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非営利基本向けの Salesforce について知る

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • CRM、Salesforce、非営利団体向けの Salesforce を定義する。
  • 非営利団体向けの Salesforce を使用して、非営利団体が活動目的をどのように管理できるかを説明する。

関係を構築し、変化を導く

グローバルな課題が次々と出現する中で、非営利団体の人々は世界をより良い場所にするために日々取り組んでいます。大きな問題に立ち向かい、コミュニティを構築して、果敢な姿勢や思いやりの心を示しています。

テクノロジーを活用すれば、こうした取り組みが容易になるのではないでしょうか?

Salesforce でも非営利団体のリーダーらと協力して、非営利団体向けの Salesforce という非営利団体の業務のサポートを目的とする一連のテクノロジーソリューションを開発しています。

このモジュールでは、非営利団体向けの Salesforce を利用して活動目的を拡大し、重要なデータを収集して、時間やリソースをどこに重点的に費やすかを判断できるようにする方法を詳しく見ていきます。 

大まかな背景と用語を確認する

詳しい説明に入る前に、基本事項を確認しておきましょう。

Nonprofit Cloud の元をたどれば CRM ソフトウェアに行き着きます。CRM は、カスタマーリレーション管理 (Customer Relationship Management) の略です。営利目的の業界用語のように聞こえますが、ちょっと考えれば、このテクノロジーで非営利団体のステークホルダーリレーションも追跡できることに気が付きます。どのような組織でも、CRM テクノロジーをチームのコラボレーション、インサイトの収集、重要な総計値の追跡、組織の内外のコミュニケーションに役立てることができます。

Salesforce では CRM テクノロジーをクラウドで運用するほか、Web ベースでも利用できるようにしているため、ソフトウェアをインストールする必要がありません。したがって、あらゆる種類の企業や組織がこのテクノロジーを迅速かつ簡単に使い始めることができます。

Salesforce は数十年にわたって、非営利団体、教育機関、慈善活動団体などのさまざまな業種に特化した強力なテクノロジーを構築してきました。各団体の協力や助言を得て、世界の大きな問題に取り組むためのソリューションを構築しています。このモジュールで学習するのもそうしたテクノロジーです。Salesforce では、非営利団体の効率的な運営、資金集め、助成金の支給、プログラムの影響の管理、支持者との関係構築に役立つ製品や機能を用意しています。さらに、Power of Us プログラムを提供し、条件を満たす非営利団体が Salesforce を使い始めるのをサポートしています。

非営利団体向けの Salesforce は、非営利団体がその理念に賛同する人々とつながることを目的に構築された非営利団体向けの一連のテクノロジーソリューションです。Nonprofit Cloud を実装すれば、支持者やプログラムの追跡を向上させるための知識を得て、活動目的の達成に向けてこれまでとは異なる効率的な方法で取り組むことが可能になります。

Nonprofit Cloud は Salesforce Customer 360 に非営利団体固有の機能を追加したものです。

非営利団体向け Salesforce のコア製品は、活動資金集め、プログラム管理、ケース管理、結果管理のツールが組み込まれた、Nonprofit Cloud という Salesforce ソリューションです。資金や現物助成金を支給する組織向けに、Nonprofit Cloud のすべての機能に、助成金提供のライフサイクルを管理するツールが加わった Nonprofit Cloud for Grantmaking もあります。

または、Nonprofit Success Pack (NPSP) など、Salesforce にインストールできる多数の管理パッケージから選択することもできます。NPSP では、非営利団体の賛助者、活動資金集め、プログラムデータが整理されます。 

このテクノロジーを各自の活動目的にどう適用できるでしょうか? 次はそれを調べてみましょう。

活動目的を推進する

現在各自の組織で、特に CRM システムを使用していない場合、業務がどのように行われているか考えてみてください。取引先責任者、予定、プログラム、サービス、集めた資金、行動、リソースなど、組織が必要とするあらゆる情報を効率よく追跡する方法を想像できますか?

Salesforce for Nonprofits がお役に立ちます。利点を以下にまとめました。

活動目的を支えるリレーションを管理する。強力な関係を構築し、活動目的に賛同する人々をとりまとめることは、変化に対処していく組織の重要な課題です。CRM があれば、付箋紙、スプレッドシート、各種のデジタルシステムやサービスに点在していた重要な情報が 1 か所に集約されます。情報源が一元化されることで、スタッフが業務で能力を発揮することや、今後のために情報を保存しておくこと、支援者やプログラム参加者と一緒に取り組む業務を合理化することが容易になります。

安全かつ有用なデータからインサイトを得てインパクトを高める。データがすべて 1 か所に集約されていれば、そのデータをよりうまく活用できます。たとえば、月次目標に対する資金の調達度を適切に分析したり、資金提供者のためにプログラム報告書を作成したりできます。作業の振り分けが効率化され、理事会に向けた準備も大幅に簡素化されます。すべてのデータを 1 か所に保存すれば、トレンドやインサイトを深く掘り下げたり、AI ツールをトレーニングしてトレンドやインサイトを表示したりすることができます。

柔軟に変化に適応する。サービスへの需要が急増したらどうなりますか? 現在のプロセスは拡張できますか? 新しいプログラム領域や収入源にすばやく切り替えることは可能ですか? 未来は必ずやチャンスをもたらします。そのチャンスを最大限に活用できる統合システムを備えている組織が発展します。非営利団体向けの Salesforce は、新しいプログラム領域への拡張、新たな種類の支援者リレーションの管理、内部プロセスの自動化など、変化への適応に必要なツールを備えています。

非営利団体向けの Salesforce を活用して、こうした目標を達成するにはどうすればよいのでしょうか? 種類も規模も活動目的もそれぞれ異なる非営利団体には固有のニーズがあることを踏まえて設計された、すぐに使える一連のアプリケーション、ツール、機能、サービス、テクノロジーを利用します。 

Salesforce と非営利団体向けの Salesforce の基本を理解したところで、次の単元では非営利団体用の各コンポーネントを見ていきましょう。

リソース

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