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ユーザーとロールの管理

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • 会社の Marketing Cloud Engagement 実装を計画する。
  • 標準 Marketing Cloud Engagement ロールを挙げる。
  • Marketing Cloud Engagement ユーザーを設定する。

実装計画

Marketing Cloud Engagement アカウントの基本的な設定が完了したので、次は誰がどうアカウントを使用するかを計画しましょう。計画しやすいように次の質問とチェックリストを使用します。その後、次の単元で、これらの項目のいくつかを設定する方法を学習します。

アクションプラン
質問
必要なビジネスユニットを識別する。
会社の組織構造はどうなっているか? その構造は Marketing Cloud Engagement の使用方法に影響を与えるか?
各ユーザーと予想される Marketing Cloud Engagement ロールをリストし、該当する場合はビジネスユニットにマッピングする。追加の関係者をリストする。
Marketing Cloud Engagement へのアクセスが必要なのは誰か? 各ユーザーに必要なアクセスレベルは?
Marketing Cloud Engagement と他のシステムおよびサードパーティベンダー間の予想データフローをマッピングする。
Marketing Cloud Engagement を他の Salesforce クラウドまたは外部 CRM に接続しているか?
.csv または .txt 形式のサンプルデータフィードと、データスキーマまたはフィールド名、長さ、型のディクショナリなどを識別する。
Marketing Cloud Engagement で使用するデータフィードとそのデータフィードの使用方法を把握しているか?
購読者にカスタマイズしたメッセージを送信するために必要なセグメンテーションロジックの整理に使用する、市区町村や性別などの購読者属性をリストする。
購読者データをどう整理するか?
Marketing Cloud Engagement レポートの他に、分析のトラッキングに使用する外部プログラムを識別する。
分析をどうトラッキングするか?

Marketing Cloud Engagement ユーザー管理

Marketing Cloud Engagement には、アプリケーションの領域へのアクセスと使用に関する標準のロールと権限が含まれています。ロールにはユーザーに付与可能な権限のセットがパッケージされているため、手作業で個々の権限を各ユーザーに付与する必要がなく便利です。権限は、ユーザーに対象へのアクセス権を付与し、そのアクセス権でできることを決定します。たとえば、ユーザーに対象への参照権限は付与できても、作成権限は付与できない場合があります。

  • Marketing Cloud Engagement 管理者 — このロールは、Marketing Cloud Engagement ロールをユーザーに割り当て、チャネル、アプリケーション、およびツールを管理します。(ヒント: あなたです!)
  • Marketing Cloud Engagement ビューアー — このロールは、Marketing Cloud Engagement でのクロスチャネルマーケティング活動の結果を参照します。
  • Marketing Cloud Engagement チャネルマネージャー — このロールは、クロスチャネルのインタラクティブマーケティングキャンペーンを作成および実行し、Email Studio など特定のチャネルを管理します。
  • Marketing Cloud Engagement セキュリティ管理者 — このロールは、セキュリティ設定を維持し、ユーザー活動とアラートを管理します。
  • Marketing Cloud Engagement コンテンツエディター/パブリッシャー — このロールは、メッセージを作成し、適用可能なチャネルアプリケーションを通じて配信します。

次のようなテーブルをコピーしてカスタマイズし、ユーザーのリストを整理できます。

ユーザー名
メールアドレス
ロール (1 つ選択)
ビジネスユニット


  • 管理者
  • ビューアー
  • チャネルマネージャー
  • セキュリティ管理者
  • エディター/パブリッシャー

特定のユーザーに合うロールが表示されない場合、Marketing Cloud Engagement ではロールのカスタマイズや追加のロールの作成ができます。実際に試してみましょう。

ロールの作成

  1. Marketing Cloud Engagement の [セットアップ] に移動します。
  2. [クイック検索] を使用して、[ロール] に移動します。
  3. すべての標準ロールのリストが表示されます。既存のロールを選択して編集するか、[作成] をクリックして新しいロールを作成します。
  4. 新しいロールに名前を付け、ロールで許可または拒否される権限を選択します。
  5. ロールを保存します。
メモ

明示的に拒否された権限は、常に他のすべての権限をオーバーライドします。権限が明示的に付与または拒否されていない場合、別のロールでその権限が付与されていなければ、Marketing Cloud Engagement によってデフォルトの権限の拒否に設定されます。

ユーザーの作成

ロールの準備が整ったら、Marketing Cloud Engagement にユーザーを追加してロールをそのユーザーに適用できます。

  1. Marketing Cloud Engagement の [セットアップ] に移動します。
  2. [クイック検索] を使用して、[ユーザー] に移動します。
  3. [作成] をクリックします。

ユーザー作成時の具体的なフィールドの入力方法については、Salesforce ヘルプの「ユーザーの追加」を参照してください。そのユーザーのメールアドレスを Marketing Cloud Engagement メール送信で使用できるかどうかとその方法を指定するオプションがあります。タイムゾーン、言語設定なども指定できます。

ユーザー設定

ログイン後、Marketing Cloud Engagement ユーザーは Marketing Cloud Engagement の設定を調整して各自のユーザーエクスペリエンスを管理できます。設定には、タイムゾーン、カルチャーコード (言語)、名前などが含まれます。 

  1. 個々の Marketing Cloud Engagement 設定を調整するには、ユーザー名の下にある [クラウドの設定] をクリックします。
  2. [ユーザー設定] で、[編集] をクリックして、表示名、返信用メールアドレス、タイムゾーン、カルチャーコード (言語) などの項目を変更します。
  3. [デフォルトのログイン設定] で、Marketing Cloud Engagement へのログイン後に自動的に開く Marketing Cloud Engagement アプリケーションを選択します。

[クラウドの設定] インターフェースで、マウスカーソルが [設定] メニューの [クラウドの設定] リンクをクリックしています。

SSO 認証

会社によっては、Marketing Cloud Engagement ユーザーの認証にサードパーティ ID プロバイダーを使用します。そのような場合には、Marketing Cloud Engagement でシングルサインオン (SSO) 認証を有効にできます。SSO 認証を設定するときには、次の点に注意してください。

  • Marketing Cloud Engagement は、SAML 2.0 仕様を使用する ID プロバイダーをサポートします。構成では、Marketing Cloud Engagement 製品をサービスプロバイダー (証明書利用者とも呼ばれる) として信頼する必要があります。
  • Marketing Cloud Engagement 活動の暗号化鍵を作成する必要があります。
  • サービスプロバイダーの手配や構成を行い、キーを作成したら、その ID プロバイダーを使用するように Marketing Cloud Engagement を構成する必要があります。
  • 1 人のユーザーの SAML の有効化をテストしてから、アカウントの他のユーザーを有効にします。1 人のユーザーに対処する方が構成の問題やエラーを適切に解決できます。

詳細な手順は、Salesforce ヘルプの「SAML 2.0 を使用するシングルサインオン認証」を参照してください。

リソース

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