送信の準備

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 複数の Marketing Cloud 送信種別について説明する。
  • 配信到達性のベストプラクティスを挙げる。

Marketing Cloud 送信

この強力なツールの使用開始準備の一環として、Marketing Cloud アプリケーションで可能な送信種別を確認しましょう。Marketing Cloud アカウントでこれらのアプリケーションのすべてを購入していなくても、心配はいりません。どのような機能があるか理解するだけでも役立ちます。

Marketing Cloud から個々の購読者または購読者のコレクション (リスト、グループ、データエクステンションなど) へのコンテンツの送信を表すために、メッセージおよび送信という語が頻繁に使用されます。Marketing Cloud では、メール (メールアドレスに送信されるメッセージ)、SMS メッセージチャネル (携帯電話番号に送信されるメッセージ)、アプリケーション内受信トレイ (モバイルアプリケーションの受信トレイ内に送信されるメッセージ)、プッシュ通知 (モバイルアプリケーションによって送信されるメッセージポップアップ)、LINE モバイルメッセージングアプリケーションをサポートしています。 

また、Marketing Cloud 送信は、送信定義メールトリガーによる送信という 2 つのカテゴリにグループ化されます。 

  • 送信定義メール: メッセージを送信する購読者と時間を選択する場合は、送信定義メールです。これらは通常、マーケティング関連のメッセージです。Marketing Cloud で送信定義メールメッセージのプロセス全体を管理します。たとえば、会社の従業員に毎月送信されるニュースレターは送信定義メールです。
  • トリガーによる送信: トリガーによる送信は、購読者が実行するアクションに応答して発生します。そのメッセージのコンテンツとインタラクションは定義しますが、購読者がアクションを実行すると自動的に送信されます。多くは、Transactional メッセージです。たとえば、Web サイトで何かを購入した顧客への確認メールの送信はトリガーによる送信です。

Marketing Cloud に深く関わっていくと、ジャーニーも使用します。Journey Builder は、自社のブランドに出会った顧客向けのジャーニーを設計して自動化するために使用する Marketing Cloud の計画ツールです。構成すると、Journey Builder は反応型キャンペーンを自動的に実行します。詳細は、「Journey Builder を使用したキャンペーンの管理」トレイルを参照してください。

配信到達性のベストプラクティス

あなたと会社は、Marketing Cloud で成功するキャンペーンを作成することに多くの時間とリソースを投じています。Marketing Cloud には、効果的なメッセージを作成できるように豊富なリソースが用意されています。メッセージの配信到達性を高めるために、次のヒントを確認してください。

CAN-SPAM 法 (スパム規制法)

まず、米国の CAN-SPAM 法をよく知らない場合は、時間を取って連邦取引委員会 (FTC) がこの法律について提供している情報を確認し、理解してください。CAN-SPAM 法は、Commercial Message の要件を設定し、受信者に送信者からのメールを停止させる権利を与え、違反した場合の厳しい刑罰を詳しく定義しています。Marketing Cloud は購読取り消し要求を処理して、CAN-SPAM 法へのコンプライアンスを維持できるようにします。Marketing Cloud には、CAN-SPAM 法では別個に扱われる Commercial メールと Transactional メールを区別するために使用できる特定の設定もあります(忘れずに前述の「プライバシーおよびデータ保護に関する法律について」トレイルを参照してください)。

Content Detective

メッセージを送信する前にできる最も簡単なことの 1 つは、Content Detective ツールを実行して、メールコンテンツ内の潜在的なスパムトリガーを識別することです。この機能はスパムのフィルター処理ソフトウェアで使用されるロジックを使用して、フィルターをトリガーする可能性が高い単語、語句、およびパターンを識別してから、特定された各問題の解決策を推奨します。たとえば、「100% 無料」や「ここをクリック」のような語は、Content Detective によって問題ありとフラグが付けられます。これにより、送信前にコンテンツを修正できます。

テキストバージョン

Marketing Cloud でメールを作成するときには、一部の購読者が受信トレイで HTML ではなくテキストメールを受信するように設定していることを考慮します。テキストバージョンをプレビューして修正し、そうした購読者も重要なメッセージを受信できるようにします。エディターワークスペースで、[テキストバージョンの編集] または [プレーンテキスト] をクリックしてコンテンツを表示し、調整します。

購読者のプレビューとテスト送信

メッセージを実際に送信する前に、購読者にどう表示されるかを正確に確認したいと思いませんか? メールを作成するときに、[プレビューとテスト] を選択するとメールを購読者が受信する状態で表示できます。これにより、購読者にパーソナライズがどう表示されるかを確認し、メッセージの作成に使用した AMPscript やその他のプログラミング言語を検証できます。メールを自分の受信トレイにテスト送信して、メールクライアントでメールがどう表示されるかを確認することもできます。プレビューやリンクテストの必要に応じてプロパティを変更できる、テスト購読者を作成することさえできます。

IP ウォーミング

新しい Marketing Cloud クライアントで使用するために確保される送信元 IP アドレスには、送信メールの履歴がありません。インターネットサービスプロバイダー (ISP) は、履歴がない IP アドレスから受信したメールを本質的に疑わしいとみなします。これは、ほとんどの新しい IP アドレスからの接続は未承諾のスパムなど迷惑メールを配信しようとするものであることをデータが示しているからです。そのため、大手の ISP や Web メールプロバイダーでは、新しい IP アドレスの送信評価を高めることを推奨しています。このためには、ゆっくりと系統的に少量の送信を行い、徐々に量を増やして望ましいメールをユーザーに送信するようにします。このプロセスを、新しい IP アドレスのウォーミングまたはランプアップと呼びます。

目標は、約 30 日間の望ましい送信履歴とデータを築き、ISP がその新しい IP アドレスからどのようなメールが送信されているかを理解できるようにすることです。Salesforce のお客様が目標送信量を達成するために使用している推奨事項とベストプラクティスを確認することを強くお勧めします。Salesforce ヘルプの「IP アドレスのウォーミング」を参照してください。

Sender Authentication Package

Email Studio の Sender Authentication Package (SAP) は、メールメッセージが対象受信者の受信トレイに到達するのに役立つ製品のコレクションを提供します。

プライベートドメイン
この製品を使用して、メールの送信に使用されるドメインを割り当てます。このドメインは、メール送信の送信者アドレスとして機能します。Marketing Cloud は、Sender Policy Framework (SPF)、Sender ID、DomainKeys/DKIM 認証を使用して、メール送信を認証します。
アカウントブランド設定

この製品は、お客様が選択した認証済みドメインを使用して、アカウントをブランド設定します。また、お客様の認証済みドメインを優先して、リンクおよび画像のラッピングを変更し、Marketing Cloud へのすべての参照を削除します。
専用 IP アドレス
この製品で、アカウントに一意の IP アドレスを割り当てます。Marketing Cloud 経由でアカウントから送信されるすべてのメールでこの IP アドレスが使用されます。この IP アドレスが送信評価の大部分を表します。
返信メール管理
この製品によって、購読者から受信する返信を制御します。不在メッセージやマニュアル購読取り消しの要求に、フィルターを割り当てることができます。

SAP によって、購読者はブランドに親近感を持つようになり、ブランド認知度が促進されます。SAP の機能コレクションを購入して、メールメッセージの配信到達性の向上に役立てる場合は、Salesforce アカウント担当者にお問い合わせください。

効果的なメールの作成戦略についての詳細は、Trailhead の「メールマーケティング戦略」バッジを参照してください。次の単元では、Marketing Cloud 送信の効果をトラッキングする方法を学習します。

リソース

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