マーケティングインテリジェンスを使用したビジネスの成長

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • グロースマーケターの役割を説明する。
  • マーケティングの一般的な課題を解決する方法を特定する。

グロースマーケターのご紹介

新種のマーケターが台頭しています。グロースマーケターです。あなたもその 1 人でしょうか? マーケター、財務の達人、データオタクを足して 3 で割ったような人なら、おそらくグロースマーケターでしょう。マーケティングパフォーマンスの向上とビジネスの成長の責任を担っている人もグロースマーケターです。創造的なブランド構築と ROI の目標のバランスを図っているならば、グロースマーケターでしょう。データを使用して、慎重に日々の判断を下し、長期的な戦略を立てている場合も、もちろんグロースマーケターです!

確かにマーケターは常々成長の促進を念頭に取り組んできましたが、そのためのツール (正確にはそれをうまくやるためのツール) を利用できたわけではありません。Datorama のようなマーケティングインテリジェンスプラットフォームを使用できるようになった今、戦略の有効性を実証し、知り得たインサイトに基づいて判断を下し、最終的にはグロースマーケターとして成功を収めるために必要なものを得たことになります。

さらに、こうした状況の変化の兆しとして、多数の有名ブランドが最高マーケティング責任者を最高グロース責任者に改め、組織におけるマーケティングの役割や職務の全体で変化が生じています。ですから、あなたの職務が何であれ、グロースマーケターという新たな職域に踏み込めば、業界が急速に変化しているこの時代に、会社を成功に導くことができます。

データをマーケティングインテリジェンスに活用

かつては、マーケターが時折、少数の限られたデータポイントを遡及的に分析していました。商品の発売や新しいキャンペーンの開始後 30 日間のパフォーマンスを確認するにしても、分析に時間がかかるため、敏速に対応して、ビジネス成果に即座に影響を与ぼすような変更を行うことはできませんでした。ブランドの認知度やアフィニティの測定に至っては、年に 1 ~ 2 回実施するフォーカスグループが主な手段でした。これらの手法はもはや役に立ちません。では、マーケティングインテリジェンスを活用する方法を詳しく見ていきましょう。 

全体像の把握

課題: 成長を目標とする場合には、あらゆるチャネルや市場でのキャンペーンのパフォーマンスをリアルタイムに俯瞰する必要があります。顧客の全体像を把握するためには、データのサイロ化を打破しなければなりません。けれども、適切なツールがなければ、データインテグレーションが複雑なプロセスとなり、時間がかかる可能性があります。

解決策: Datorama のようなマーケティングインテリジェンスツールを使用すれば、どのようなソースのデータもシームレスに結び付けて 1 つのダッシュボードに表示できます。こうしたダッシュボードから、ビジネス目標の達成に役立つ貴重なインサイトや情報が得られます。

予算の透明性の確保

課題: 各レベルで予算がどのように使われているか正確に把握する必要があります。ビジネスの透明性は重要で、クライアントと業界の両方が透明性を求めています。透明性の確保は容易いことではありません。特に、複数の国々にまたがる複数のビジネスユニット、何十ものチャネル、数百種の商品ラインを管理しているのであればなおさらです。従来のツールでは、こうした難題に対処するために時間、技術的な専門知識、そして投資が必要でした。 

解決策: マーケティングインテリジェンスがあれば、データを自動的な方法で収集し、ROI、成長、ロイヤルティといった KPI のあらゆるレベルで現在何が生じているのかを的確に知ることができます。予算全般に対する説明責任を果たし、使用したマーケティングコストを正確に報告するうえで Datorama のようなツールが欠かせない手段になります。 

信頼できる KPI の測定

課題: マーケティングの影響を受けているビジネスメトリクスはどれか、マーケティングが組織全体のビジネス目標にどのような影響を及ぼしているかといった内容を把握するためには、クリック操作でページを確認するだけでは不十分です。(収益、市場シェア、顧客の生涯価値、顧客獲得コスト、離脱、クロスセル、アップセルなどを検討する必要があります)。マーケティングプログラムに、ビジネス全体で達成しようとしていることが反映されている必要があります。 

解決策: マーケティングインテリジェンスを使用すれば、ビジネス全体の関係者がパフォーマンスメトリクスに簡単にアクセスして理解できるようになります。全員が同じツールを使用すれば、利用可能なデータ、データの使用法、マーケティングパフォーマンス全般への影響が共通事項となり、成長促進という目標に向かって協力できるようになります。マーケティングインテリジェンスで追跡するのがコンバージョン、経常収益、市場シェア、その他のどのメトリクスでも、ビジネスがその最終目標である総収益 (または全成長) の増大をサポートする主要な KPI に取り組むことで連携できます。

収益 (または全成長) をサポートする最も一般的な KPI (利益、トラフィック、コンバージョン、維持率、エンゲージメントなど) で構成されているピラミッド。

チーム間の連携の構築 

課題: マーケティングの測定や分析を行うシステムの開発は一度限りのプロジェクトではありません。ビジネスのどのレベルや部門でもチームのコラボレーションが欠かせません。 

解決策: 多くのチームが独自のサイロ化されたユニットで業務を行っていますが、マーケティングインテリジェンスを使用すれば連携が強化され、あらゆるロールや職務のマーケターがデータやアイデアを持ち合って話し合い、ビジネスに有意義な結果をもたらすことができます。こうした連携から、データを重視するチームが結成され、顧客に最高のエクスペリエンスを提供し、ビジネスの成長を促進するためにシームレスに取り組むようになります。 

マーケティング、IT、財務、ビジネス運営とつながり合うチームやロールの相関図。

成長の管理 

課題: リアルタイムに判断を下す必要があります。 

解決策: マーケティングインテリジェンスツールには、マーケティングアクティビティの全体ビューと適切な測定システムが装備されているため、ビジネスの成長を管理する基盤になります。AI 搭載インサイトを使用して、最大限のパフォーマンスが得られるように、キャンペーンや予算の割り当てをリアルタイムで調整できます。あるテレビ広告を大々的に放映している場合、全チャネルのエンゲージメントレベルやメトリクスをすぐさま確認できます。そして、キャンペーンが効を奏している場合は、その戦略を即座に倍増し、効果がない場合はすぐさま方向転換することが考えられます。マーケティングインテリジェンスを積極的に活用すれば、あらゆる情報経路を掌握し、役員がビジネス成果について統一された情報を基に話し合えるようになります。 

リソース