メールの配信到達性の向上

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 配信到達性を向上させる効果的な方法について説明する。
  • メッセージがスパムフィルターで振り分けられることを防ぐ方法を説明する。

配信到達性がすべて

あらゆるメールマーケティングの鍵を握るのが配信到達性です。メールが購読者の大半に届かないのであれば、送信する意味がありません。

ここでは、メールに署名と封をするための、そしてそれを配信して喜んでもらうためのベストプラクティスを説明します。配信到達性とは、いったい何を意味するのでしょうか? これは、メールが送信されてから、受信され、開封されるまでのライフサイクルの全フェーズを表します。

複雑に絡み合った道路。配信中のメールを表しています。

誰からのメール?

インターネットサービスプロバイダーの中には、送信者の名前やアドレスを示さず、送信者アドレスのみを表示するものがあります。送信者アドレスが解読可能な名前ではなく、文字と数字の羅列である場合には、受信者がそのメールを迷惑メールと考えるおそれがあります。こうした誤解を避けるために、送信者アドレスに実際の名前を含めるようにします。

メールの差出人を購読者が認識できるようにする別の手段は、件名行に組織名を追加することです。送信者アドレスと件名行の両方に組織名を含めれば、メールがスパムフォルダに振り分けられる可能性が低下します。

バウンスおよび消去

マーケティングメールを送信すると、送信先のメールアカウントが使用されていないことを警告するバウンスメッセージを時に受け取ります。ここできわめて重要な点は、マーケティングメッセージを送信した後、次のメッセージを送る前に、バウンスされたアドレスをメーリングリストから削除することです。大半のメールマーケティングシステムでは、特定の回数バウンスされたアドレスは送信停止になりますが、1 回のメール送信のバウンス率が 20% を超えると深刻な事態を招くおそれがあります。配信到達性が不良の場合、IP アドレスがブロックリストに載せられたり、シャットダウンされたりすることがあるためです。こうした可能性を排除します。芽のうちに摘み取るのです。

また、古いアドレスや無効なアドレスもメーリングリストから消去することをお勧めします。何か月もメールを送信していない名前やメールを保管しておかないようにします。開かれもしないメールを送信するためにコストをかけてはなりません。

あなたのメールを何か月も開いていない購読者も同様です。連絡禁止リストを使用してメーリングリストから削除するか、連絡先を削除して永久に除外します。こうした人々への連絡にもコストがかかるため、収益性が損なわれます。さらに、苦情につながる可能性が高いものと思われます。Salesforce Marketing Cloud があれば、未エンゲージの購読者や、メールの開封やクリックをしていない購読者を示すレポートを実行できます。

メモ

レポートを実行して結果をトラッキングする方法についての詳細は、Trailhead の「Marketing Cloud のセットアップ」を参照してください。

メールの頻度の管理

もう 1 つのベストプラクティスは、約束どおりに配信することです。月刊ニュースレターを約束したならば、必ず毎月送信します。隔月でも隔週でもなく、毎月届けます。購読者とのコミュニケーションを、個人的で関連性の高い内容にするだけでなく、期待したとおりのものにします。メッセージがこれらの 3 点に該当しない場合は、そのコンテンツを送信してもあまり意味がありません。

メモ

AI の助けを借りることもできます。Einstein エンゲージメント頻度を有効にして、メールアクティビティを評価し、送信するメールメッセージの最適な数を見極めます。 

スパムフィルター

大半のインターネットサービスプロバイダーは、フィルターを使用して正当なメールと迷惑メールやスパムとを振り分けています。スパムのフィルター処理を行う企業は 300 社に上ります。それぞれ使用するフィルタリングロジックが異なりますが、大半のスパムフィルターはコンテンツベースまたはキーワードベースのロジックを使用します。他にも、1 つの送信者からのメールの数量や顧客の苦情をアルゴリズムに組み入れているところもあります。また、スコア方式で、スパム対策フィルターを使用してメッセージの特性 (コンテンツ、数量、応答、送信者) を検証し、スパムの可能性が高いと評価されたメッセージを振り分けるものもあります。

メールの鍵を握るのは配信到達性です。ですから、配信到達性に影響を及ぼす可能性がある点を隅々まで検討し、送信時に活用します!

これで、メールを購読者の受信トレイに確実に配信し、無視しがたい内容で受信者を魅了することができます。それは素晴らしいのですが、そもそもこうした購読者はどうやって集めればよいのでしょうか? これが次の単元のトピックです。

リソース

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