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データエクステンションについて

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • データエクステンションの種別を比較する。
  • 各種のデータエクステンションを適用する使用事例を挙げる。
  • データエクステンションをビジネスユニットと共有する方法を説明する。

データエクステンション

連絡先に関する情報はデータエクステンションに保存されます。データエクステンションとは、連絡先に関するデータのフィールドからなるテーブルです。データエクステンションがスタンドアロンのこともあれば、他のデータエクステンションに関連付けられていることもあります。このデータを使用してクエリを実行したり、情報を取り込んだり、購読者のサブセットに送信したりすることができます。データエクステンションは手動でインポートするか、Automation Studio や Marketing Cloud Engagement API を使用してインポートを自動化することができます。データエクステンションは Contact Builder と Email Studio の両方で使用できますが、データエクステンションの権限、共有、その他の機能は Email Studio に存在します。 

Marketing Cloud Engagement には次の 3 種類のデータエクステンションがあります。

  • 標準データエクステンションは、フィールドのカスタムセットを構築する場合に使用します。
  • フィルター済みデータエクステンションは、既存のデータエクステンションからサブセット/セグメントを作成する場合に使用します。
  • ランダムデータエクステンションでは、ソースデータエクステンションから無作為に購読者を選択できます。

データエクステンションはすべて、送信可能か送信不能のいずれかです。 

  • 送信可能データエクステンションには送信リレーションシップがあり、購読者にマッピングされます。連絡先は送信可能データエクステンションに送信されたときに、[すべての連絡先] に追加されます。
  • 送信不能データエクステンションは、天気、空港コード、注文、商品テーブルなどの参照データで、メールを送信する相手ではなく、メールのパーソナライズに使用します。

Contact Builder の [データエクステンション] ページ。

共有データエクステンション

データエクステンションを共有データエクステンションフォルダーに保存すれば、他のビジネスユニットと共有できます。データ保持ポリシー設定の構成、使用可能なアクションを誰が確認できるかの選択、共有ウィンドウの設定、共有データエクステンションにアクセスできるビジネスユニットの決定などを行うことができます。 

Contact Builder の共有データエクステンションのリスト。

セグメンテーション

セグメンテーションでは、特定の条件やルールを作成して、そのルールをデータエクステンションに適用できます。オーディエンスが大規模な場合、セグメンテーションにより、そのオーディエンスのあるセグメントに的を絞った関連性の高いメッセージを送信して、適切なメッセージが適切な購読者に適切なタイミングで送信されるようにすることができます。データをセグメント化する場合、ランダムセグメントのほかに、フィルター済みセグメントを作成することもできます。

Email Studio で、ランダムデータエクステンションを作成することや、分割関数を追加することができます (分割関数とは、選択したデータエクステンションの購読者を分割し、その購読者をランダムデータエクステンションに配置するものです)。一度に最大 12 のグループを作成し、データエクステンションのセグメントデータにフィルターを適用できます。フィルターは通常、既存のデータエクステンションを更新する場合や、真新しいデータエクステンションを作成する場合に使用します。 

属性グループとデータエクステンション

属性グループを作成するときに名前を付けたら、データデザイナーでデータをリンクさせることができます。各属性グループには、連絡先レコードか他のデータエクステンションのいずれかにリンクされたデータエクステンションで構成されるデータモデルが含まれます。関連するすべてのデータエクステンションを含む属性グループを同時に作成すれば、必要なすべてのデータが適切なグループに存在するようになります。新しい属性グループを作成したら、次の方法でデータモデルを作成できます。

  • 連絡先レコードにリンクされた新しいデータエクステンションを作成する。
  • 既存のデータエクステンションを連絡先レコードにリンクさせる。

ベストプラクティス

  • データエクステンションは必要な場合にのみ作成し、必要なデータだけを取り込みます。不要なデータエクステンションをあれこれ作成すると、ビューが雑然とすることがあります。
  • 選択したデータ型が、取り込むデータと一致していることを確認します。日付フィールドをテキストフィールドとして保存すると、セグメンテーションで問題が発生することがあります。
  • 送信可能データエクステンションのメールアドレスフィールドを 1 つだけにします。
  • フィルター済みデータエクステンションは通常、何らかの条件に基づいて絞り込まれた送信可能データエクステンションです。
  • 購読者キーは必ずテキストとして保存します。

次は、Contact Builder でデータを管理する方法を見ていきます。

リソース

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