RPA プロセス開発提案の承認を申請する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

• 候補 RPA プロセスをレビューして編集する。
• 候補 RPA プロセスを承認する。

前の単元では、候補 RPA プロセスを作成して評価する方法を学習しました。次は、そのプロセスを MuleSoft RPA を使用した開発のためにレビューして承認する方法を学習します。

候補 RPA プロセスをレビューして承認する

RPA プロセスを完成させて保存すると、組織内で適切な権限を持つすべての個人がプロセス評価ツールを使用してそのプロセスを開き、承認することができます。そのプロセスは組織の評価済みで削除されていないすべてのプロセスと共にテーブル内に表示されます。これによって、ユーザーはプロセスの開発を承認する前に作業内容を保存して再度アクセスすることができます。さらに、コラボレーターが評価をレビューしてフィードバックを提供することもできます。ユーザーはフィードバックに基づいて評価を修正できます。 

プロジェクトが承認されると、評価は編集できなくなります。 

評価が完了し、会社にとって価値があると確信したら、適切な権限を持つ個人がプロセスを承認する必要があります。そうしないと、プロセスは [Process Evaluation (プロセス評価)] フェーズで停滞したままになります。 

候補 RPA プロセスを承認するには、[Process Evaluation (プロセス評価)] プロセスリストの RPA プロセスの右側にある雲と矢印で示された承認ボタンをクリックします。[Approve a project (プロジェクトの承認)] ウィンドウが開きます。 

候補 RPA プロセスの最終承認を送信するときに最も重要な作業は誰が開発プロセスを管理するかを選択することです。承認済みプロジェクトはプロジェクトマネージャーまたはセンターオブエクセレンスに送信できます。

センターオブエクセレンスを選択すると、そのチームの任意のメンバーが RPA プロセスを取得してプロセスマネージャーになることができます。 

最終承認を送信するときには、RPA プロセスの名前を変更することもできます。RPA プロセスで実行される作業の一般的な説明を記述し、開発チームがビジネスプロセスをすばやく実装するのに役立つ情報があればそれを含めます。

承認情報の入力が完了し、[OK] をクリックすると、プロジェクトの状況が [Approved (承認済み)] に変更されます。プロセス評価は直ちに参照のみに切り替えられます。これはプロジェクト所有者とプロジェクトマネージャーに対しても同じです。

自分がプロジェクトを承認しても、プロジェクトマネージャーが RPA プロセスを却下する可能性があることに注意してください。RPA プロセスは、使用可能なリソースの不足や技術的な理由で却下されることがあります。プロセス所有者は、開発全体を通じて RPA プロセスを追跡し、進行状況や問題発生の可能性などを認識しておく必要があります。 

この単元では、[Evaluation (評価)] フェーズにある候補 RPA プロセスを変更する方法について学習しました。これは自分が RPA プロセス所有者でなくても実行可能で、プロセス評価に協力できることも学習しました。最後に、RPA プロセスの開発を承認する方法について学習しました。次の単元では、プロジェクトマネージャーとして自動化プロセスを開始する方法を詳しく見ていきます。