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測定と分析ソリューションの確認

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Marketing Cloud Intelligence のマーケティングにおける独自のメリットとユースケースを挙げる。
  • Google アナリティクス 360 とのパートナーシップやインテグレーションによって可能になる主な機能とユースケースを挙げる。
メモ

Datorama は Marketing Cloud Intelligence と呼ばれるようになりました。

はじめに

次は Marketing Cloud Engagement 測定と分析ソリューションについて解説します。ここでは、Marketing Cloud Intelligence や、Google アナリティクス 360 とのインテグレーションも取り上げます。こうした製品を使用して、あらゆるデジタルチャネルやデバイスのエンドツーエンドマーケティングの効果を測定する方法を学習します。これらの製品は AI を駆使して、データに基づくインサイトを提示し、ブランドとのパーソナライズされたエクスペリエンスを実現します。

Marketing Cloud Intelligence

昨今のマーケターは、毎日さまざまな地域、チャネル、キャンペーンで各自のブランドに関するコミュニケーションを実践しています。カスタマージャーニーを通して、メール、モバイル、ソーシャル、プログラム、検索、Web、CRM、E コマース、販売時点など、さまざまなプラットフォームでオーディエンスにエンゲージしています。パーソナライズされた方法で顧客にエンゲージするために、多種多様なテクノロジーを使用します。こうした中で、途絶したカスタマージャーニーを誘導することも少なくありません。ここでマーケターに必要なのは、マーケティングや顧客のあらゆるデータの信頼できる 1 つの情報源です。つまり、キャンペーンの方向性を定め、顧客エンゲージメントを最適化するために、レコードを保存して顧客のニーズに関するほぼリアルタイムのインサイトを取得できる一元的な記録システムです。 

Marketing Cloud Intelligence があれば、顧客に関するこの種のつながりにおける透過性を実現できます。AI を駆使したインサイトの活用、クロスチャネルのレポート作成の自動化、すべてのマーケティングデータの接続を、1 か所で行うことができます。最後に、アラート、スケジュール、権限を作成してダッシュボードを社内外の関係者と共有できるため、情報の共有やコラボレーションが可能になります。このすべてをまとめれば、マーケティングキャンペーンをほぼリアルタイムで最適化しながら、ROI を向上させ、成長を促進するツールと時間とインサイトがもたらされます。

Marketing Cloud Intelligence を使用して次のことができます。

  • マーケティングのデータソースの接続と統合: AI を駆使して、すべての顧客データを 1 つのビューに統合して合理化し、分類します。
  • AI を駆使したインサイトの視覚化: インサイトをすばやく表示して、チャネルやキャンペーンのパフォーマンスをほぼリアルタイムで最適化します。
  • チャネルやキャンペーン全体のレポート作成: 効率的なワンクリックダッシュボード、カスタム視覚化、共有可能なレポートを作成します。
  • ROI の向上に向けたコラボレーションとアクション: クロスプラットフォームのアラートやアクティベーションを使用して各インサイトをアクション可能にし、キャンペーンを最適化して、ROI を向上させます。

Marketing Cloud Intelligence によって透過性とスピードが向上するため、マーケティング全般のパフォーマンスと影響の測定、レポート作成、最適化を行い、ROI を最大にして成長を促進することができます。

Marketing Cloud Intelligence のユースケース

  • マーケティングキャンペーン全般のパフォーマンスの包括的なビューを生成する。
  • マーケティングのキャンペーンや支出を、コンバージョンや売上などのビジネス成果と結び付ける。
  • すべてのマーケティング活動の ROI を測定する。
  • レポート作成プロセスを合理化し、社内外の連携を図る。
  • さまざまなレベル (CMO 向けの概要レベル、アナリスト向けの詳細レベルなど) のパフォーマンスレポートの作成を自動化する。
  • オーディエンスのセグメントごとにメッセージング、クリエイティブ、チャネルを効率的に連携させる。

Google アナリティクス 360

ブランドが所有する Web サイトやアプリケーションでのユーザー活動を測定してレポートを作成する Google アナリティクスのことは皆さんご存じだと思います。実際、この受講前にあなたが閲覧していた Web サイトを思い浮かべてみてください。そのページでも Google アナリティクスが使用されていた可能性があります。Google アナリティクス 360 は Google アナリティクスのエンタープライズバージョンで、高度な分析を備え、Google の広告製品とのインテグレーションが強化され、Marketing Cloud Engagement とシームレスに統合します。

Web 分析プラットフォームと Marketing Cloud Engagement スタックが密接に関連していることを私たちは認識しています。そのため、オートメーションによって手動の設定を減らし、分析のために同期されるデータの質と量を向上させることで、この 2 つのシステムを用いた作業を簡便にこなせるようにしています。こうした取り組みにより、顧客をより的確にとらえ、データに基づくインサイトを得て、顧客と関係を構築する中で多くの有意義な場面を創り出すことができます。

アナリティクス 360 と Marketing Cloud Engagement のインテグレーションにより、次のことができます。

  • 2 つのシステムを簡単に結び付けて、レポートビューやオーディエンスを共有する。
  • 訪問者が Web サイトやアプリケーションにアクセスした際のサイトの滞在時間、購入、その他の目標コンバージョン数の促進においてジャーニーやメールがどの程度効果的かを理解する。
  • ジャーニーのコンテンツでクリック以外の最大のエンゲージメントを促進するものは何かを見極める。
  • Google 広告や Marketing Cloud Engagement のチャネル全般のマーケティング活動の成功や支出の要因に対する理解を深める。
  • メールや SMS など他のチャネル全般のエンゲージメントに基づく Web エクスペリエンスを最適化する。
  • アナリティクス 360 のオーディエンスをシームレスに共有して Marketing Cloud Engagement でアクティブ化することで、Web やアプリケーションの訪問者との会話を他のチャネルに拡張する。

Marketing Cloud Engagement ジャーニーへのエントリソースとなる Google アナリティクス 360 のオーディエンス

Google アナリティクス 360 のユースケース

  • クロスチャネル分析: マーケティングメール、Web サイト、モバイルアプリケーション活動のパフォーマンスを Marketing Cloud Engagement 内のジャーニー分析ダッシュボードにすばやく表示します。
  • コンテンツのパフォーマンス: 最初のメールクリックの後、顧客の継続的なエンゲージメントを促進するのはコンテンツのどの部分かを把握し、サイトで過ごす時間や Web フォームの記入に要する時間を確認します。
  • マーケティングのアトリビューション: アナリティクス 360 のアトリビューションレポートを Marketing Cloud Engagement のエンゲージメントデータで補強し、どのチャネルや戦術によって成果が最大になるかに関するより包括的で的確なビューを表示します。
  • オーディエンスのアクティベーション: アナリティクス 360 で訪問者がサイト上で行ったアクションと行わなかったアクションを基にオーディエンスを構築し、そのオーディエンスを Marketing Cloud Engagement と共有して、マーケターが該当する個人とやりとりしたり、さまざまなチャネルで再エンゲージしたりできるようにします。

リソース

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