BPMN ドキュメントを MuleSoft RPA Recorder エディターにマージする

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

MuleSoft RPA Recorder エディターを使用して BPMN ファイルを別のファイルにマージする。
RPA プロセス設計の最終バージョンをパブリッシュして、プロセスをビルドフェーズに移行する方法を説明する。

BPMN 設計ドキュメントをマージする

MuleSoft RPA Recorder で詳細な要件がキャプチャされたため、この情報を RPA プロセスの当初の大まかなスケッチと突き合わせて改良していきます。以下に、改良時の検討事項を示します。

元の BPMN 設計からタスクを削除する。
レコーダーのアクティビティからユーザー要件の詳細をコピーして、元の設計に貼り付ける。
経路を分割したり削除したりする。元の BPMN 設計と MuleSoft RPA Recorder で生成された BPMN 設計を新たな経路で結び付けます。
別のスクリーンショットを取得したり、キャプチャしたキーストロークを変更したりして、記録時に考慮されなかった配置を検討する。

ここで留意すべき重要な点は、RPA Recorder によって実装が加速されることがあっても、完全な実装が自動的に作成されるわけではないということです。また、どの程度のカスタマイズが必要かはユースケースによって異なります。

エディターのコンポーネントを使用して RPA プロセスの BPMN ドキュメントへのマージを促進する

MuleSoft RPA Manager と MuleSoft RPA Recorder エディターのどちらの BPMN エディターも、BPMN ドキュメントを簡単に整理してリファクタリングする同じコンポーネントを備えています。まず、インポートするコンテンツのスペースを確保します。そのうえで、[Load File (ファイルを読み込む)] をクリックして、インポートプロセスを完了します。前述のとおり、BPMN ファイルは、[Edit, Merge and Upload Recordings (記録の編集、マージ、アップロード)] アイコンをクリックして簡単に作成できます。マージした BPMN ファイルを改良し、その結果に満足したら、この RPA プロセスを設計フェーズからビルドフェーズに移行できます。[Publish (パブリッシュ)] をクリックします。表示されたダイアログボックスで、続行することを確認し、[Release to Build (ビルドにリリース)] をクリックします。プロジェクトがビルドフェーズに移行されました。

ウォークスルー

このデモ動画で、MuleSoft RPA Recorder ファイルと BPMN ファイルをマージする方法をご覧ください。テキストの手順を見ながら同時に実行したい場合は、ウォークスルーの手順を参照してください。

多数のエラーが表示されることがありますが、ビルドフェーズで修正できます。RPA 開発者は、MuleSoft RPA Builder にログインし、自動化を実行するためのアクティビティステップを実施して、この次のフェーズに取り組みます。

この単元では、MuleSoft RPA Recorder と MuleSoft RPA Manager のプロセス設計ファイルをマージする方法を学習しました。続いて、RPA プロセス設計の最終バージョンをパブリッシュする方法を習得しました。最後に、RPA プロセスを設計フェーズからビルドフェーズに移行する方法を確認しました。