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Marketing Cloud Engagement ステータスを確認する

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • Marketing Cloud Engagement インスタンスのステータスを確認する。
  • Marketing Cloud Engagement メール通知を購読する。

Status サイトの概要

再び Warren の登場です。Warren は IT システムスペシャリストで NTO の Marketing Cloud Engagement インスタンスを担当しています。たった今、電話にテキストが表示されました。NTO の Marketing Cloud Engagement インスタンスで問題が発生したようです。

幸い、Salesforce Status サイトで Marketing Cloud Engagement インスタンスの健全性とステータスを確認できます。Status サイトは、Salesforce 製品の可用性とパフォーマンスについての情報を提供します。

Marketing Cloud Engagement は、Sales Cloud のようにノード ID や組織 ID ではなく Marketing Cloud Engagement ID (MID) を使用して健全性データを返します。また、健全性データはデータベースインスタンス別に追跡され、各データベースインスタンスは Marketing Cloud Engagement スタック上で動作しています。Marketing Cloud Engagement スタックとは、データセンターに相当します。つまり、各 Marketing Cloud Engagement スタックには、多くの Marketing Cloud Engagement データベースインスタンスが存在します。

Marketing Cloud Engagement が Salesforce Status サイトに移行する前は、スタックレベルでしか健全性情報を確認できませんでした。このため、Marketing Cloud Engagement データベースの健全性を尋ねるサポートコールが大量に発生していました。現在は、NTO の Marketing Cloud Engagement インスタンスの健全性を数ステップの操作で確認できるようになりました。

Salesforce Status

まず、Salesforce Status サイトに移動します。Salesforce Trust サイトにある Marketing Cloud Engagement のリンクをクリックします。

status.salesforce.com が強調表示されている Salesforce Trust サイトの [システム状況] セクション。

ここには、Marketing Cloud Engagement などの個別製品へのリンクがあります。さらに、Salesforce プラットフォームで発生しているインシデントの情報、実施中のメンテナンスのリスト、最近表示されたインスタンスも表示されています。 

Marketing Cloud Engagement が強調表示された Salesforce のステータスページ。

Marketing Cloud Engagement ステータス

Warren はリストから Marketing Cloud Engagement を選択し、Marketing Cloud Engagement のステータスページに移動します。 

いくつかの Marketing Cloud Engagement データベースを表示した Marketing Cloud Engagement のステータスページ。

このページでは、Marketing Cloud Engagement データベースの健全性を確認できます。各インスタンスの状況は色によって示されます。 

状況の色
状況

インスタンスは利用可能であり、完全に機能しています。

インスタンスのパフォーマンスが低下しています。

インスタンスのサービスが中断しています。

インスタンスはメンテナンス中です。

Warren は、[メンテナンス] リンクを選択して、Marketing Cloud Engagement で現在行われているすべてのメンテナンスのリストを表示することもできます。 

Marketing Cloud Engagement は Salesforce Trust サイトに移動したため、各データベース (DB) の詳細を表示できるようになりました。Warren は、NTO の Marketing Cloud Engagement インスタンスが DB707 にあることを知っているため、[クイック検索] バーにデータベースの番号を入力します。  

データベースの番号が分からない場合は、前ページの [インスタンスの検索] または [ドメイン] 項目に MID を入力することで、NTO が所有するデータベースインスタンスを確認できます。

メモ

メモ: 

MID を調べるには、Marketing Cloud Engagement アプリケーションウィンドウの右上にあるアカウントドロップダウンをクリックします。 

[サービス別の現在の状況] ビューが表示されている DB707 の [現在の状況] ページ。

現在の状況の確認

NTO のデータベースインスタンスは、デフォルトでは [サービス別の現在の状況] ビューで表示されます。このビューでは、Marketing Cloud Engagement インスタンスの健全性をサービス別に追跡でき、データベースのコンポーネントサービスで発生している問題のインサイトを得ることができます。

NTO データベースの現在の状況は緑色です。製品サイトと同様に、インスタンスの状況は色で示されます。 

状況の色
状況

インスタンスは利用可能で、完全に機能しています。

パフォーマンスの問題やサービスの中断には関連しないインスタンス情報があります。

インスタンスは現在メンテナンス中です。メンテナンス中におけるインスタンスへのアクセスの可否に関するメッセージが表示されます。

インスタンスはアクセス可能ですが、利用できない機能があるか、または実行中のサービスで大きな遅延が発生しています。

インスタンスにはアクセスできません。

履歴データの確認

特に問題が見つからなかったため、Warren は [履歴] タブで過去数日間に問題が発生していないかどうかを確認します。[履歴] タブには、Marketing Cloud Engagement インスタンスの各部分 (REST API や SOAP API など) の健全性に関する情報が表示されます。  また、表示する日数も選択できます。

データベースインスタンス 707 の履歴。

メンテナンスログの分析

最後のタブは [メンテナンス] です。[メンテナンス] ウィンドウでは、インスタンスに対して実施された最近のメンテナンスセッションをすべて表示できます。実施されたメンテナンスの種別や、メンテナンスセッションで実行されたサービスを確認できます。Warren は、今日の早い時刻にメンテナンスが行われたことに気付きました。現在の NTO データベースに問題が見つからなかったのは、すでにメンテナンスが実施されたためだと彼は考えました。 

[状況] ウィンドウの [メンテナンス] タブ。

メールの購読

Salesforce システム管理者である Warren は、Salesforce インスタンスの問題やメンテナンスに関する情報を受け取るようにメール通知を購読しているため、Marketing Cloud Engagement インスタンスについても同じ通知を受け取れないかと考えています。もちろん受け取れます。 

インスタンスのメール通知を購読する手順は次のとおりです。

  1. [通知を購読] をクリックします。
  2. 通知を受け取るメールアドレスを入力します。
  3. 確認用のリンクが送信されますので、メールに記載されているリンクをクリックします。

[通知を購読] ボタンが表示された [現在の状況] タブ。

Warren はメール通知にサインアップしたため、以後は NTO の Marketing Cloud Engagement データベースの状況が変化するたびにメールで通知を受け取ることになります。

API の使用

Warren は、アプリケーションプログラミングインターフェース (API) を使用して状況データを別のサイトやページに表示できることを知っています。API は、Swagger REST 参照ページを使用します。 

Warren は Salesforce Trust サイトと Salesforce Status サイトを見直し、NTO の Marketing Cloud Engagement インスタンスが Salesforce インスタンスと同じぐらいスムーズに動作することを確認できるようにしました。 

リソース

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