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NPSP の活用

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 非営利団体での NPSP ツールの使用方法を説明する。
  • NPSP ツールのさまざまな使い方を説明する。

チームへようこそ

NPSP が活動目的の管理にどう役立つかをよく理解するために、架空の非営利団体である No More Homelessness (NMH) を見てみましょう。 

NMH では、非営利団体向け Salesforce を使用して、活動資金集め、プログラム、その他の関係者との関係構築活動を管理しています。この単元では、日常業務で NPSP を重要なツールとして使用している NMH の開発チームに焦点を当てます。

NMH の開発ディレクター Aniyah Thompson と開発担当者 Sofia Rivera は NPSP のプロです。今日は二人が NPSP をどのように使用しているかを見てみましょう。

デスクに座って NPSP で作業する Sofia

メモ

メモ
NMH のチームは以前から NPSP を使用しており、非営利団体向け Salesforce の他のツールやインテグレーションを追加するなど、同団体の業務に合わせて設定されています。実装パートナーまたは Salesforce システム管理者と協力して、NPSP を非営利団体、関係者、活動目的に合わせて調整してください。

大口支援者とのリレーションを管理する

NMH の開発ディレクターである Aniyah は、お気に入りの支援者の 1 人である Lisa Bullard と朝のミーティングを予定しています。 

Lisa とその家族は、NMH の活動を長年に渡って支援してくれている大口支援者です。新しいキャピタルキャンペーンは一般公開前の段階であり、Aniyah はリードである Lisa が支援してくれることを望んでいます。Aniyah はまず、Lisa の関心度を測らなければなりません。

ミーティングの前に、Aniyah は NPSP で Lisa の取引先責任者レコードと世帯取引先レコードを確認しました。Aniyah は Lisa の過去の支援をチェックし、Lisa の生活における重要なリレーションを確認し、過去のやりとりに関するメールやメモを読みました。準備万端でミーティングに臨みます。

Lisa Bullard の取引先責任者レコード

Aniyah は次のステップについてより一層自信を深めてミーティングを終えます。Aniyah はまだ車に乗っている間に Salesforce モバイルアプリケーションを使用して、大口支援商談レコードに簡単なメモをいくつか記録することができます。Aniyah は状況を「評価」から「育成」に変更し、Lisa にフォローアップのメモを送信する ToDo や、大口支援を依頼する計画を立てる ToDo を新規作成します。

年間資金キャンペーンを成功に導く

一方、NMH オフィスでは、開発担当者の Sofia が別の支援者グループである年間資金支援者について考えています。

彼女は新しいメッセージングをテストしたいと考えています。メッセージングが機能するかどうかを確認するために適切な支援者グループを選択する必要があります。幸い、NPSP の過去の支援データやレベルと、他のチームが Salesforce に保存した情報を使用して、最適なテストグループを作成することができます。最も適切な取引先責任者をキャンペーンレコードに追加します。NMH では Salesforce と NPSP を (インテグレーションパートナーの助けを得て) マーケティングオートメーションシステムに接続してあるため、Sofia はテストメールをサンプルセグメントにすばやく送信できます。

キャンペーンレコード

Sofia はメッセージの結果を待つ間、別の ToDo に取り組みます。昨夜、ある理事が年間資金を支援するために自宅で小さなイベントを開いてくれたおかげで、Sofia には Salesforce に入力する小切手の束があります。NPSP の組み込みの支援エントリツールを使用して、多数の商談をすばやく入力できる一括処理を作成します。また、一括処理を使用して、これらの支援を年間資金の同じキャンペーンレコードと一般取引先単位 (GAU) に割り当てることもできます。

助成金提供団体や企業寄贈者と提携する

Aniyah がオフィスに戻ると、NMH が地元の財団のために取り組んでいる助成金申請を確認するランチミーティングの時間でした。

チームは、趣意書に関する財団からのフィードバックを読み、次の動きを考えます。NMH がこの助成金提供団体に支援を依頼するのはこれが初めてではないため、NPSP には蓄積された知識が大量に保存されています。そのデータには、メモ、過去の趣意書や申請書、財団の団体取引先の詳細、財団の職員の多数の取引先責任者レコードが含まれています。

財団との履歴を参照して答えを見つけ、次のステップの計画を立てることができますが、その前にいくつか質問があります。ミーティング中、Aniyah は Sofia が財団のプログラム責任者に電話をかける ToDo を作成し、助成金商談レコードに割り当てることができます。NPSP にはプログラム責任者の取引先責任者レコードがあるため、Aniyah はその取引先責任者レコードを ToDo に関連付けることができます。この関連付けにより、Sofia は電話ややりとりの追跡を容易に行うことができます。

ToDo を含む助成金商談レコード

他の内部チームと連携する

NMH 内のチームのほとんどは Salesforce で作業しており、大口支援者、助成金提供団体、プログラム対象者、ボランティアなど、すべての関係者の 360 度ビューを参照することができます。

それによって NMH の開発チームには次のようなメリットがあります。

  • プログラムチームとボランティア管理チームの両方が Salesforce を使用しているため、NMH の資金調達チームには誰が支援者でありボランティアでもあるかを示すデータがあります。NMH のキャリア開発プログラムでメンターとして働いた経験がある個人に基づいて、現在の支援者と支援候補者をセグメント化できます。
  • すべての支援を Salesforce に記録することで、資金調達チームは財務チームと連携できます。財務チームは会計補助元帳という Salesforce ツールを使用して、NPSP データを会計システムにエクスポートできます。このプロセスにより作業が合理化され、帳簿を締めるときに質問の数が減ります。ただし、NMH がそこまで来るには時間がかかりました。
  • 役員と理事は、NPSP の組み込みのレポートとダッシュボードを使用して、NMH の収益目標への進捗状況を把握できます。開発ディレクターの Aniyah はチームの進捗状況をすばやく共有し、彼女が最も得意とする資金調達活動に戻ることができます。

このバッジでは NPSP について説明しましたが、これはほんの一部にすぎません。 

幸いなことに、NPSP と非営利団体向け Salesforce を使用したジャーニーのあらゆる部分で役立つバッジのトレイルが用意されています。「リソース」セクションを参照して、学習ジャーニーを継続してください。

リソース

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