Trailhead の「リリース準備状況戦略」モジュールや「De-mystifiying the Sandbox Preview (Sandbox プレビューのわかりやすい説明)」動画でも詳細を確認してください。どちらも「リソース」にリンクが記載されています。

NPSP や Salesforce Platform の各リリースの機能の中には、自動的に有効になるものがあります。それ以外の機能は、システム管理者が有効にして使用するかどうかを選択できます。いずれの場合も、Sandbox にプレビューが表示された時点で、次の操作を実行します。

  • 自動的に有効になる機能については、その新機能を試行し、リリース前にユーザーへのトレーニングや通知が必要かどうかを判断します。
  • 有効化を選択可能な機能については、有効にするかどうかを判断し、オンにする方法を確認してから、設定手順を練習します。

Sandbox でリリースの準備を整えておけば、配布される新機能がどのようなものでも、リリース日にすぐ対処することができます。

Sandbox を使用して本番環境に変更をリリースする

Sandbox はまた、独自の新しいオブジェクトやアプリケーション、その他の機能の作成にも適した場所です。最大の長所は、新しい要素の大半を直接本番組織にリリースできることです。

リリースには数通りの方法があります。ここではすべてを確認しませんが、ここで言及しておくべき重要なツールが変更セットです。変更セットを使用すると、新しいオブジェクトやアプリケーションの追加など、Sandbox の [設定] メニューで行った変更を、コードではなく、クリック操作で本番にリリースできます (ただし、データを除きます)。

Sandbox で行った作業を本番組織に移行する場合のすべてのオプションについての詳細は、「リソース」の「変更点のリリース」のリンク先を参照してください。変更セットの使用法や、コーディングを中心とするその他のツールの説明が記載されています。行き詰まった場合には、いつでも NPSP コミュニティに助けを求めることができます。 

次の単元では、NPSP コミュニティと、コミュニティに貢献する方法を説明します。

リソース

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