購読者のエンゲージメント
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- 購読者とのやりとりのベストプラクティスについて説明する。
- 購読者と良好な関係を維持する方法を説明する。
顧客の満足度の維持
名前とアドレスの膨大なリストを入手した後に購読者とやりとりすることが、メールマーケティングで最も重要な要素となります。ここでは、満足のいく有益な関係を維持するためのベストプラクティスをいくつかご紹介します。
強制しない
さまざまなオプトイン手段について説明しました。顧客をオプトインに誘い込むことは大切です。ただし、強要されることを好む人はいません。購読者にオプトインしてもらうことが目的であれば、オプトインするメリットを示し、そのプロセスを簡潔にしなければなりません。インセンティブを用意して、メールにサインアップのリンクを目立つように記載し、サインアップフォーム自体を簡潔にします。
インセンティブを示す
行動喚起の場合と同様に、インセンティブを用意して受信者の注意を引きます。行動を起こさせる理由を与えれば、購入する、店舗を訪れる、キャンペーンに参加するといった行動を起こす可能性が高まります。
第一印象を良くする
新しい購読者をどのように取り込むかが鍵を握ります。ブランドに対する第一印象を良くしたいのであれば、そうすべく適切なメッセージを送ります! 相手が心温まる気持ちになり、歓迎されていると感じるようにします。サインアップの直後に、心のこもった Welcome メッセージを添えた確認ページを表示します。続いて Welcome メールを送ります。
Welcome シリーズの設定
1 通の Welcome メールに勝るものは何でしょうか? もちろん、何通もの Welcome メールです! Welcome プログラムでは、購読者に一連のメールメッセージが送られます。この送信は、購読者がメッセージの受信にオプトインした日付に基づきます。たとえば、指定された期間に基づいて、シリーズから Welcome メールと後続の 2 通のメッセージを送ることが考えられます。Welcome プログラムを利用すれば、メールメッセージの開封率やクリック率を最高レベルにすることができます。
コンテンツを慎重に計画する
まず、メールの頻度に対する顧客の期待を見極めます。毎日送信しますか? 週に 1 回にしますか? 月に 1 回ですか? 1 日に何回も送りますか? 購読者はメールの頻度を把握したいと思っています。
次に、コンテンツを考案する際、画像が受信者のメールプログラムでブロックされても、メッセージが適切に伝わるテキストを使用します。そうすれば、主として画像で構成されるメールで画像がブロックされても、メッセージを伝えることができます。
最後に、コンテンツの階層を考慮します。重要性および関連性が最も高い情報をメールの上部に配置し、まず購読者の目に留まるようにします。開いた画面に重要な情報が表示され、情報を求めてスクロールダウンする必要がないようにします。
パーソナライズする
最後に、すべてのメールをパーソナライズします。このモジュールの単元 1 で述べたとおり、パーソナライズ文字列や動的コンテンツを活用します! 自身に対して個人的に語りかけられていると感じた購読者は、エンゲージを続けます。
効果的な件名行を作成し、適切なコンテンツを追加して、配信到達性を向上させ、購読者ベースを獲得する方法を学びました。これで、注意を引き付けて購読者に語りかけるようなメールを送信し、努力に見合うだけの成果をもたらす準備が整ったことになります。
リソース