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同期データソースの説明

学習の目的

この単元を完了すると、次のことができるようになります。

  • データソースの定義を思い出す。
  • 同期データソースが Marketing Cloud Connect とどのように連携するのかを説明する。

データソース

Contact Builder では、連絡先情報はアカウントのデータソースに保存され、そこで検索されます。Marketing Cloud Engagement アカウント内で、Contact Builder はシステムデータソースとカスタムデータソース (システム定義またはユーザー作成のデータエクステンションなど) を使用します。Contact Builder は、同期データソースを使用して、Sales Cloud や Service Cloud などの Salesforce の他のプラットフォームからデータを取り込むこともできます。Contact Builder に同期されるデータには、それらのプラットフォームで以前に確立されたデータスキーマやリレーションシップも含まれます。

Contact Builder と Marketing Cloud Connect

Salesforce CRM からオブジェクトを選択して同期し、Marketing Cloud Connect を使用してその情報を Marketing Cloud Engagement に取り込むことができます。たとえば、Northern Trail Outfitters アカウントは Marketing Cloud Connect を使用しており、Salesforce Service Cloud アカウントに統合されています。その場合、Marketing Cloud Engagement は Marketing Cloud Connect と同期データソースを使用して、特定のオブジェクトからレコードを取り込み、データエクステンションに挿入します。オブジェクトを選択したら、データを取得するフィールドを選択できます。Web レコードを設定することも可能です。同期スケジュールを使用すれば、一定期間のすべてのレコードを取り込むことができます。同期スケジュールは、更新の有無を Marketing Cloud Engagement がチェックする頻度を定義するものです。人に関するオブジェクトについては特に、オブジェクトを同期することが重要です。同期された連絡先やリードはすべて、たとえメッセージを送信したことがなくても、Contact Builder で連絡先とみなされます。

連絡先オブジェクトを同期する場合は、次の方法で実行します。

  • 同期するフィールドを選択します。
  • どのレコードを取り込んで連絡先のセグメント化に使用するかを選択します。
    • すべてのレコード
    • 特定の日付以降のレコード
    • 特定のフィールド種別が true または false のレコード。
  • データを同期する頻度 (分単位/時間単位) を設定します。

オブジェクトを設定する順序は重要です。同期済みオブジェクトを設定すると、システムでデータモデルの作成が開始されます。このモデルでは、追加データソースを統合する際にオブジェクト間のリレーションシップが競合しないことが保証されます。

Marketing Cloud Connect を使用してアカウントを連携すると、同期に使用できるデータソースが表示されます。同期を開始後に削除することはできません。同期を一時停止することはできますが、データエクステンションはアカウント内に維持されます。完了時に [データソース] にその同期データソースが表示されます。

Marketing Cloud Connect を使用してデータを同期すると、Marketing Cloud Engagement アカウント内に 1 つのデータエクステンションが作成され、同期を選択した各フィールドが 1 つの列として表示されます。同期済みデータエクステンションは、同期済みオブジェクトの名前を引き継ぎ、Salesforce_n というサフィックスを追加します。この n は、複数組織環境で使用される場合のコピーの番号を示します。たとえば、Contact データソースを同期した場合、そのデータソースは Marketing Cloud Engagement アカウントに Contact_Salesforce_1 と表示されます。

同期データソースへのアクセス

どのデータソースにも、オブジェクトの名前と外部 API キーの両方が表示されます。この名前を使用して、情報の検索や、同期済みデータエクステンションの管理を行います。[同期データソース] には初回の同期時の行数が表示され、30 秒ごとに更新されます。

[同期済みデータエクステンション] フォルダーが強調表示された Contact Builder の [データエクステンション] ページ。

ビジネスユニット間の同期済みデータエクステンションのセグメント化

大半のデータエクステンションはセグメント化して、別途送信用のオーディエンスを作成する必要があります。たとえば、Northern Trail Outfitters はあるビジネスユニットと連絡先情報を共有していますが、セキュリティチームはそのビジネスユニットがすべての連絡先情報を参照できることは望ましくないと考えています。システムはデータをセグメント化して共有フォルダーに保存してから、他のビジネスユニットと共有します。

デフォルトでは、同期済みデータを含むデータエクステンションはエンタープライズテナントの最上位に存在します。これらのデータエクステンションを共有フォルダーに移動することはできません。データエクステンションをセグメント化するには、クエリアクティビティかフィルターアクティビティを使用して、同期データソースから情報を入力し、その情報を共有データエクステンションに移動する必要があります。

そうすれば、その情報をテナント内のビジネスユニットと共有できます。ビジネスユニットがデータエクステンションの何を表示できるかに関する権限を設定できます。また、フォルダー自体の共有ルールも設定できます。 

ベストプラクティス

  • Marketing Cloud Connect を使用して、Sales Cloud や Service Cloud のデータを Marketing Cloud Engagement と同期します。
  • クエリアクティビティやフィルターアクティビティを使用して、同期済みデータエクステンションをセグメント化します。

次のステップ

データモデルの構築に進む準備ができたら、Marketing Cloud Engagement Developer Center (Marketing Cloud Engagement 開発者センター) で Marketing Cloud Engagement の詳しいリソースを参照してください。このサイトからシステム管理者や開発者の大規模なコミュニティに参加すれば、アイデアを交換したり、グループに参加したり、サクセスストーリーを読むことができます。

リソース

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