住宅ローン機能への基本的なユーザーアクセス権を設定する
学習の目的
このモジュールを完了すると、次のことができるようになります。
- 住宅ローン権限セットを割り当てる。
- ローン担当者権限セットと引受人権限セットを作成して割り当てる。
はじめましょう
Cumulus の Salesforce システム管理者である Matt は Sofia と Shah のニーズに応えて、貸付店舗のすべてのローン担当者と引受人が Financial Services Cloud の住宅ローンを使用して住宅ローン申込プロセスを自動化できるように機能を設定します。まず Matt は住宅ローン権限セットを使用して、Sofia のようなユーザーに住宅ローン機能とドキュメントチェックリスト項目に対するライセンスを割り当てます。
- [設定] の [クイック検索] ボックスに
権限セット
と入力し、[権限セット] を選択します。 - [権限セット] 設定ページで、[住宅ローン] をクリックします。
- [割り当ての管理] をクリックして、[割り当てを追加] をクリックします。
- 住宅ローンライセンスにアクセスする必要があるユーザーを選択して、[割り当て]、[完了] の順にクリックします。Matt は Sofia と Shah を選択します。
- [権限セット] 設定ページで、[ドキュメントチェックリスト] をクリックします。
- [割り当ての管理] をクリックして、[割り当てを追加] をクリックします。
- ドキュメントチェックリストライセンスにアクセスする必要があるユーザーを選択して、[割り当て]、[完了] の順にクリックします。Matt は Sofia と Shah を選択します。
高度な住宅ローンユーザー権限セットを作成する
Financial Services Cloud には住宅ローンライセンスとドキュメントチェックリストライセンスが含まれていますが、住宅ローンユーザーには住宅ローンオブジェクトとドキュメントチェックリストオブジェクトの両方に対してさまざまなアクセスニーズがあります。フローを実行したり、Experience Cloud サイトユーザーを作成したりする住宅ローンユーザーもいます。
Matt は Cumulus の各種住宅ローンユーザーに必要なオブジェクトや機能の権限を割り当てるための権限セットを作成します。
- Sofia のようなローン担当者
- Shah のような住宅ローン引受人
ローン担当者権限セットを作成して割り当てる
Matt は Sofia のようなローン担当者に住宅ローンとドキュメントチェックリストの機能へのアクセス権を付与する権限セットを作成します。この権限セットによって、住宅ローンオブジェクト、ドキュメントチェックリストオブジェクト、その他のシステム権限へのアクセス権も付与されます。
- [設定] の [クイック検索] ボックスに
「権限セット」
と入力し、[権限セット] を選択します。 - [権限セット] 設定ページで、[新規] をクリックします。
- 権限セットに
Loan Officer
という名前を付け、[ライセンス] を [なし] に設定し、[保存] をクリックします。 - [Loan Officer (ローン担当者)] 権限セットページの [アプリケーション] で、[アプリケーション権限]、[編集] の順にクリックします。
- [コールセンター] の下の [カスタマーユーザーを管理] を有効にして、保存します。
- [Flow and Flow Orchestration (フローおよびフローオーケストレーション)] で、[Run Flows (フローを実行)] を有効にして保存します。
- 概要ポップアップで、もう一度 [保存] をクリックします。
- [アプリケーション権限] の右にあるドロップダウンリストで [システム権限] を選択し、[編集] をクリックします。
- [System (システム)] の下の [User license to access mortgage in Financial Services Cloud (Financial Services Cloud で住宅ローンにアクセスするためのユーザーライセンス)] と [User license to access the Document Checklist features (ドキュメントチェックリスト機能にアクセスするためのユーザーライセンス)] を有効にします。
- [システム権限] の右にあるドロップダウンリストで [オブジェクト設定] を選択します。
- [設定の検索] ボックスに
ドキュメントチェックリスト項目
と入力し、[ドキュメントチェックリスト項目]、[編集] の順にクリックします。 - [参照]、[作成]、[編集]、[削除] を有効にして [保存] をクリックします。
- 残りの住宅ローンオブジェクトに対してステップ 10 と11 を繰り返します。
- ローン申込人住所
- ローン申込人資産
- ローン申込人申告
- ローン申込人雇用
- ローン申込人収入
- ローン申込人債務
- ローン申込人
- ローン申込資産
- ローン申込財務状況
- ローン申込債務
- ローン申込不動産
- ローン申込所有者
- 住宅ローン申込
- [Loan Officer (ローン担当者)] 権限セットページで、[割り当ての管理]、[割り当てを追加] の順にクリックします。
- ローン担当者権限セットを割り当てるユーザーを選択し、[割り当て]、[完了] の順にクリックします。
住宅ローン引受人権限セットを作成して割り当てる
Matt は Shah のような住宅ローン引受人に住宅ローンとドキュメントチェックリストの機能へのアクセス権を付与する権限セットを作成します。この権限セットによって、住宅ローンオブジェクトとドキュメントチェックリストオブジェクトへのアクセス権も付与されます。
- [設定] の [クイック検索] ボックスに
「権限セット」
と入力し、[権限セット] を選択します。 - [権限セット] 設定ページで、[新規] をクリックします。
- 権限セットに
Underwriter
という名前を付け、[ライセンス] を [なし] に設定し、[保存] をクリックします。 - [Underwriter (引受人)] 権限セットページの [システム] で、[システム権限]、[編集] の順にクリックします。
- [システム] の下の [Financial Services Cloud で住宅ローンにアクセスするためのユーザーライセンス] と [ドキュメントチェックリスト機能にアクセスするためのユーザーライセンス] を有効にします。
- [Save (保存)] をクリックします。
- [Underwriter (引受人)] 権限セットページの [設定の検索] ボックスに
ドキュメントチェックリスト項目
と入力し、[ドキュメントチェックリスト項目]、[編集] の順にクリックします。 - [参照]、[作成]、[編集] を有効にして [保存] をクリックします。
- [Underwriter (引受人)] 権限セットページの [設定の検索] ボックスに
ローン申込人住所
と入力し、[ローン申込人住所]、[編集] の順にクリックします。 - [参照] を有効にして、[保存] をクリックします。
- 残りの住宅ローンオブジェクトに対してステップ 9 と10 を繰り返します。
- ローン申込人資産
- ローン申込人申告
- ローン申込人雇用
- ローン申込人収入
- ローン申込人債務
- ローン申込人
- ローン申込資産
- ローン申込財務状況
- ローン申込債務
- ローン申込不動産
- ローン申込所有者
- 住宅ローン申込
- [Underwriter (引受人)] 権限セットページで、[割り当ての管理]、[割り当てを追加] の順にクリックします。
- 引受人権限セットを割り当てるユーザーを選択し、[割り当て]、[完了] の順にクリックします。
ここまでに Matt が実行したすべての設定は住宅ローン機能を設定するためにシステム管理者が行う基本的な下準備です。これで Matt は次のフェーズである高度なユーザーアクセス権の設定に進む準備が整いました。