MuleSoft RPA Bot インスタンスの設定とトラブルシューティングを行う
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- RPA Bot Management モジュールの RPA Bot ビューの各要素を理解する。
- MuleSoft RPA Bot を管理する方法を説明する。
- MuleSoft RPA Bot で使用可能なライセンスを変更する。
- 実行結果を使用して失敗したプロセスをトラブルシューティングする。
- 分析パッケージを使用して失敗したプロセス実行をトラブルシューティングする。
MuleSoft RPA Bot を管理する
MuleSoft RPA Bot を作成すると、会社の MuleSoft RPA Manager に自動的に接続されます。RPA Bot を RPA Bot Management モジュールの RPA Bot ビューから管理できるようになります。
MuleSoft RPA Bot ライセンスを割り当てる
Bot には RPA Bot ライセンスと Secure Session ライセンスという 2 種類のライセンスを割り当てることができます。
RPA Bot でプロセスを実行するには、少なくとも RPA Bot ライセンスが割り当てられている必要があります。プロセスをセキュアセッションで実行するには、Secure Session ライセンスが割り当てられている必要があります。
[Licensing (ライセンス)] ボタンをクリックして、MuleSoft RPA Bot のライセンスの表示や変更ができます。会社で使用可能なライセンス数は [RPA Bot] 列のすぐ上に表示されます。
ライセンスが割り当てられていない Bot を使用してプロセスを実行することはできません。Bot で同時に開けるセッションの数は、割り当てられているライセンスの数と同じです。割り当てられた RPA Bot ライセンスの数より多くのプロセスを実行すると、プロセス実行セッションがスキップされる場合があります。
デプロイされた MuleSoft RPA プロセスをトラブルシューティングする
MuleSoft RPA Manager では、すべてのプロセス実行に診断を使用できます。プロセスビューの [Process Run Results (プロセス実行結果)] ページには実行結果のテーブルが表示されます。プロセス実行の [Failure (失敗)] 列で数値をクリックすると、プロセスインスタンスごとに失敗のタイムスタンプとエラーメッセージが表示されます。エラーメッセージでは、エラーが発生したアクティビティステップと失敗の原因が説明されます。
RPA プロセス実装の変更が必要な場合、ビルドフェーズに戻す必要があります。
MuleSoft RPA Manager では、失敗した RPA プロセス実行ごとに分析パッケージが生成されます。分析パッケージをダウンロードするには、次のスクリーンショットで強調表示されているダウンロードボタンをクリックします。
分析パッケージを使用するには、RPA プロセスをビルドフェーズに戻す必要があります。実装を MuleSoft RPA Builder にインポートしたら、分析パッケージをワークベンチにドラッグします。これにより失敗が発生したボットタスク、ワークフロー、アクティビティステップが強調表示されます。エラーの詳細な説明もランタイムとデザインタイムのスナップショットと一緒に表示されます。
ウォークスルー
次のデモ動画で、こうしたタスクを開発者が実行する方法を確認してください。テキストの手順を見ながら同時に実行したい場合は、ウォークスルーの手順を参照してください。
ウォークスルーと課題のクリーンアップ
ウォークスルーを完了したら、クリーンアップ手順に従って、実際には参加する予定のない MuleSoft Meetup イベントの参加登録を取り消してください。次の動画には、このクリーンアップ手順も説明されています。
この単元では、RPA Bot Management モジュールを使用してライセンスの割り当てまたは取り消し、ライセンス割り当ての確認、RPA Bot 状況の監視を行う方法を学習しました。また、失敗した RPA プロセス実行をトラブルシューティングする方法も学習しました。