マーケティングインテリジェンスによる分析の変革

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • マーケティングインテリジェンスについて説明する。
  • マーケティングテクノロジの主な用語を定義する。

現代のマーケター

マーケターは毎日、さまざまな地域、チャネル、キャンペーンに及ぶ膨大な数の顧客とやり取りしています。こうした多様なやり取りが、モバイル、メール、Web、POS (販売時点管理)、E コマースなど、さまざまなチャネルで交わされるカスタマージャーニーは複雑さを増しています。マーケティングテクノロジソリューションに幾多もの選択肢がある中で (実際何千種も存在します)、あなたも顧客とつながるために数十種のテクノロジを切り替えているのではないでしょうか? 実際、2019 年には Marketing Technology Landscape Supergraphic (Martech 5000) に掲載されたマーケティングテクノロジソリューションの総数が 7,000 を超えています (ベンダーもほぼ同数に上ります)。以下の掲載数から、2011 年以降ソリューションの数が急増していることがわかります。

マーケティングテクノロジソリューションの数が、2011 年の約 150 種から 2019 年には 7,000 種超に増大しています。そして、マーケターが使用する顧客データソースの数も増大しており、わずか 2 年で中央値が 10 から 15 に跳ね上がっているものと予想されます。ですから、各自のデータを統合しているマーケターや、ましてやデータに 1 か所からアクセスできるマーケターが半数に満たないのも驚くことではありません。

何とかしなければなりません。 

そこで登場するのが、マーケティングインテリジェンスです。マーケティングインテリジェンスは、マーケティングテクノロジ (MarTech (マーテック)) の新しい息吹です。ところで、マーケティングインテリジェンスとは何なのでしょうか? ビジネスインテリジェンス (BI) ソリューションという言葉は聞いたことがあるのではないかと思います。これは、データを最大限に活用して、ビジネスで戦術的および戦略的な判断を下せるようにするツールです。けれどもこれらのツールは、マーケターが各自のプログラムで必要とする数量や速度に対応するよう設計されていません。そのため、マーケターが各自のデータから信頼のおける重要業績評価指標 (KPI) やリアルタイムのインサイトを得られないことが少なくありません。そこで、多くの Fortune 500 企業や何千もの革新的なブランドが、データの分断を解消する目的でマーケティングインテリジェンスに目を向けています。マーケティングインテリジェンスツールは、現代のマーケティングに求められるスピードと俊敏性を備え、マーケターが必要とするデータのインサイトをまとめあげます。 

知っておくべきマーケティングテクノロジ用語

マーケティングインテリジェンスはかなり新しい概念であるため、この進化し続ける分野の用語で、知っていると役立つものをいくつか見ていきましょう。難しい専門用語もわかりやすく解説するので心配いりません。  

  • マーケティングインテリジェンス。マーケター向けに設計された AI 搭載テクノロジの一種で、データを 1 か所で分析して視覚化し、有効にすることができます。解説: このテクノロジによって、データの表示法 (と使い方) が一変し、スマートなマーケティングが可能になります。
  • 一元化された情報源。ありとあらゆる最新データが見つかる場所です。通常は偏りのないサードパーティプラットフォーム (マーケティングインテリジェンスツールなど) で、ビジネスの全域に散在する多数のデータソースをとりまとめます。こうした統一ビューがあれば、顧客のライフサイクルを通して、スマートなインサイトややり取りが促進されます。
  • マーケティングデータの調和。各種のソースからのデータを結び付ける自動的な機能です。データの調和は、アプリケーションプログラムインターフェース (API)、AI 対応データ収集、信頼できるデータモデルを組み合わせて、データの保存方法を標準化します。そのため、複数のソースやチャネルのデータが整理され、一貫性が確保されます。
  • 常に利用可能な最適化。リアルタイムのデータ視覚化、インサイト、有効化により、データをアクセス可能かつインタラクティブで、インパクトのあるものにする機能です。この最終的な目標は、ブランドのパフォーマンス、ビジネスへの影響、カスタマーエクスペリエンスを向上させることですが、その一方で長期にわたって知識やインサイトを蓄積していきます。

今後は、こうした用語が会話に出てきても大丈夫だと思いますか? 用語の中にはすでにご存じのものもあるかもしれませんが、これまでと違う点はマーケティングの分野で使用されることです。マーケターにとって特に画期的な概念となるのが、マーケティングインテリジェンスと一元化された情報源です。かつては、こうしたデータを掌握するためには、特定のテクニカルスキル (IT エキスパートのスキル) と数千時間に及ぶ作業時間が必要でした。マーケターがコードを記述することなく、クリック操作で簡単に使える機能が登場したということは、次のようなビジネスの主要な疑問に的確に答えるために必要な手段を手に入れたことになります。

  • マーケティングのあらゆるコストやアクティビティの ROI はどのくらいか?
  • ビジネス目標に照らして、今後コスト効率を最大化するにはどうすればよいか?
  • 大規模なマーケティングでスマートな判断を促進するにはどうすればよいか?

「もう説明は十分! データをこれまでにないやり方で活用してみたいし、マーケティングインテリジェンスプラットフォームである Datorama で何ができるのか次のセクションで確認したい」と思っているかもしれません (Datorama の機能をまだ目にしたことがない場合は...)。マーケティングインテリジェンスの機能を実際に見たことがある方は、次の単元までもう少し辛抱してください。

Datorama ソリューション

Datorama は、マーケターがレコードやインサイトを 1 つのシステムに集約できるマーケティングインテリジェンスプラットフォームです。Datorama は市場で他に類のない存在であり、世界各地の多数の大企業が信頼を寄せています (代理店を擁する各大手グループも使用しています)。Datorama は一元化されたマーケティングデータ、リアルタイムのインサイト、レポートの自動作成、(ビジネスの内外との) 連携やコラボレーションなどの機能でマーケティングの一般的な課題を解決します。詳細を知りたい方は、「マーケティングのための Datorama」バッジを獲得してください。 

次の単元では、マーケティングインテリジェンスがどのように機能するのか詳しく見ていきます。ビジネス内の成長を大幅に促進することがいかに簡単かがわかるでしょう。

リソース