MuleSoft RPA Manager で RPA プロセスを引き受けて編集を開始する
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- MuleSoft RPA Manager のチームと個人のバックログを確認する。
- 承認済みの RPA プロセスを引き受けて着手する。
チームと個人のバックログビュー
[Team Backlog (チームバックログ)] ビューには、承認され、RPA 設計者に割り当てられる予定の RPA プロセスが表示されています。ここの RPA プロセスは設計者がまだ着手していないため、このフェーズのビューに示されるオプションが限られています。
My RPA モジュールのプロセスにアクセスするには、[My Backlog (私のバックログ)] ビューまたは [Team Backlog (チームバックログ)] ビューのどちらかを選択します。
このビューで RPA プロセスを引き受けると、[Team Backlog (チームバックログ)] ビューから削除され、[My Backlog (私のバックログ)] ビューに移動します。
[My Backlog (私のバックログ)] ビューで [Start automation (自動化を開始)] をクリックすると、RPA プロセスの作業に着手できます。
[Create process (プロセスの作成)] エディターが開き、ここでプロセスを設定します。具体的には、プロセスのカテゴリへの割り当て、プロセスに必要なアプリケーションの割り当て、プロセスチームの編成などを行います。
[Create process (プロセスの作成)] ページへの入力が済むと、ユーザーが RPA プロセスライフサイクルのフェーズに割り当てられます。設計ライフサイクルのフェーズの権限を有するユーザーが [My Backlog (私のバックログ)] ビューに RPA プロセスを表示すると、他のオプションが示されます。
[Start automation (自動化を開始)] アイコンと [Reject (却下)] アイコンが、[Open process (プロセスを開く)] アイコンと RPA プロセスの財務分析を表示するアイコンになります。
この権限を有するユーザーが MuleSoft RPA Manager で BPMN 設計を編集するために [Open process (プロセスを開く)] アイコンをクリックすると、MuleSoft RPA Manager の BPMN エディターに RPA プロセスが開きます。
右上のライフサイクルフェーズトラッカーを見ると、現在 RPA プロセスの設計フェーズであることがわかります。また、[Publish (パブリッシュ)] ボタンも表示されています。このボタンを使用して、RPA プロセスをビルドフェーズに昇格することができます。
RPA プロセスがライフサイクルの後続のフェーズに昇格された後も、ユーザーが BPMN エディターで RPA プロセスを開くことができますが、参照のみモードになります。他方、BPMN ダイアグラムの各アクティビティのドキュメントは引き続き編集できます。
RPA プロセスの BPMN ダイアグラムを再度編集する場合は、[Back (戻る)] ボタンか [Design (設計)] ボタンをクリックして、RPA プロセスをビルドフェーズから設計フェーズに戻す必要があります。
承認済みの RPA プロセスを引き受けて着手する
MuleSoft RPA Manager にログインしたら、[My RPA] ビューを閲覧して、所有する権限で取り組むことができる RPA プロセスを確認します。
このビューから、自身の権限で参照または編集できるすべての RPA プロセスに簡単にアクセスできます。RPA プロセスを引き受けると、または RPA プロジェクトマネージャーによって RPA プロセスライフサイクルチームに割り当てられると、そのプロセスにアクセスできるようになります。
RPA プロセス名のリンクをクリックすると、MuleSoft RPA Manager の BPMN エディターにその RPA プロセスが開きます。
RPA プロセスが新規の場合は、標準のスターター BPMN テンプレートが作成され、表示ラベルのない開始イベントがブランクのボットタスクに接続されています。
この単元では、新しい RPA プロセスを引き受けて、各自の RPA プロセスバックログに割り当てる方法と、各自のバックログで RPA プロセスを見つけて BPMN エディターで RPA プロセスを開く方法を学習しました。次の単元では、BPMN 設計ドキュメントを編集する方法を説明します。