データをマッピングしてハーモナイズする
学習の目的
この単元を完了すると、次のことができるようになります。
- E コマースデータモデルを使用する状況を判断する。
- E コマースデータモデルで使用可能なエンティティを挙げる。
- Ecommerce データストリームタイプを使用してデータをマッピングする。
E コマースデータモデルとは?
E コマースデータモデルは、E コマースプラットフォームから各種のデータを取り込みます。商品カタログ、発注、各注文の購入品目といったレベルのデータが対象です。
E コマースデータモデルは、商品データモデルの拡張で、E コマースデータを中心とする多くのユースケースやデータセットに対応します。このモデルは、注文、注文品目、商品に関連する E コマースデータを記載したフラットファイルに使用できます。また、Amazon セラーセントラル、Amazon ベンダーセントラルインベントリ、Salesforce Order Management (OMS)、Commerce Cloud B2C など、E コマース API コネクタに使用するデータストリームタイプでもあります。
E コマースデータモデルは、次の情報を対象とします。
- 商品カタログ — さまざまな E コマースソースに存在する商品を追跡して分析します。商品カタログを各商品の収益に結び付けます。この関連付けを使用すれば、注文レベルの詳細情報が不要になります。
- 注文レベルのデータ — 収益、税金、発注数量と配送数量、注文レベルの割引など、発注の詳細を経時的に追跡します。
- 注文品目レベルのデータ — 特定の注文で購入された各商品に適用されます。商品レベルのデータや購入日の価格などが該当します。商品カタログにリンクすると、画像、カテゴリ、SKU など、購入した各品目のデータが入力されます。
E コマースデータモデルのエンティティ
下図は、E コマースデータモデルのエンティティを示しています。
Ecommerce Order (E コマース注文) はメインエンティティで、E コマース注文の膨大な情報を扱います。データに注文キーがない場合は、データがアップロードされた日付に基づいて、個々の注文にデフォルト値が作成されます。
他に次のエンティティがあります。
- Product (商品) — Marketing Cloud Intelligence の他のすべてのデータストリームタイプに存在する overarching エンティティです。E コマースデータモデル外のデータセット全体を結び付けることができます。
- Order Items (注文品目) — 注文内の品目に関するエンティティです。E コマースの注文品目に関する詳細情報が含まれます。
- Campaign (キャンペーン) — 複数のデータストリームタイプ内に存在するエンティティです。E コマースデータを Marketing Cloud Intelligence 全体の広告データに結び付けることができます。デフォルトで、キャンペーンデータは広告データに結び付けられていません。
- Client (クライアント) — E コマースで注文を行ったお客様に関する情報が含まれます。個人識別情報は適切に保護されます。
Ecommerce データストリームタイプを使用してデータをマッピングする
E コマースデータを含むファイルをアップロードする場合、Ecommerce データストリームタイプを使用すると、Marketing Cloud Intelligence にデータを正しくマッピングすることができます。手順は次のとおりです。
- データをマッピングするには、最初に前の単元で学習した次の手順を実行してデータストリームを作成します。Marketing Cloud Intelligence で、[接続 & 加工] タブ (1) に移動し、[データストリームリスト] (2) を選択して、[新規作成] (3) をクリックします。
- TotalConnect (Excel や CSV ファイルなどの外部ファイルを使用してデータをアップロードする場合) か、API コネクタのいずれかを使用してデータを取り込むことができます。(このオプションについての詳細は、「Marketing Cloud Intelligence でのデータのアップロード」を参照してください。)前の単元の手順に従ってデータストリームを定義してから、マッピングフェーズに進みます。
- Ecommerce データストリームタイプに切り替える場合は、ページの右上にある [データストリームタイプの切替] をクリックします。[E コマース]を検索して選択します。
タイプを切り替えた場合は、使用可能なフィールドがすべて表示されます。各セクションを展開すると、使用可能なメジャメントとディメンションが表示されます。
この単元では、E コマースデータモデルについて確認し、そのモデルを使用する方法と状況について学習しました。次の単元では、Ecommerce Marketing Insights アプリというもう 1 つの E コマース製品について説明します。